日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

サトノの呪いが解けた!サトノダイヤモンドが菊花賞快勝!ルメールはクラシック初V!

2016年10月23日 | 競馬

3歳牡馬クラシック最終戦・第77回菊花賞(GⅠ・芝3000m 18頭立て)が23日、京都競馬場で行われました。凱旋門賞に挑んだマカヒキ不在のこのレース、皐月賞馬⑥ディーマジェスティと、悲願のGⅠ制覇を目指す③サトノダイヤモンドの「2強」に加え、⑧ミッキーロケット・⑦レッドエルディスト・①カフジプリンス・⑬エアスピネルの「神戸新聞杯組」、⑯プロディガルサン・⑱マウントロブソンの「セントライト記念組」、他にも2連勝中の④シュペルミエールと⑩ウムブルフと⑰ジュンヴァルカン、札幌記念3着の⑪レインボーラインなどが参戦しました。



単勝のオッズは、1番人気サトノダイヤモンド(2.3倍)、2番人気ディーマジェスティ(3.2倍)。10倍以下はこの2頭だけで、3番人気以降はカフジプリンス、ミッキーロケット、レッドエルディスト、エアスピネル、シュペルミエールと続きました。
ばらついたスタートで始まった菊花賞、ジュンヴァルカンが出遅れてしまう。サトノダイヤモンド、ディーマジェスティは好スタートを見せた。1周目の外回り3コーナーに向かっての先行争いで、⑤ミライヘノツバサが②ジョルジュサンクをかわすが、外から⑮サトノエトワールが先頭を奪う。⑭アグネスフォルテが3番手につけ、ジョルジュサンク4番手、エアスピネル5番手、ウムブルフ6番手、サトノダイヤモンドは7番手、ミッキーロケット9番手、ディーマジェスティは中団グループに控えた。
縦長の状態でスタンド前に差し掛かり、先頭のミライヘノツバサは最初の1000mを59秒9で通過。エアスピネル5番手、サトノダイヤモンド7,8番手あたり、カフジプリンス9番手、ミッキーロケット10番手、レッドエルディスト11番手、シュペルミエール12番手、ディーマジェスティ13番手、⑨イモータルが最後方でスタンド前を通過した。
1・2コーナー~向正面に入り、ミラツバが先頭でレースを引っ張り、エトワールが2番手、内側のスピネルが3番手、アグフォル4番手、ジョルジュとウムブルフが5,6番手で並ぶ。7番手ロブソン、その後ろではシュペルが内側から仕掛けて7番手浮上。カフプリが9番手。中団馬群でも動きがあり、プロディガルサンと⑫コスモジャーベがサトダイをかわし、サトダイは12番手に下がる。内側13番手にミキロケ、外側14番手にディーマ、15番手エルディスト。後方は16番手レインボーライン、17番手ジュンヴァル、イモータルが依然としてしんがり。
2度目の外回り3コーナーに差し掛かり、ミライヘノツバサがまだ先頭キープ。2番手にアグネスフォルテ、ウムブルフが3番手に浮上し、エアスピネル6番手。サトノダイヤモンドとディーマジェスティの2強が中団から徐々にポジションを押し上げる。
18頭が一団の状態で4コーナーから直線の勝負へ。ミライヘノツバサが逃げ粘るが、外からサトノダイヤモンドとディーマジェスティが追い上げ、ゴール残り200mでサトダイが先頭に躍り出る。内からスピネル、大外からレインボーが襲い掛かり、ディーマは苦しくなった。ゴール前でサトダイがもう一度突き放し、先頭で堂々とゴールイン!そして2着争いでは、レインボーラインがエアスピネルをかわし、ディーマジェスティは4着でゴールしました…。


菊花賞 全着順&払戻金
1着③サトノダイヤモンド   3分03秒3
2着⑪レインボーライン    2馬身1/2
3着⑬エアスピネル        ハナ
4着⑥ディーマジェスティ     クビ
5着⑧ミッキーロケット     1馬身1/2
6着④シュペルミエール
7着⑱マウントロブソン
8着①カフジプリンス
9着⑦レッドエルディスト
10着⑰ジュンヴァルカン
11着⑯プロディガルサン
12着⑩ウムブルフ
13着⑤ミライヘノツバサ
14着⑭アグネスフォルテ
15着②ジョルジュサンク
16着⑫コスモジャーベ
17着⑨イモータル
18着⑮サトノエトワール

単勝 ③ 230円        
複勝 ③ 130円 ⑪ 500円 ⑬ 430円
枠連 [2]-[6] 2960円        
馬連 ③-⑪ 3510円
馬単 ③-⑪ 4720円       
ワイド ③-⑪ 1080円 ③-⑬ 950円 ⑪-⑬ 5460円       
3連複 ③-⑪-⑬ 17550円        
3連単 ③-⑪-⑬ 69380円



クラシック最終戦・菊花賞は、サトノダイヤモンドが単勝1番人気の期待に応え、悲願のGⅠ初制覇を果たしました。2周目の3コーナーで中団の外側から追い上げ、直線で抜け出すと、最後は2着に2馬身半の差をつけて快勝しました。2着に入ったレインボーラインは、9番人気の低評価を覆す大健闘。大外から追い込んできたんで、逆転するんじゃないかと思いました。3着のエアスピネルは、3000mの距離は長いと思いましたが、武豊騎手が上手く走らせました。
2番人気だったディーマジェスティは、伸びを欠いて4着。初めての関西遠征ということもあったけど、4コーナー手前から蛯名正義騎手がムチを入れてたな…。4番人気のミッキーロケットは5着、3番人気のカフジプリンスは8着でした。
サトノダイヤモンドは前走の神戸新聞杯に続いての連勝で、重賞競走はこれで3勝目。関西では5戦全勝です。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は今年のGⅠ2勝目で、菊花賞初勝利。ルメール騎手にとっても、日本でのクラシック競走は初制覇となりました。サトダイを管理する池江泰寿調教師は2011年のオルフェーヴルに次いで、同レース2勝目。そして、オーナーの里見治氏は、馬主24年目でGⅠ初勝利。里見オーナーの所有馬はGⅠで勝てないことから「サトノの呪い」と言われていましたが、その呪いがついに解けました。
ちなみに、ディープインパクト産駒は3000m以上のレースでは未勝利でしたが、今回サトノダイヤモンドが勝ったことにより、「ディープ産駒は3000m以上のレースで勝てない」のジンクスも破れました。今年の菊花賞は初めて尽くしでしたね。
デビュー時から「2億3000万円ホース」と話題を呼び、きさらぎ賞まで無傷の3連勝を挙げ、「クラシックの主役候補」と言われていましたが、皐月賞で3着に敗れると、日本ダービーではマカヒキに8センチ差の2着。春のクラシックでは惜敗続きでしたが、最後の一冠・菊花賞で勝利を手にしました。直線での突き抜けっぷりは、春の鬱憤を爆発させるかのような走りでした。
池江調教師の話では、年内に有馬記念か香港遠征を検討し、来年は凱旋門賞に挑戦するプランを打ち立てました。ルメール騎手もこの秋の凱旋門賞で不完全燃焼に終わったから、リベンジに意欲を見せているでしょう。京都で大きく輝きを放ったダイヤモンドが、さらに輝きを増すといいですね。

来週は東京競馬場で秋の最強古馬決定戦・第154回天皇賞(秋)が行われます。「マイル王」モーリス、イスパーン賞を圧勝したエイシンヒカリ、ドバイターフ覇者・リアルスティールの海外GⅠ馬をはじめ、安田記念を勝ったロゴタイプ、昨年の勝ち馬・ラブリーデイ、毎日王冠を勝ったルージュバック、アンビシャス、ステファノス、サトノクラウンなどが登録しています。年内で引退を表明しているエイシンヒカリとモーリスは、おそらく秋天が国内ラストランになるでしょう。フルゲート割れでもメンバーは濃そうだなあ。





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