日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

チューリップ賞はクロフネサプライズが圧勝、弥生賞はディープ産駒の伏兵が2強一蹴。

2013年03月03日 | 競馬

3月最初の週末は、2013年春のクラシックを占うトライアル競走がおこなわれ、2日・土曜日は阪神競馬場で桜花賞トライアルのチューリップ賞、3日・日曜日は中山競馬場で皐月賞トライアルの弥生賞が行われました。チューリップ賞には昨年の2歳女王が登場し、弥生賞にはエピファネイアVSコディーノの東西のクラシック候補生同士の直接対決が実現しました。


2日の阪神メイン・第20回チューリップ賞(GⅢ・芝1600m)は、桜花賞を目指す3歳牝馬15頭が出走。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制した⑭ローブティサージュ、同レース2着の⑦クロフネサプライズ、3戦2勝のディープインパクト産駒⑮レッドオーヴァル、他にも⑥アユサン、④ウリウリ、①グッドレインボー、⑫ヴィルジニア、⑬ウインプリメーラなどが参戦しました。
スタートで③エクスパーシヴとレッドオーヴァルが後手を踏み、先行争いでクロフネサプライズが先手を奪い、2番手集団に⑤プリンセスジャック、ウインプリメーラ、アユサンの3頭が並走。5番手グループには①グッドレインボー、ウリウリ、⑨コズミックショア、ヴィルジニアの4頭が横一列。中団の9番手に②アルテミシア、⑩ベアトリッツ、ローヴティサージュは11番手で控えている。その後ろの12番手の位置にレッドオーヴァルが追走。後方には13番手⑧レッドフォーチュン、14番手⑪ピッチシフター(地方・愛知)、最後方にエクスパーシヴという展開。
外回り3,4コーナー中間点を過ぎて、サプライズが単独先頭で逃げ、プリメーラが少し離れた2番手、プリンセスジャックが3番手、アユサンが4番手で追う。ティサージュとオーヴァルの8枠2頭はまだ中団より後ろの位置。4コーナーから最後の直線に入り、ウインプリメーラが逃げるクロフネサプライズに迫り、プリジャとアユサンも懸命に追いかける。馬群の中からウリウリも上がってきた。しかし、サプライズは依然として逃げ粘り、残り200mを切ってから後続を引き離し、そのまま押し切ってゴールイン!ウインプリメーラが2着、そして3着争いはアユサン、ウリウリ、ヴィルジニア、グッドレインボー、大外から追い込んできたレッドオーヴァルの5頭が並んでゴール。大混戦の末、アユサンが僅差で3着となりました。

桜花賞の優先出走権をかけたチューリップ賞は、スタートから先頭に立ったクロフネサプライズが、ゴールまでトップを譲らず逃げ切り勝ち。直線ではウインプリメーラに迫られるも、武豊騎手の左ムチで再び加速し最後は2着に3馬身半差の圧勝でした。昨年10月のりんどう賞以来約5か月ぶりの勝利で通算3勝目、3度目の重賞挑戦で嬉しい初制覇を飾りました。いや~彼女は本当に走りっぷりがお父さんにそっくりですね。桜花賞でも何かサプライズを起こすかもしれない…。
このレースでは、優勝したクロフネサプライズ、2着のウインプリメーラ、混戦の3着争いを制したアユサンの上位3頭が優先出走権を獲得。1番人気だったレッドオーヴァルは7着、2歳女王のローヴティサージュは9着に終わりました。オーヴァルは3着争いの中に入ってきたけど、あと一歩でした。


3日の中山メイン・第50回報知杯弥生賞(GⅡ・芝2000m)は、12頭立てで争われました。このレースには東西の2強が皐月賞を前に早くも激突。デビューから3戦無敗の⑫エピファネイアが関東初参戦、③コディーノは朝日杯2着の雪辱を目指します。他にもラジオNIKKEI杯2歳ステークス2着の⑨バッドボーイ、同レース3着の⑥キズナ、2連勝中の⑪サトノネプチューン、6戦して2着5回の⑦ヘミングウェイ、3戦2勝の⑧カミノタサハラが下克上を狙いました。
正面スタンド前でのスタートで、コディーノとエピファネイアはともに好スタートを切る。先行争いで、サトノネプチューンが先頭に立ち、バッドボーイ2番手、コディーノとエピファが3番手で並ぶ感じでゴール板を通過。1,2コーナーから向正面に差し掛かり、ネプチューンが先頭、2番手バッドボーイ、コディーノ3番手、エピファネイアはコディーノにぴったりマークするような感じで4番手。5番手に⑤マイネルクロップ、④ミヤジタイガが6番手。中団の7番手集団には、カミノタサハラ、キズナ、①クロスボウの3頭。後方は10番手に⑩ダービーフィズ、11番手ヘミングウェイ、②トーセンワープがしんがり追走。
3コーナーを回ったところで、バッドボーイとエピファネイアが早くも先頭に並びかけ、外からタサハラが4番手に上がり、コディーノは馬群に包まれている。さらにはミヤジタイガも好位置だ。4コーナーから直線に入ったところで、エピファネイアが早くも先頭に立つ。コディーノとミヤジタイガ、さらにカミノタサハラ、外からヘミングウェイとキズナが追い込み、残り100mでミヤジとタサハラがエピファをとらえ、ゴール前でカミノタサハラが前に出て先頭ゴールイン!伏兵・カミノタサハラがコディーノとエピファネイアの2強を破って弥生賞を制しました。

戦前は「東西2強対決」と言われていた今年の弥生賞でしたが、勝ったのは単勝6番人気の伏兵・カミノタサハラでした。ディープインパクト産駒は弥生賞初勝利です。道中は中団で控え、3コーナー辺りで早めに仕掛けると、ゴール前でエピファネイアとコディーノ、ミヤジタイガの3頭を差し切りました。カミノタサハラは重賞初挑戦で初勝利、今回の勝利で4戦3勝。皐月賞でも台風の目となりそうです。2着には10番人気のミヤジタイガが入り、2番人気のコディーノは3着だったものの、皐月賞の優先出走権を確保。3連単⑧-④-③で461,810円の高配当決着。
1番人気だったエピファネイアは4着という結果に。直線では一旦先頭に躍り出たものの、最後まで押し切れませんでした。福永祐一騎手の騎乗停止によりビュイック騎手に変更、3コーナーで早めに仕掛けたのが敗因に繋がったかもしれません。デビュー4戦目での初黒星、皐月賞の優先出走権を逃し、初めての屈辱と挫折を味わったエピファネイア。今回の内容と結果だと、皐月賞は厳しいでしょう。



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