ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

不安定なグー

2011年04月14日 22時21分53秒 | 生活

両親が入院と介護で不在となり
生活のリズムが狂っているのは
doironだけではない。
愛犬「グー」も近頃行動がなんだか
穏やかではない。

そもそも、グーは
昼間は必ず親父に寄り添っていた。
また、夜は夜とて
親父とひとつ布団で寝てもいた。
もちろん、その隣にはスーちゃんも寝ていたわけだ。
それが今は、一日中
ひとりで家でじっとみんなの
帰りを待ち、
夜は、寝る習性のついたベッドで
ひとり寂しく寝ている。

そういう暮らしが始まった頃は
doironやミセスdoironが帰宅した時には
気も狂わんばかりに喜んだ。

かといって、doironと寝る習性を
つけたら
ずっとそうなってしまいそうなので
相変わらず夜はひとりで寝ているのだ。

朝、起きていくと
これも最初の頃は
喜んで「おはよう」と態度で
示してきた良い子だったのだが
近頃は、ひとり寝がよほど
寂しくなってきたんだろう。
doironがいる2階に
しきりに上がってこようと
するのだ。
なので
階段に簡易な扉をつけて
それを阻止している。
元々、主に似て腰の悪いグーなので
階段を登るという行為は
腰に負担がかかるのでさせたくない
という思いもあったし、
そんな習性をつけてはいけないという
しつけの面もあった。

そしたらようやく
最近は2階に上がるのは
あきらめたようなのだが、
起きていったときの態度にも
異変が見られるようになった。

以前は尻尾をふって甘えてきたのに
近頃は、あごを床につけて
「おはよう」と声をかけても
プイと横を向くようになった。

つまり、すねているわけだ。

やがて朝食を摂るころになると
ようやくトコトコと台所にやってきて
足元にゴロンと座りはするんだけどね。
あきらかに態度は
すねているとしか言いようがない。

グーのいじけた態度が
募ってきた頃の昨日、
家に帰ると、階下に姿が見当たらず
どこに行ったかと探していると
2階からクンクン声がしてきた。

やりおったか!と
おそるおそる二階に上がってみると
すねた態度は一変し
しきりに甘えてくる。
これはおかしいぞと部屋に入ってみて

びっくり

服は広げまくり
ティッシュは中身を箱から引っ張り出して
部屋中に散乱している。

「こらっ!これはなんや?」

起こると、首を垂れて
申し訳なさそうにすると同時に
顔は半分笑っている。

もうそんな姿を見ていると
起こる気にもなれず
黙って二階から下へ
抱いて降りた次第だ。

犬も構ってもらえず
つまらない毎日なんやろな。
リズムが狂って、
どうして良いかわからず
不安定になって、とりあえず
何とか気を引きたかったんでしょうね。

そこで今日は
階段の扉も強固に閉じて
出勤した甲斐あって
階下でおとなしくしていた様だった。

そうかあ、犬でさえ
一人でいるとこんな反応を
示すんやと思ったら、
一人でいるスーちゃんが心配になってきたので
今夜、ショートステイの
スーちゃんに面会に行ってきた。

飼った犬に教えられって、感じかな。

そこで幸いにも楽しそうに寛いでいたスーちゃんに
「今、何がしたい」って聞いたら
「グーにあいたい」だと。

飼い犬も飼い犬なら
親も親である。