日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

レッドディザイアがブエナビスタの3冠を阻止!敗れたブエナはまさかの降着。

2009年10月19日 | 競馬

3歳牝馬3冠シリーズ最終戦・第14回秋華賞が、18日に京都競馬場で行われました。京都2000m・18頭で争われたこのレース、桜花賞とオークスを制した③ブエナビスタが、史上3頭目の牝馬3冠達成できるか注目が集まりました。ブエナ以外にもGIで2着続きの⑤レッドディザイア、ローズステークス優勝馬・⑫ブロードストリート、ブロンズコレクター・⑭ジェルミナル、ようやくGIに参戦することができた④ミクロコスモス、他にも⑩クーデグレイス、⑮ハシッテホシーノ、⑯モルガナイトなどが参戦。牝馬3冠最後のタイトルをかけた一戦は、ゴール前で大接戦となり、その後に予想外の結末が待っていた…。


直前の単勝オッズでは、ブエナビスタが圧倒的1番人気(1.8倍)、2番人気にはレッドディザイアで3.2倍。10倍を切ったのはこの2頭のみで、3番人気のブロードストリートは大きく離れて10.3倍、以下ミクロコスモス、ジェルミナルと続きました。
スタートでブロードストリートとミクロコスモスがやや立ち遅れ気味、先行争いでは4頭が前に出るが、クーデグレイスと⑥ヴィーヴァヴォドカが僅かに先頭に躍り出る。ディザイアは中段の位置、ブエナはいつものように後方でゴール板を通過します。1,2コーナー中間から向正面に入ると縦長の状態となり、ヴィーヴァが先頭、2番手に⑰ワイドサファイア、クーデグレイスは3番手。レッドディザイアは8番手で中段をキープ。そしてブエナビスタは10番手付近でモルガナイト、⑧ラインエースと並走、ディザイアの後ろにピッタリとくっついている。後方ではジェルミナル、ブロード、⑪ワンカラットが固まり、ミクロコスモスは後方2番手、ホシーノが最後方。
内回り3,4コーナーに入り、ヴィーヴァヴォドカ、サファイア、クーデクレイスと上位3頭は変わらず。しかし、縦長から一団に変わった。ディザイアは5番手まで上昇、ブエナはまだ馬群の中、ブロードは4コーナーで不利を受けたのかジョッキーの動きが変わった。最後の直線に入り、ブエナが最内からするすると猛追、ディザイアが真ん中から抜け出して先頭に立った!ブエナが残り200で3番手に浮上し、外に持ち出した!内側でブロード、ミクロコスモスも追い上げるが上位には届かない。残り100を切り、ディザイアがこのまま押し切って1着かと思ったら、残り50mのところでブエナが接近、脚色苦しいディザイアとブエナが2頭並んでゴールイン!3番手にはブロードストリートが入線。しかし、このレースは審議に入り、1,2着は写真判定。大激戦となった秋華賞、勝者は…。


最終成績と払戻金
1⑤レッドディザイア  1:58.2
2⑫ブロードストリート ハナ+1.1/4
3③ブエナビスタ     2位降着
4⑩クーデグレイス    3/4
5④ミクロコスモス    3/4
6⑭ジェルミナル    1.1/2
7⑪ワンカラット     クビ
8⑬アイアムカミノマゴ  1.1/4
9⑧ラインドリーム    クビ
10⑱デリキットピース  クビ
11⑮ハシッテホシーノ  クビ
12⑯モルガナイト    1.1/2
13②パールシャドウ   ハナ
14⑥ヴィーヴァヴォドカ 1.1/2
15⑨イイデエース    ハナ
16①ホクトグレイン    1/2
17⑦ダイアナバローズ   4
18⑰ワイドサファイア  大差
単勝 5 320円
複勝 5 110円  12 200円 3 110円
枠連 3-6 1,370円
馬連 5-12 1,340円
馬単 5-12 1,840円
ワイド 5-12 360円 3-5 140円  3-12 370円
3連複 3-5-12 640円
3連単 5-12-3 4,640円

写真判定の結果、レッドディザイアがブエナビスタの猛追を振り切り優勝。3度目の正直でGI制覇を果たし、ブエナの3冠を阻止しました。ハナ差で負けたブエナビスタは2位で入線しましたが、4コーナーで斜行し、進路を妨害したため3着に降着。被害を受けた3位入線・ブロードストリートが繰り上がりの2着に。4番人気のミクロコスモスは5着、5番人気・ジェルミナルは6着、ハシッテホシーノは11着に終わりました。
レッドディザイアに騎乗した四位洋文騎手は、今季GI初勝利と共に秋華賞初優勝。ディープスカイとのコンビで制した昨年の日本ダービー以来約1年4か月ぶりのGI勝利で通算13勝目です。管理する松永幹夫調教師は、厩舎開業3年目でGI初勝利を飾りました。ちなみに、松永調教師は第1回の秋華賞でファビラスラフィンで勝っており、今回の優勝で史上初の騎手&調教師のW制覇を達成。松永さんの現役時代は、牝馬GIが強かったけど、調教師になっても「牝馬の松永」は健在ですね。
ディザイアはデビュー2連勝を飾った後、桜花賞とオークスでブエナの後塵を拝して2着惜敗、前走のローズステークスでは絶対に勝たなければ行けないところでまたも2着…。この日も先頭に躍り出て、今度こそ1着かと思いきや、ゴール地点でブエナに並ばれ、「ブエナ3冠達成、ディザイアまた2着に泣く」となるのかと思いました。しかし、写真判定で1着になり悲願のブエナ越えを達成。ディザイア陣営はブエナにようやく勝てて安堵した事でしょう。次走については、「ブエナが使うところで走る」と松永調教師が言ったそうで、もしかしたらエリザベス女王杯になるでしょう。エリ女で勝てば3歳牝馬の頂点に立てるかもしれません。
3冠達成の期待がかかっていたブエナビスタは、ディザイアを猛追するもハナ差で負けて3冠ならず。しばらくして進路妨害が発覚して3着に降着となりました。ブエナは内回り4コーナーで急に斜行、ブロードストリートの進路を妨害したそうだ。安藤勝己騎手の言い訳(コメント)では、「それほど外を回っていない」と不満そうに語っていました。一方、「被害者」である藤田伸二騎手は、怒りながら検量室に戻りました。
JRAは安藤騎手を4日間の騎乗停止処分、これにより菊花賞と秋の天皇賞はアウトとなりました。先日のスプリンターズSは今回同様ハナ差に泣き、今回はハナ差&降着、この後は2週お休みとアンカツの不運は続く…。

来週は牡馬3冠の最終戦・菊花賞が行われます。ダービー馬・ロジユニヴァースが不参加となりましたが、皐月賞馬のアンライバルド、悲願のGI奪取を狙うリーチザクラウン、神戸新聞杯で2強を破ったイコピコ、セントライト記念優勝・ナカヤマフェスタ、トライアンフマーチ、アドマイヤメジャー、セイウンワンダー、ブレイクランアウトなどが出走予定。3冠最後のレース、京都3000mの長丁場を制するのは?



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