日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

長期休養明けのダノンプレミアムが金鯱賞を快勝!フィリーズレビューは1着が同着。

2019年03月10日 | 競馬

3月10日は中京競馬場で大阪杯の前哨戦・金鯱賞、阪神競馬場で桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われました。そして、先週キャリーオーバーが発生したWIN5の結果はどうなったのか?



第55回金鯱賞(GⅡ・芝2000m 13頭立て)は、一昨年の朝日杯フューチュリティステークスを勝った①ダノンプレミアム、2017年皐月賞馬⑩アルアイン、マイルCS覇者⑥ペルシアンナイト、エリザベス女王杯優勝の⑪リスグラシュー&⑫モズカッチャンとGⅠウィナーが5頭も参戦。さらには、目下4連勝中の⑧エアウィンザー、中日新聞杯を勝った⑦ギベオン、小倉大賞典2着⑤タニノフランケルも出走しました。
スタンド前のスタートで、リスグラシューが少し出遅れる。ダノンプレミアムが絶好のスタートを決めたが、タニノフランケルとギベオン、⑨ムイトオブリガードが先行争い。ダノンプレミアムは内側4番手、アルアインは5番手、ペルシアンナイト6番手、エアウィンザーは7番手あたり。モズカッチャンは8番手、リスグラシューは10番手で1コーナーを回る。
2コーナーを過ぎて向正面に差し掛かり、タニノフランケルが先頭をひた走り、2番手にギベオン、ムイトオブリガード3番手。4番手の位置にダノンプレミアム、外側5番手アルアイン、ペルシアンナイトが6番手。中団の7番手にエアウィンザー、リスグラシューが8番手に浮上。後方勢は、モズカッチャンと③サトノワルキューレが9,10番手で並び、②ショウナンバッハ,⑬メートルダール,④スズカデヴィアスの3頭が一団を形成。
3コーナーを回り、タニフラがマイペースで逃げるが、ギベオンがピタリとつける。アルアイン,オブリガード,ダノプレが3番手を争い、中団勢はウィンザー内側、真ん中ペルシアン、リスグラは外に持ち出した。
最後の直線残り400mで、ギベオンがタニノフランケルに並ぶが、3番手のダノンプレミアムがギベオンとタニフラをまとめてかわして先頭に躍り出た!残り200mでリスグラシューが2番手、エアウィンザーが3番手に上がってきたが、ダノンプレミアムがそのまま1着でゴールイン!9ヶ月以上の休み明けも問題なし!ダノンプレミアムが鮮やかに復活です。

中京のスーパーGⅡ・金鯱賞は、2番人気のダノンプレミアムが直線抜け出して快勝。2着のリスグラシューは、スタートで少し出遅れたけど、最後の直線で追い上げました。エリ女でやっとGⅠを勝ったのに、その後に香港ヴァーズと金鯱賞で2着続き。またシルバーコレクターに戻っちゃった…。1番人気のエアウィンザーは3着。武豊騎手の40代最後の重賞勝利とはなりませんでした。その他、ペルシアンナイト4着、アルアイン5着、モズカッチャンは9着でした。
ダノンプレミアムは昨年の弥生賞以来となる1年ぶりの勝利。重賞4勝目で、通算でも6戦5勝としました。昨年は挫跖で皐月賞を回避、日本ダービーでは1番人気に支持されながらも6着に敗れ、その後はターフから離れていました。今回ようやく復帰を果たし、好スタートから4番手でレースを進め、直線で一気に抜け出すと、後続の追撃を振り切り、リスグラシューに1馬身1/4の差をつけての完勝。9か月半の休み明けとは思えない強い内容を見せ、この馬の能力の高さを改めて示しました。
次走は現時点で未定ですが、大阪杯ならワグネリアン、ブラストワンピース、ステルヴィオとの「牡馬4歳世代頂上決戦」が実現。安田記念なら朝日杯FSのような最高のパフォーマンスも期待できそう。4歳世代の牡馬で一番強いと思うから、またケガで長期離脱というのは避けてほしいです。




阪神メイン・第53回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m 18頭立て)は、京王杯2歳ステークスで2着の⑤アウィルアウェイ、1400mで2連勝⑫キュールエサクラ、フェアリーステークス2着⑪ホウオウカトリーヌ、⑨メイショウケイメイ・⑥プールヴィル・⑰レッドアネモスの紅梅ステークス組、⑯ココフィーユ、⑩イベリス、⑮ジュランビル、⑧エイティーンガールらが桜花賞優先出走権獲得に挑みました。
スタートで①ノーワン、③キュールエミヤビ、キュールエサクラの3頭が出遅れ。先行争いでアウィルアウェイがイベリスを抜いてハナに立ち、内から②アスタールビーが並びかけ、イベリスが3番手、メイショウケイメイとジュランビルが4,5番手で並ぶ。6番手プールヴィル、7番手⑦ラミエル、8番手ココフィーユ、ノーワン9番手、④アズマヘリテージとエイティーンガールが10,11番手、ホウオウカトリーヌ12番手。中団より後ろのグループは、キュールエサクラ、キュールエミヤビ、レッドアネモス、⑭ウォーターエデンと続き、⑱ラブミーファインと⑬ウィンターリリーが後方で並走。
内回り3,4コーナー中間を過ぎ、アスルビが先頭に立ち、アウィルが2番手。イベリス3番手、ジュラン4番手、ケイメイ5番手。プールヴィルは7,8番手、エイティーンとカトリーヌとキューサクは中団馬群。
4コーナーから最後の直線で、先頭争いは内からアスタールビー、アウィルアウェイ、イベリス、ジュランビルと4頭横一線。外からはプールヴィルとラミエルが追い込む。残り200mを切って、リベリスが前に出て、アウィルが2番手につけるが、残り100mでノーワンが内側から強引に抜け出し、外からプールヴィルとジュランビルが迫り、最後はノーワンとプールヴィルの2頭が並んでゴールイン!内側のノーワンが残したか、あるいはプールヴィルが先着か?

フィリーズレビューはゴール前でノーワン、プールヴィル、イベリス、ジュランビルの4頭が叩き合う大激戦となり、最後はノーワンとプールヴィルが同時にゴール。長い写真判定の結果、ノーワンとプールヴィルの1着同着となりました。重賞競走での1着同着は、2010年オークス(アパパネ&サンテミリオン)以来の珍事です。
3着争いも接戦でしたが、ジュランビルが3着に入って桜花賞の優先出走権を獲得。1番人気だったアウィルアウェイは7着、4番人気のホウオウカトリーヌは10着、2番人気のキュールサクラは11着に終わりました。
ノーワンは前走の未勝利戦に続いての連勝。単勝オッズでは12番人気の伏兵で、スタートで後手を踏んだ後、中団まで盛り返し、直線で最内から突っ込みました。鞍上の坂井瑠星騎手はデビュー4年目(藤田菜七子と同期!)でJRA重賞初制覇を果たしましたが、2日間の騎乗停止処分を喰らいました。何とも複雑だなぁ。プールヴィルは昨年10月のりんどう賞以来となる通算3勝目で、鞍上の秋山真一郎騎手は昨年8月のアイビスサマーダッシュ以来の重賞制覇です。






先々週は史上最高額の4億7千万円、先週は的中無しで4億6498万5570円のキャリーオーバーが発生し、2週連続で波乱が続いているWIN5。23億円超の売り上げを記録した今回の結果はこうなりました。
対象1:阪神10R 甲南ステークス ⑤ジョーダンキング(1番人気)
対象2:中山10R 東風ステークス ⑥ジョーストリクトリ(12番人気)
対象3:中京11R 金鯱賞 ①ダノンプレミアム(2番人気)
対象4:阪神11R 報知杯フィリーズレビュー ①ノーワン(12番人気)、⑥プールヴィル(3番人気)
対象5:中山11R アネモネステークス ⑫ルガールクルム(2番人気)

今回はフィリーズレビューが1着同着になったため2通りの配当に。1通り目は「⑤-⑥-①-①-⑫」の組み合わせで、払戻金は1028万2010円、的中票数は101票。2通り目は「⑤-⑥-①-⑥-⑫」で160万2650円、648票が的中しました。同着がなかったら、もっと高い配当がついていたかなって思います。 






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オジュウチョウサンが障害復帰戦で快勝!次は中山GJか、春の天皇賞か?

2019年03月10日 | 競馬

昨年末の有馬記念に参戦した「障害界の絶対王者」ことオジュウチョウサンが、9日に行われた「第21回阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ、芝3900m 12頭立て)」に出走。3連覇を達成した中山グランドジャンプ以来、約11か月ぶりの障害復帰戦でしたが、絶対王者の貫禄を見せつけました。


レースはまず、正面スタンド前の置き障害を⑩メイショウカルロスが先頭で飛越し、⑪オジュウチョウサンは障害コースに入ったところで3番手に控える。向正面の連続障害→正面スタンド前に差し掛かり、①タイセイドリームが先頭、2番手に②スマートカルロス、オジュウチョウサンは3番手。4番手グループは⑦シークレットパス・⑫アズマタックン・⑩メイショウカルロスの3頭が並び、その後に③シンギングダンサー、⑧ドラゴンバローズ、⑥ヤマニンシルフ、⑨ユアーザワン、⑤ルペールノエル、④シゲルクロカジキという順でスタンド前の3連続障害を飛び終えた。
4コーナーから3コーナーのところで、シークレットパスが2番手、ヤマニンシルフが3番手に浮上し、オジュウチョウサンは4番手に下げる。たすきコースに差し掛かり、5号障害(グリーンウォール=人口の竹柵)をタイドリとシークレットが並んで飛越し、オジュウもグリーンウォールと竹柵障害を難なくクリアし、3番手で順回りへ。
1,2コーナーの間にタイドリとシークレットの2頭が後続を引き離し、オジュウは3番手をキープ。しかし、向正面の7号障害から8号障害の間にオジュウが2頭との差を詰める。3コーナーでシークレットパスを抜いて2番手に上がると、4号障害でタイセイドリームに接近。最後の芝コースに向かい、オジュウチョウサンがわずかに先頭だが、内側でタイセイドリームも粘る。最後の置き障害をほとんど同時で飛越した後、残り100mでオジュウチョウサンが抜け出し、最後は流した状態でゴールイン。オジュウチョウサンが久しぶりの障害戦で見事に快勝しました。



【全着順】
1着⑪オジュウチョウサン   4分23秒6
2着①タイセイドリーム    2馬身1/2
3着③シンキングダンサー   8馬身
4着⑫アズマタックン     3/4馬身
5着⑦シークレットパス    クビ差
6着⑥ヤマニンシルフ
7着②スマートカルロス
8着⑧ドラゴンバローズ
9着⑤ルペールノエル
10着④シゲルクロカジキ
11着⑩メイショウヒカル
12着⑨ユアーザワン

単勝 ⑪ 110円
複勝 ⑪ 110円 ① 110円 ③ 150円
枠連 1⃣-8⃣ 190円
馬連 ①-⑪ 200円
馬単 ⑪-① 220円
ワイド ⑪-① 130円
    ③-⑪ 310円
    ①-③ 460円
3連複 ①-③-⑪ 620円
3連単 ⑪-①-③ 910円


やはり障害戦では力が違います。オジュウチョウサンが単勝1.1倍の圧倒的人気に応え、2度目の阪神スプリングジャンプ優勝を果たしました。序盤から3,4番手を追走し続け、直線コースででタイセイドリームとの競り合いから、最終障害飛越後に抜け出しました。オジュウが単独先頭になったのと同時に、スタンドから歓声と拍手が起こってましたね。11カ月ぶりの障害戦でも、2馬身半差の完勝。障害重賞10連勝を達成しました。
オジュウの次走は、春の天皇賞を目標にしていると一部報道で言われているみたいですが、和田正一郎調教師は「状態を見てから。賞金的に出られるかわからない」と慎重な発言。石神深一騎手も「次が障害レースならもっといいパフォーマンスができる」とコメント。春天見送り→中山グランドジャンプでJRA史上初の同一重賞4連覇の偉業に挑戦するという事もあるかも。果たして次は春天なのか、グランドジャンプなのか?


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ホークス、オープン戦で西武に勝利。ドラ1甲斐野がまたも無失点ピッチング!

2019年03月06日 | HAWKS

3年連続日本一&2年ぶりのパリーグ制覇を狙う福岡ソフトバンクホークスは、オープン戦3試合を消化して2勝1敗。5日の埼玉西武ライオンズ戦では、柳田悠岐選手がオープン戦初本塁打を放ちながらも、武田翔太投手が6失点でKO。試合も3-11の大敗を喫しました。6日も西武と対戦し、若手投手陣が開幕1軍に向け良いアピールを見せました。


両チームのスタメン
  ソフトバンク      埼玉西武
1(二)牧原大成    (中)秋山翔吾
2(遊)今宮健太    (遊)源田壮亮
3(中)柳田悠岐    (右)外崎修汰
4(指)グラシアル   (一)山川穂高
5(左)中村晃     (捕)森友哉
6(一)内川聖一    (指)栗山巧
7(三)松田宣浩    (三)中村剛也
8(右)上林誠知    (二)山野辺翔
9(捕)髙谷裕亮    (左)金子侑司
 (投)大竹耕太郎   (投)今井達也


1回、ホークス先頭の牧原が西武先発・今井の3球目のストレートを捉え、ライトスタンドに飛び込む先頭打者本塁打を放ち、1点を先行。この後、今宮の2塁打、相手のエラー、グラシアルのヒットで無死満塁と攻め立てたが、後続が次々と倒れて追加点を奪えず。
2回、ホークス先発の大竹が、西武4番・山川に高めの直球を狙われ、右中間のホームランテラスへのソロ本塁打を被弾し、1-1の同点とされる。
3回、4番に座ったグラシアルがレフト前ヒットを放つと、2死1塁で内川が3球目の直球を上手く合わせ、右中間を破るタイムリー2塁打。1塁からグラシアルが生還し、ホークスが2-1と勝ち越しに成功します。
4回、2番手の奥村政稔が源田に四球、山川に死球を与えてランナー2人背負い、2死1,3塁で栗山から三振を奪いピンチを脱する。
5回、ホークスは2死1,2塁と追加点のチャンスを作り、前の打席でタイムリーを打った内川が、またもストレートをライトへ弾き返すタイムリーヒット。2打席連続タイムリーで1点を追加し、3-1とリードを拡げます。
6回、ホークスはドラフト1位ルーキーの甲斐野央が登板。1死から源田にヒットを許しますが、外崎をレフトフライ、山川を遊撃ゴロに退け、無失点の好投を披露しました。
8回、5番手の嘉弥真新也が相手のタイムリーで1点を失い、3-2と1点差に迫られますが、その裏に無死2,3塁から上林がライト前タイムリーを放って4点目。さらに西田哲朗のレフト前タイムリーでもう1点奪い、5-2と突き放す。最後は森唯斗が締めてゲームセット。ホークスが西武に前夜の雪辱を果たしました。



2019年3月6日 ソフトバンク vs 西武
(ソフトバンク1勝1敗、ヤフオクドーム 観客数:30057人)
L 010 000 010 2
H 101 010 02x 5
勝敗投手
勝:大竹(1勝)
S:森(1S)
負:今井(1敗)
本塁打
【西】山川2号ソロ
【ソ】牧原1号ソロ


西武との開幕前哨戦の2戦目は、牧原選手の先頭打者アーチ、内川選手の2打席連続タイムリーなど5点を奪い、投手陣は6人の投手リレーで西武打線を2点に抑えました。この2連戦は1勝1敗の五分、西武には練習試合を含めて2連敗していましたが、その連敗がストップできて良かったんじゃないかと思います。
まず投手陣は、先発の大竹投手が3回まで投げて被安打2・1奪三振・1四死球・1失点。2回に山川選手に一発を浴びた後、四球の走者を背負いましたが、併殺打でピンチを脱出。3イニング目には秋山選手から三振を奪い、3者凡退に抑えました。工藤監督からも「開幕ローテ候補の1人」と評価しました。勝ち投手になったから、先発ローテ入りに一歩近づいたかな。
新人投手も2人登板し、4回から2番手で登板した奥村投手は2イニングを投げて無失点。6回に登板した甲斐野投手は、8球全てストレートを投げてMAX157キロを計測。前回の阪神戦に続き、無失点の好投を披露。さすがドラフト1位です。
育成の川原弘之投手も150キロ台を連発し、1イニング無失点。左肩と左肘の故障に泣かされ、2015年オフから育成契約が続いている川原投手。支配下復帰への戦いは続きます。
9安打を記録した打線の方は、内川選手が今井投手から2打席連続タイムリー。3回の打席では右中間へのタイムリー2塁打、5回の打席では低めの球をライト前に運びました。4番に座ったグラシアル選手もヒット2本を放ちました。日曜日の阪神戦では西勇輝投手から3ラン本塁打を打ち、3試合連続ヒットと打撃好調です。先頭打者アーチの牧原選手は、高めのストレートを強振し、ライトスタンドへの完璧な一発。二塁手のレギュラー争いで一歩リードか?

今後のオープン戦の日程は、9日と10日にタマホームスタジアム筑後(HAWKSベースボールパーク筑後)で東京ヤクルトスワローズとの2連戦、12日から14日までは読売ジャイアンツとの3連戦が控え、さらには敵地での横浜DeNA戦、ヤクルト戦とセリーグ勢との対戦が続きます。



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弥生賞は伏兵勢が上位独占!WIN5も波乱続出でキャリーオーバーに。

2019年03月03日 | 競馬

3月3日の「ひなまつり」は、中山競馬場で皐月賞トライアルの第56回報知杯弥生賞(GⅡ・芝2000m 10頭立て)が行われました。重賞2勝の実績を持つ②ニシノデイジー、京成杯を勝っている①ラストドラフト(お母さんは桜花賞馬・マルセリーナ)、昨年のダービー馬・ワグネリアンの弟③カントル、さらには④サトノラディウス、⑧ブレイキングドーン、川崎所属⑨ナイママなどが参戦しました。



スタンド前のスタートで、⑤シュヴァルツリーゼがサトノラディウスにぶつけられる。ラストドラフト、ニシノデイジー、カントルの3頭は好スタートを決め、ラストドラフトがスッとハナを奪う。外からヴァンケドミンゴが2番手に上がり、カントル3番手、ニシノデイジーはその後ろの4番手につけ、サトノラディウス6番手、ブレイキングドーンは8番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入って、ラストドラフトが先頭でレースを引っ張り、2番手にヴァンケドミンゴ。内側3番手にカントル、その外側にナイママが並んでいる。ニシノデイジーは5番手を追走し、サトノラディウスが6番手、7番手に⑩メイショウテンゲン。集団から離れた8番手にブレイキングドーン、9番手にシュヴァルツリーゼ、⑦ラバストーンがポツンと最後方。
3コーナーを回り、先頭のラスドラがスローペースで逃げるが、ヴァンケとナイママがラスドラに接近。さらにその後ろの4番手争いでは、デイジー・カントル・テンゲンの3頭が並ぶ。さらにドーンとツリーゼも集団に追いつき、ラディウスは8番手に交代。4コーナーのところで、内からカントル、デイジー、ラスドラ、ナイママ、テンゲン、ドーン、ツリーゼとほとんど横一列だ。
直線に入り、最内からカントルが抜け出しを図り、ニシノデイジー、ラストドラフトも食らいつく。しかし、残り200mでメイショウテンゲンが先頭に躍り出る。外からはブレイキングドーン、一番外からシュヴァルツリーゼが猛追するが、テンゲンがゴール前で抜け出して1着FINISH。シュヴァルツリーゼが2番手に上がり、3着争いはブレイキングドーンが有利か。




【全着順】
1着⑩メイショウテンゲン  2分03秒3
2着⑤シュヴァルツリーゼ  1馬身1/2
3着⑧ブレイキングドーン   3/4馬身
4着②ニシノデイジー     アタマ差
5着③カントル        ハナ差
6着④サトノラディウス
7着①ラストドラフト
8着⑨ナイママ
9着⑥ヴァンケドミンゴ
10着⑦ラバストーン 

単勝 ⑩ 3,910円
複勝 ⑩ 780円  ⑤ 600円  ⑧ 250円
枠連 5⃣-8⃣ 14,470円
馬連 ⑤-⑩ 32,600円
馬単 ⑩-⑤ 69,140円
3連複 ⑤-⑧-⑩ 38,960円
3連単 ⑩-⑤-⑧ 457,370円
ワイド ⑤-⑩ 6,170円
    ⑧-⑩ 2,250円
    ⑤-⑧ 1,890円


重馬場の中で行われた弥生賞は、単勝8番人気の伏兵・メイショウテンゲンが勝利。2着には6番人気のシュヴァルツリーゼ、3着に4番人気のブレイキングドーンが入り、この上位3頭が皐月賞への優先出走権を手にしました。枠連、馬連、馬単は万馬券、3連単は45万円超の波乱決着となりました。
1番人気だったニシノデイジーは4着に敗れ、3番人気のカントルは5着。2番人気だったラストドラフトは、直線で失速して7着に沈みました。前日に落馬負傷のクリストフ・ルメール騎手から、田辺裕信騎手への乗り変わりの影響もあったのかな。内枠に入った人気勢は、みんなダメでした。
重賞初勝利のメイショウテンゲンは、昨年12月28日の未勝利戦以来となる通算2勝目。栗東・池添兼雄厩舎に所属し、父・ディープインパクト、母・メイショウベルーガ。お母さんは現役時代、日経新春杯と京都大賞典で優勝し、池添謙一騎手が主戦騎手を務めていました。馬体の白さ加減もベルーガにそっくりですね~。
向正面では集団の真後ろにつけ、3コーナーで外から捲るようにポジションを押し上げ、4コーナーで先頭争いに加わると、カントル、ラストドラフト、ニシノデイジーとの叩き合いから、残り100mで集団から抜け出しました。8番人気の低評価を覆して勝ったのは自信になるけど、皐月賞で上位に入れるかは難しいかもしれません。



さて、先週は史上最高額の4億7,180万9,030円が出たWIN5。今週も波乱が続出しました。
対象①:阪神10R 武庫川ステークス ⑩コスモイグナーツ(7番人気)
対象②:中山10R 総武ステークス ⑩マイネルオフィール(14番人気)
対象③:小倉11R 大宰府特別 ⑪カレンシリエージョ(5番人気)
対象④:阪神11R 大阪城ステークス ③スピリッツミノル(13番人気)
対象⑤:中山11R 弥生賞 ⑩メイショウテンゲン(8番人気) 

この日のWIN5は「⑩-⑩-⑪-③-⑩」の組み合わせで、昨年の有馬記念以来となる「的中なし」。2レース目の総武ステークスでしんがり人気の馬が勝つと、阪神メインでは13番人気の馬が勝利。この日は6,642,651票から始まり、2レース目で1,625票、3レース目で128票と大幅に減り続け、4レースが終わった段階で7票残りましたが、最後の弥生賞で全滅。4億6498万5570円が次回へのキャリーオーバーとなりました。2週続けて4億越えの配当が出ちゃうのかなと思ってましたが…。朝から雨が降り続いたことにより、東京マラソンで日本記録保持者の大迫傑選手が途中棄権し、大学生ランナーが日本人トップという波乱の結果。WIN5もまた大荒れの1日となりました。



来週は中京競馬場で古馬GⅡレース・金鯱賞、阪神競馬場で桜花賞トライアルの報知杯フィリーズレビューが行われます。
金鯱賞は、元2歳王者のダノンプレミアムが9か月ぶりに復帰。それに皐月賞馬のアルアイン、昨年の最優秀4歳以上牝馬のリスグラシュー、ペルシアンナイト、モズカッチャンとGⅠ馬が5頭も登録。さらには4連勝中の上がり馬・エアウィンザーや、中日新聞杯を勝ったギベオン、タニノフランケルも登録しています。
フィリーズレビューの方は、アウィルアウェイ、イベリス、メイショウケイメイ、プールヴィル、ホウオウカトリーヌ、レッドアネモスなどが登録済み。同じ日には中山競馬場でアネモネステークスもあります。






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ダノンファンタジーがチューリップ賞も勝利!4連勝で桜花賞へ!

2019年03月02日 | 競馬

いよいよ今週から春の3歳クラシックのトライアル競走が始まります。3月2日は阪神競馬場で桜花賞トライアル・第26回チューリップ賞(GⅡ・芝1600m 13頭立て)が行われました。3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズを制した①ダノンファンタジーをはじめ、阪神JF4着⑥シェーングランツ、デイリー杯2歳ステークス2着⑤メイショウショウブ、エルフィンステークス組の③ブランノワール&⑦ノーブルスコア、⑬シゲルピンクダイヤ、⑫ドナウデルタなどが桜花賞の優先出走権獲得に挑みました。


スタートでダノンファンタジーが抜群の飛び出しを見せ、先頭を行くか思ったが、⑨オーパキャラマードが先頭に立つ。2番手グループに⑩アフランシール、ブランノワール、ダノンファンタジーの3頭が固まる。メイショウショウブが5番手につけ、6番手に⑧ブリッツアウェイ、7番手に②マルモネオフォース、8番手に④ハニーウィル、9番手⑫ドナウデルタ、10番手の位置にシェーングランツが追走する。後方勢は11番手ノーブルスコア、12番手⑪サムシングジャスト、⑬シゲルピングダイヤが最後方。
外回り3コーナーを回って、パキャマラードが先頭、アフランが単独2番手、ダノファンは内側3番手、ブリッツが4番手に浮上。ショウブは中団の7番手、ドナデルとグランツは中団より後ろの位置、ピンクダイヤは後方2番手。
4コーナーのところで、オーパキャラマード・アフランシール・メイショウショウブの3頭が先頭で並ぶ。ダノンファンタジーはまだ4番手。シェーングランツは大外に持ち出す。最後の直線コースで、アフランシールとメイショウショウブが競り合い、外からドナウデルタが伸びてくる。ダノンファンタジーは前が壁になっているのを見てから、外側に進路を変えた。残り200mでドナデルが抜け出すが、残り100mでダノファンがドナデルをかわして先頭。後続からシゲルピンクダイヤとノーブルスコアが追い込んできたが、ダノンファンタジーが1着でゴール!苦しい展開でも、最後は2歳女王の意地で勝ち切りました!


【全着順】
1着①ダノンファンタジー 1分34秒1
2着⑬シゲルピンクダイヤ  1馬身
3着⑦ノーブルスコア    ハナ差
4着⑫ドナウデルタ     アタマ差
5着⑥シェーングランツ   1馬身1/4
6着③ブランノワール
7着②マルモネオフォース
8着⑩アフランシール
9着⑤メイショウショウブ
10着⑨オーパキャマラード
11着④ハニーウィル
12着⑪サムシングジャスト
13着⑧ブリッツアウェイ

単勝 ① 130円
複勝 ① 110円  ⑬ 290円  ⑦ 320円
枠連 1⃣-8⃣  620円
馬連 ①-⑬ 1,080円
馬単 ①-⑬ 1,310円
ワイド ①-⑬  460円
    ①-⑦  490円
    ⑦-⑬ 2,850円
3連複 ①-⑦-⑬ 4,330円
3連単 ①-⑬-⑦ 10,890円



桜花賞と同じ舞台で行われるチューリップ賞は、ダノンファンタジーが残り100mでドナウデルタを差し切って優勝しました。2着争いは後方から追い込んだシゲルピンクダイヤ、ドナウデルタ、ノーブルスコアの3頭がほとんど並んでゴールしましたが、シゲルピンクダイヤが2着、3着にノーブルスコアが入り、桜花賞の優先出走権を獲得しました。ドナウデルタはアタマ差及ばず4着。2番人気のシェーングランツは、直線伸びずに5着。3番人気だったメイショウショウブは9着に終わりました。
ダノンファンタジーはこれで4連勝、重賞も通算3勝目をマーク。チューリップ賞2勝目の川田将雅騎手は、このレースを含めて1日5勝を挙げました。
年明け初戦となった今回、単勝オッズで1.3倍の圧倒的1番人気。好スタートを決めたあと、4番手で折り合いをつけ、直線では前で詰まってピンチになりましたが、外側に持ち出して末脚炸裂。最後は1馬身差をつけて勝ちました。ちょっと危なかったけど、強い競馬をしたダノンファンタジー。平成最後の桜の女王へ死角はなさそうです。


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