大晦日恒例のうどん打ち。
今年も行った。
世間ではこの日に
「年越し蕎麦」を食べるという習わしがある。
なんでも、蕎麦のように
「細く長き生きるため」だという。
でもねえ、どうせ願うなら
「細く」でなくてもいいんちゃうん?
doironは「太く長く生きる」ために
今年もうどんにしました。
(髪の毛もやな)
例年、doironが打つうどんは
コシが強すぎる
(あ、腰も強くという願いもありか)
と思わないでもなかったので、
今年は中力粉4に対して
薄力粉を1の割合で混合してみた。
薄力粉を入れるとコシが柔らかくなるのかというと、
それはわからない。
何となくそんな気がするだけで根拠はない。
でも昨年からそれはそう考えていたのだ。
そうして一年越しの壮大な構想に基づく、
恒例のうどん打ちが始まった。
使った粉はこれとこれ。
合計500gの粉をスーパーの袋に入れる。
あ、この時できるだけ強そうな袋に入れるのがいい。
あとで足で踏んだりするのでね。
doironはG務スーパーと
K商の袋を使用している。
その粉の入った袋に、
水225ccに塩25gを溶かした塩水も投入する。
この時の量は、できるだけ正確に測っておくことが望ましい。
そして袋ごとモミモミし、
そぼろ上になったら口を固く縛って1時間以上寝かす。
小麦粉は親水性があるので、
この時間にじんわりとなじむわけだ。
この方法であれば、
ここまでほとんど手も汚れることはないため、
中断してもすぐに別の用事ができるのがいいところだ。
合間にしめ縄をつけたり、
門の松飾もセットしたりと
着実に迎春の準備を進めていける。
そうして1時間が過ぎると、
さていよいよそば打ちのメインイベント
「足ふみ」の開始である。
念のためスーパーの袋を二重にして、
足で踏んでこねていく。
この時、袋の口は決して縛ってはいけないよ。
縛ると踏圧で瞬く間に破れますから。
踏むリズムは、
「365歩のマーチ」か「森のくまさん」がよろしいようだ。
(別に歌わなくてもいいけど・・・)
そうして、ある程度平たく伸びたら
袋の中で巻いて丸めてかたまりにし、
再度踏む。踏むべし!踏むべし!
この作業を7ラウンド繰り替えしたところで、
最後はちょっとひしゃげた程度の玉型に形を整え、
再度袋に入れまた1時間以上寝かす。
うどんは寝かせてナンボ。
まさに「寝るうどんは育つ」というわけだ。
で、その合間にまた近所のスーパーに買い出しに行き、
帰ってきてから伸ばす作業に入る。
大晦日は忙しい。
伸ばす作業は、テーブルの上に
白い透明なごみ袋(もちろん未使用)を広げてやると、
テーブルや床が白い粉で汚れることが少なくて有効だ。
丸い麺棒で転がす方向をこまめに変えつつ、
厚さが3mm程度になるまで伸ばす。
を、こうして
ある程度伸びたところで、
打ち粉をまぶしてやると、
あとの作業がスムーズになる。
伸ばし終わったら、
折り目が重ならないように屏風に畳んで、
最後の作業である「切り」に入る。
うどんはゆでると膨らむので、
できるだけ細い目にしておくのがよい。
切り終わったら、
麺同士がくっつかないように
素早くほぐして整えて、
一人前ずつ袋に入れて作業終了。
じゃーん。
これが今年のうどんだあ。
夜には年越しうどんにしていただきました。
これで大晦日の恒例行事が終わり。
今年も一年、こんなブログにお付き合いいただき
ありがとうございました。
来年はもう少し走ることなんかも書けたらなあ
なんて思いつつ、
2013年の365話目を終えたいと思います。
来年もよろしくお願いします。よいお年を~