最近の生活の中で
気持ちをチョロっと刺激した
掲示物が二つある。
ひとつは、施設に仮入所している
スーちゃんを、気分転換にと
海に連れて行ったときだ。
入り江との境界に設けられてあった
防災用の看板がこれ。
普段なら何気なく見逃しそうな
看板が、今の時期だけに妙に
ナマナマしい。
こんなに清清しく気持ちよく
豊かにさんざめく海も
一旦牙を剥くと
あんなに恐ろしく豹変するんやね。
今日、カンさんが国会で
「津波の想定が甘かった」旨の
発言をしていたが
どこまで行っても想定外なのが
大自然だもん。
すべてを想定していたら
地球には住めなくなるってもんさ。
よもや災害時の、
人々の知恵と勇気と頑張りまで
想定外とは思っていませんよね。
もうひとつの気になる掲示が
夕食の買出しで行ったスーパーの
売り場のあちこちに
掲示されていたポスター
普段から、カップめんを
そんなに大量に買い込む人も
珍しいだろう。
doironだって、手抜きめしの
ためにたまに買うが
5個も一度に買うことはない。
それが、こんな風に書かれていると
逆に、「こんなことを書いてあるくらいだから
品薄なんだろう。じゃ5個ほど買っておくか」
ってなりかねないじゃないか。
買いだめを抑制しているのか
奨励しているのか
よくわからないポスターじゃ。
むしろ
「カップめん、買い放題」と書いて
値段を少し高くしておくほうが
買いだめ抑制につながるのではなかろうか。
目に入るもの、耳にするもの
口にするものすべてが
震災にからむ今日この頃。
ちょっと気になったふたつの
掲示物を紹介してみましたあ。