日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

インティが7連勝でフェブラリーステークス優勝!GⅠ初挑戦の藤田菜七子は大健闘の5着。

2019年02月17日 | 競馬

2019年最初のJRAのGⅠ競走・第36回フェブラリーステークス(GⅠ・ダート1600m 14頭立て)が17日、東京競馬場で行われました。昨年覇者⑬ノンコノユメ、2017年の③ゴールドドリーム、2016年の⑧モーニンと歴代の優勝馬3頭が揃って参戦。他にも、東京大賞典を勝った⑭オメガパフューム、現在6連勝中の⑥インティ、GⅠ3着2回の⑩サンライズソア、府中巧者⑦サンライズノヴァ、GⅠ初登場の藤田菜七子騎手が騎乗する⑪コパノキッキングなどが参戦しました。



単勝の人気は、1番人気がインティ(2.6倍)、2番人気ゴールドドリーム(3.0倍)、3番人気オメガパフューム(6.2倍)、4番人気のコパノキッキング(9.4倍)まで10倍以下。その後はサンライズソア、サンライズノヴァ、ノンコノユメ、②ユラノト、モーニンと続きました。

芝コースのスタートで、サンライズソアが好スタートを決めたのに対し、ノンコノユメが立ち遅れる。菜七子のコパノキッキングは後方から。ダートコースに変わったところでインティが先頭に立ち、サンライズソアが2番手、3番手に⑤サクセスエナジー。外側4番手に⑨ワンダーリーデル、モーニンが5番手につける。6番手集団にはユラノト,ゴールドドリーム,オメガパフュームの3頭が固まっていて、出遅れたノンコノユメが9番手まで押し上げる。10番手④メイショウウタゲ、11番手に⑫ノボバカラ、サンライズノヴァが12番手。13番手①クインズサターン、コパノキッキングが最後方という展開。
3コーナーを回って残り800mを切り、インティがマイペースの逃げを打ち、ソアが2番手追走。ノンコ、ユラノト、オメガ、ゴルドリは中団で控え、ノヴァは後方5番手あたり、最後方のキッキングは大外に持ち出した。
4コーナーから最後の直線に入り、先頭をひた走るインティが引き離しにかかる。2番手争いでは内からサクセスエナジー、サンライズソア、さらにはモーニンとゴールドドリーム、ユラノトも上がって来た。コパノキッキングは大外から追い上げを見せる。残り200mを切り、インティが先頭、ゴルドリが2番手に上がり、残り100m~ゴール前でゴルドリが差を詰めるが、インティがそのまま先頭でゴールイン!インティが見事に逃げ切ってフェブラリーステークス制覇!藤田菜七子&コパノキッキングは5着でフィニッシュしました。


【フェブラリーステークス 全着順】
1着⑥インティ      1分35秒6
2着③ゴールドドリーム   クビ差
3着②ユラノト       4馬身
4着⑧モーニン      1馬身1/4
5着⑪コパノキッキング   1/2馬身
6着⑩サンライズソア
7着⑦サンライズノヴァ
8着⑤サクセスエナジー
9着⑨ワンダーリーデル
10着⑭オメガパフューム
11着①クインズサターン
12着⑫ノボバカラ
13着⑬ノンコノユメ
14着④ メイショウウタゲ

【払戻金】
単勝 ⑥ 260円
複勝 ⑥ 130円 ③ 120円 ② 340円
枠連 3⃣-4⃣ 410円
馬連 ③-⑥ 430円
馬単 ⑥-③ 750円
3連複 ②-③-⑥ 2,310円
3連単 ⑥-③-② 6,620円
ワイド ③-⑥  230円
    ②-⑥ 1,100円
    ②-③  760円



日本人の女性騎手が初めてGⅠレースに騎乗、新興勢力VS実績馬、歴代勝ち馬が3頭出走と話題満載だった平成最後のフェブラリーステークスは、1番人気のインティが逃げ切り勝ちを収めて優勝しました。2着のゴールドドリームは、残り200mで2番手に浮上し、ゴール前まで猛追しましたが、クビ差及びませんでした。GⅠ4勝の意地は見せたけど、GⅠでは3戦連続の2着です。3着には内からスルッと抜け出た8番人気のユラノトが入り、3年前の覇者・モーニンが4着、4番人気のコパノキッキングは5着。3番人気のオメガパフュームは10着、連覇を目指したノンコノユメはブービーの13着と大敗。オメガはワンターンの適正がなかったし、マイルじゃ短くて物足りなかった。ノンコはスタートで出遅れたのが痛かったなぁ。
GⅠ初勝利のインティは、未勝利戦から破竹の7連勝。前走の東海ステークスに続いての重賞勝ちを収めました。鞍上の武豊騎手は、2017年の有馬記念以来、1年2か月ぶりのJRA・GⅠ勝ち。フェブラリーステークスは現役最多の5勝目を挙げました。また、野中賢二調教師とケイムホーム産駒はJRAのGⅠ初制覇。ケイムホームは現役時代にアメリカのGⅠで3勝を挙げ、現在は九州で種牡馬生活を送っているそうです。
この日も先手を奪ってからスローペースに持ち込み、ラストの直線でギアをもう一段上げて後続を引き離しました。残り200mを切っても全く止まらず、ゴールドドリームをクビ差退けました。ゴルドリも必死に猛追したんですがねぇ…。初めてのマイル戦だったけど、強い内容だったなあって思いました。インティの連勝がどこまで続くか楽しみだし、ルヴァンスレーヴとの対決が早く実現してほしいなって思います。
藤田菜七子騎手とコパノキッキングは、初めてのGⅠ挑戦で5着と大健闘。向正面から3,4コーナーまでは最後方に控えていたけど、直線コースでは大外から追い込んでみせました。GⅠ初騎乗でいきなり優勝とはいかなかったけど、掲示板に入ったのは凄いと思います。レース後のコメントでは「今日は違う景色が見れた」、「歓声を聞いたときは泣きそうになった」と話しました。菜七子騎手にとって良い経験になった事でしょう。Drコパさんは海外挑戦を考えてるみたいですが、浦和競馬場のJBCスプリントに出てほしいです。



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