日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

中山GJ2017 オジュウチョウサン横綱相撲で障害GⅠ3連勝!

2017年04月15日 | 競馬

牡馬クラシック第1戦・皐月賞を前日に控えた15日は、中山競馬場で春のジャンプ王決定戦・第19回中山グランドジャンプ(J・GⅠ芝・外 4250m 13頭立て)が行われました。昨年の最優秀障害馬で現在5連勝中の⑫オジュウチョウサン、王座返り咲きを狙う⑥アップトゥデイトのGⅠ馬2頭に加え、阪神スプリングジャンプ3着④タイセイドリーム、昨年の中山大障害3着⑦ルペールノエル、ペガサスジャンプステークスを圧勝した⑧メイショウヒデタダ、GⅠ3着2回の④ サンレイデュークなどが参戦しました。



単勝の人気は、オジュウチョウサンが単勝1.3倍の断然1番人気。アップトゥデイトが2番人気で4.4倍。3番人気以降は、メイショウヒデタダ、ルペールノエル、タイセイドリーム、サンレイデューク、③ワンダフルワールド、②ウインヤードと続きました。
スタートでオジュウチョウサンがポンと飛び出したの対し、①ティリアンパープル、サンレイデューク、⑪アイティテイオーの3頭が出遅れ。まず最初の5号障害(生垣)を、メイショウヒデタダを筆頭に続々と飛越。最初のスタンド前で、メイショウヒデタダが先頭、2番手に⑨ラステラ、アップトゥデイトが3番手。4,5番手の位置にルペールノエルとオジュウチョウサン追走。6番手タイセイドリーム、7番手ワンダフルワールド、8番手⑬トーセンハナミズキ、9番手ウインヤード、10番手⑩クリノダイコクテン。後方は11番手サンレイデューク、12番手①ティリアンパープル、⑪アイティテイオーが最後方。
2コーナーのバンケットを過ぎ、ヒデタダ単独先頭、アップトゥは3番手、オジュチョウはポツンと4番手。縦長の展開で、いよいよ最初の大障害コースへ。先頭のヒデタダが高さ5mのバンケットを駆け上がってから、大竹柵障害を飛越。ラステラが跨いで飛越した後、アップトゥ&オジュチョウも綺麗にジャンプ。後続の馬達もクリアし、今年は13頭落馬なし。
逆回りで、アップトゥデイトがラステラに接近。その後ろでは、オジュウチョウサン・ルペールノエル・ウインヤードの3頭が4番手集団を形成する。中団にはワンダフルワールド、サンレイデューク、ティリアンパープル。そのあとは、タイセイドリーム、クリノダイコクテン、トーセンハナミズキ、アイティテイオーと続く。
3コーナーのバンケットを過ぎ、2度目の大障害コース。中山名物・赤レンガの大生垣を前に、アップトゥが2番手、オジュチョウも3番手に進出。そして、大生垣障害をメイショウヒデタダが先頭で飛び越えると、後続も無事に飛越。ここも落馬なし!中山競馬場のスタンドからも拍手が沸き上がった。
右回りに戻り、ワンダフルが4番手までポジションを上げ、デュークとタイセイも中団浮上。1,2コーナー中間の3号障害→2コーナーのバンケットを乗り越え、勝負は芝外回りコースの攻防に突入。オジュウチョウサンとアップトゥデイトがメイショウヒデタダに接近し、8号ハードルを飛越したところで、オジュチョウが2番手に浮上し、アップトゥは3番手後退。その後ろの4番手にサンレイデュークが上がってきている。9号障害でオジュチョウがヒデタダをかわし、ついに先頭に立った。だが、2番手からデュークが勢いよく競りかける。3番手のアップトゥは鞭が入って苦しそう。
4コーナーで、先頭争いはオジュウチョウサンとサンレイデュークの2頭のマッチレースとなり、最後のハードル障害をほとんど同時に飛越。ゴール残り200mで、オジュウチョウサンがラストスパートを仕掛け、サンレイデュークを突き放して1着ゴールイン!オジュウチョウサン、見事に中山グランドジャンプ連覇達成です!



中山グランドジャンプ 全着順&払戻金
1着⑫オジュウチョウサン  4分50秒8
2着⑤サンレイデューク    3馬身1/2
3着⑥アップトゥデイト    8馬身
4着④タイセイドリーム    7馬身
5着⑦ルペールノエル     2馬身1/2
6着⑪アイティテイオー
7着②ウインヤード
8着③ワンダフルワールド
9着⑩クリノダイコクテン
10着⑬トーセンハナミズキ
11着⑨ラステラ
12着①ティリアンパープル
13着⑧メイショウヒデタダ

単勝 ⑫ 130円
複勝 ⑫ 110円 ⑤ 310円 ⑥ 110円
枠連 4⃣-8⃣ 710円
馬連 ⑤-⑫ 2,400円
馬単 ⑫-⑤ 2,750円
ワイド ⑤-⑫ 560円 ⑥-⑫ 120円 ⑤-⑥ 910円
3連複 ⑤-⑥-⑫ 1,500円
3連単 ⑫-⑤-⑥ 7,420円


障害界の現役最強馬を決める一戦は、1番人気のオジュチョウサンが横綱相撲で完勝。王者相手に果敢に挑んだサンレイデュークが2着、復権を狙ったアップトゥデイトは3着。4着のタイセイドリームまで「阪神スプリングジャンプ組」が独占する結果となりましたな。3番人気のメイショウヒデタダは、序盤からレースを引っ張り続けましたが、9号障害を飛越した後にズルズルと後退し、最下位の13着。今年は13頭全馬無事に完走。みなさまお疲れさまでした。
史上3頭目のグランドジャンプ連覇を果たしたオジュウチョウサンは、自身6連勝&障害GⅠ3連勝。鞍上の石神深一騎手もJ・GⅠ3勝目です。この日のオジュウチョウサンは、最初からアップトゥデイトの後ろを追走。終始内側の位置につけていたのも印象的でした。最後の3,4コーナーでサンレイデュークに並ばれそうになったけど、ラストスパートで一蹴。絶対王者の風格を漂わせる貫禄の勝利でした。
障害GⅠを3勝したのは、かつて2005年から2007年までGJ3連覇を成し遂げたカラジ(ニュージーランド)以来の快挙。オジュウチョウサンの今の安定した成績ならば、暮れの中山大障害で4度目のGⅠ勝利&2年連続春秋連覇も堅いでしょう。障害の飛越も綺麗だし、スタミナも豊富、この馬はまさに「障害界の怪物」だ。





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