ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ドジ旅日記柳生一族の陰謀編1

2013年12月07日 20時59分29秒 | ウォーキング

さあさあ、ついに始まるドジ旅日記
ジダンブログとの完全コラボ企画です。
ジダンの方には
多分、もう今頃は3話くらいは
アップされているでしょう。
doironのはここからです。
冬の夜長に時間のある人は
よってらっしゃい見てらっしゃい。



出演者

主演 ジダン&doiron
奈良の皆さん
柳生街道の皆さん
笠置の皆さん
奈良の鹿さん

脚本 doiron
監督 doiron

衣装提供・・・もういい?

でははじまりはじまり

その1 のっけから陰謀にはまったかの巻

剣豪で知られる柳生十兵衛。
名前は多くの人が知っているが、
その実態はとなると
たいていの人が良くわからない人物であろう。

doironも今回の街道旅をするまでは
彼のことをよく知らなかった。

柳生家とは、
そして柳生一族の陰謀とは
どんな陰謀であったのか。

まるでそんな激動の歴史を
凌辱するかのような街道旅を、
doironの「ド」と
ジダンの「ジ」からとった
「ドジ旅日記」として
赤裸々に綴るブログがいよいよ始まる。

徳川家光を
三代将軍の座につかすべく、
柳生新陰流の兵法を駆使し
陰謀の限りを尽くした柳生一族。

今回の旅は奈良駅から
その柳生一族の里である
柳生の里に向かい、
さらに笠置まで歩こうとするものであった。

ジダンとメールで交わした打ち合わせでは、
午前6時50分発の電車で行きましょう
ということになっていたので、
当日朝眠い目をこすりつつ
南海本線松ノ浜駅に向かったdoironなのであった。

待ち合わせは駅というだけで、
駅のどこにという指定がなかったため、
とりあえず1本しかない駅の
ホームに上がっていくエスカレーターの上で
待っていれば見落とすことはないだろうと思い、
そうすることにした。

上のホームで待ってると、
下からエスカレーターで上がってくる人は
まず頭が見え、顔が見え、
徐々に全身が姿を現すのを
見届けることになる。



電車が来るまであと5分。

すると・・・見えてきました、
おなじみのあの頭。



「タオルは現地で巻くのか」
と思った次の瞬間、
現れた姿は坊主頭の中学生だった。

違った。

もしや柳生街道だけに、
剣豪の姿でやってくるわけではあるまい。
などと考えていたら、
電車がもう近づいてきた。

あれ?あれ?来ないぞ。
とエスカレーターをにらんでいるうちに
電車がホームに滑り込んできたではないか。

その時ふと気がついたのが
エレベーターの存在だ。
もしかしてエレベーターで上がったのかも、
それとも先に駅についてて、
先頭車両あたりから乗るのかも
とめまぐるしく頭を回転させたあげく、
ドアが開いたのでとりあえず乗ることにした。

乗ってから電話をすれば
電車の中で会えるだろうと思ってのことだ。

ドアが閉まって、まだすいている車両を見通しても
ジダンの姿は見えない。
頭さえ隠さなければ、
いくら尻を隠しても
見つけられないはずはないさ。
きっとシートと同色のタオルを
頭に巻いて身を隠しながら
doironに忍び寄っているに違いない



すぐにあばいて見せようぞと
さっそく電話をしてみると・・・出ない。

ん~、これはどういうことだ、
もしかして日にちを間違えたのか
と思って確認したがあっている。

どうしよう。雲隠れの術を破れないぞ。
とりあえず難波まで行ってみるか、
出張帰りで街道に直行ということかもしれないし、
などと事態が呑み込めないまま座っていると、
携帯が鳴った。

開口一番

「すみません」の声。



自分で時間を決めておきながら、
ボケたことに時間を勘違いしていましたとのこと。

近鉄難波発の奈良行に乗りますから、
そのホームの一番前で待っていてください、
との密書メールもその後で届いた。
雲隠れの術ではなく、
のっけから彼は
すでに我ら二人を神聖なる街道に近づけたくないという
「柳生一族の陰謀」にはまってしまっていたのだ。

その時、車窓から遠く眺めた東の空、
行く手に渦巻く暗雲が



一瞬見えたような気がしたdoironなのであった。