ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

指きりげんまん

2011年04月13日 22時18分11秒 | 生活

桜が咲いたら、今年も夜桜を見に行こうと、
スーちゃんと約束をしていた。

記憶力の乏しい老いた頭でも、
昨年一緒に見に行った夜桜のことは
忘れていないようでした。

しかし、運命は無情なもので、
今年は両父親の入院があり、
これまでのように不安を抱えながらも
家で過ごす春盛りの日々を、
今年は施設で迎えることになったため、
夜桜花見の約束は果たせなくなった。

親父の入院にともなう緊急の措置とはいえ、
離れて暮らす不安はいかばかりだろうと思うと、
心が震える。
普段のショートステイでも
1週間も行くと、QOLが低くなる身で、
2週間の滞在に耐えられるだろうか。
行けるときには顔を出してあげようと
思っているものの、
それもなかなか病院めぐりや
義母のお世話でなかなかままならない。

願わくば、
ひたすら強く耐えてくれることを
願うばかりだ。

夜もそんな親たちのことを思うと、
不安が募る。
子としてしてやれることはしてやれているだろうか。
生かされた身で、
こんな程度のことしかしてやれなくて
これでいいのだろうか。
もっと火だるまになって、
介護と向き合わなくていいのだろうか。

自責の念が次々と押し寄せてくる。

せめて夜桜の下で、
「今年もきれいに咲いたな」
「来年もきっと見に来よう」
と声をかけてあげられたら、
気持ちも少しは軽くなるのにな。

急に寒くなったり、
雨が降ったりと、
花冷えの時候は桜にとって
受難続きではあるけれど、
せめてスーちゃんが帰ってくるまでは
散らないでほしいと、
かなわぬ願いとわかりつつ、
それでも願わずにはおれない毎日なのだ。

来年こそは必ず行こう。

指きりげんまん!