ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

サロマの思い出1

2014年04月11日 20時52分09秒 | マラソン

ランニングをする人にとって
「サロマ湖」といえば100kmマラソン。

1986年に始まったこの大会に、
今まで2回出場をした。
そろそろ3回目をと思っているうちに、
身体を壊し今に至っている。

そんな大会に、今年ジム友が参加をするので
ジムではその話で盛り上がっている。

で、その友達にdoironのその二回の経験を活かして
いろいろとアドバイスをしているうちに、
当時の光景がよみがえってきて、
最近とても懐かしい思いをしているのである。

そういえば、このブログにも
サロマのことはあまり書いていない。

幸い走った当時に記した自分の手記があるので、
それを参考にここに記録しておくことにした。

これからウルトラを目指す人の参考に少しでもなれば幸いです。


第6回 サロマ湖100kmマラソン
1991年7月7日午前5時スタート

この大会に職場の仲間総勢4人で参加した。
大会に出場するにあたって、
練習した最長距離は45キロくらい。

その頃の月間走行距離は200kmぐらいだったと思う。
当時のフルマラソンの自己ベスト記録は
3時間10分13秒でした。

以下は大会での5キロごとのラップと
その時の感想が残っているので記しておく。

 5km 30分29秒

 「気負うでもなくなく、先を争うでもなく淡々とスタート。
朝もやの牧場が幻想的なほど美しい。」

10km 28分46秒

 「横を走っていく応援バスに両手を振って応える。
スピードの誘惑に駆られるが、
完走、完走と自分に言い聞かせキロ6分を維持。」

15km 32分07秒

一緒に参加したメンバーとすれ違う。
トップメンバーは「キロ4分半でもしんどいわ」、
次は「ここから砂利道ですよ」とアドバイスをくれる。
最後のメンバーとは軽く挨拶を交わすだけ。
おたがいに余計な体力は使いたくないと見た。

20km 28分59秒 

五分の一を走り終え、
集団が少しずつばらけはじめる。
いよいよ孤独の旅が始まったぞという感じ。
お楽しみはこれからだ。

25km 30分05秒 

スタートして初めての疲れを感じる。
前を行く女性がしきりに脚にエアーサロンパスを
スプレーするためミストが目に染みた。

30km 30分03秒 

周りを見回すといろんなランナーがいる。
ウォークマン、カメラは当たり前。
中には血圧計を持って測りながら走っている人も、驚いた。

35km 30分56秒

地元の人と並走。
子どもたちが一斗缶をガンガン叩き、
大人は大声で村人総出の応援。
「目指せOO村、初の完走」という声もあり大笑い

40km 33分54秒 

右ひざに痛みが出始める。
意識的にスピードを落としたり、
歩きも入れたりしながら様子を見るも
残り60kmの距離が不安になる。

45km 34分09秒 

フルマラソン通過が4時間22分24秒。
膝がますます痛み始める。
キロ7分を維持しつつ、
歩きも入れストレッチを入念に行うが効果なし。

50km 31分59秒 

ウルトラへの入り口50kmを目指してひた走る。
どうせ何をしても痛みが取れないので、
それならばとリタイア覚悟で力走した。


さて、やけっぱちのスピードアップが
吉と出るか凶と出るか。続きは次回。