日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

安倍晋三氏が5年ぶりに首相に復帰。今の日本の危機を突破できるか?

2012年12月27日 | Weblog

12月16日の衆議院総選挙で、自民党が296議席を獲得して圧勝。総選挙から10日後の26日、特別国会が開かれました。この日の衆議院&参議院の本会議で新しい首相を決める「首相指名選挙」が行われ、安倍晋三自民党総裁が衆参両院で選出。これにより、安倍氏が第96代内閣総理大臣の就任が決定しました。安倍氏は2006年9月~2007年9月まで首相を務めており、約5年3カ月ぶりの再登板となります。



本会議前、野田佳彦内閣の臨時閣議が開かれ、全閣僚の辞表を受理して総辞職。2009年9月から続いた民主党政権が幕を閉じました。野田前首相の在任期間は482日間で、民主党政権の中で最長を記録し、戦後の歴代首相の中で19番目の長さでした。
午後から衆参本会議場で首相指名選挙が開かれ、衆議院では安倍氏が328票、民主党新代表・海江田万里氏が57票、日本維新の会代表・石原慎太郎氏が54票、渡辺喜美氏(みんなの党)18票、志位和夫氏(日本共産党)8票、森裕子氏(日本未来の党)7票、福島瑞穂氏(社民党)2票、自見庄三郎氏(国民新党)1票、無効3票。300票以上を集めた安倍氏が選出されました。
一方参議院では、1回目の投票で安倍氏が103票、対する海江田氏が87票。過半数に達しなかったため決戦投票となり、結果は安倍氏107票、海江田氏98票で、安倍氏勝利。なお、この決戦投票でみんな、共産、社民、国民、維新の会が白票を投じ、31票に達しました。


夕方には第2時安倍内閣の閣僚人事が発表され、官房長官に就任した菅義偉氏が閣僚名簿を読み上げました。

[首相]          安倍晋三氏
[副総理・財務・金融相]  麻生太郎氏
[総務相]         新藤義孝氏
[法相]          谷垣禎一氏
[外相]          岸田文雄氏
[文科相]         下村博文氏
[厚労相]         田村憲久氏
[農水相]         林芳正氏
[経産相]         茂木敏充氏
[国交相]         太田昭宏氏(公明党)
[環境相・原子力防災担当相]石原伸晃氏
[防衛相]         小野寺五典氏
[官房長官]        菅義偉氏
[復興相]         根本匠氏
[国家公安・拉致相]    古屋圭司氏
[沖縄・北方相]      山本一太氏
[少子化・消費者相]    森まさこ氏
[行革相]         稲田朋美氏
[経済再生相]       甘利明氏

18人中10人が初入閣となった新内閣には、かつて首相を務めた麻生太郎氏が、副総理および財務大臣と金融担当大臣を兼務。自民党前総裁の谷垣氏が法務大臣、9月の総裁選挙で安倍氏と競り合った石原伸晃氏が環境大臣に。連立を組む公明党からは太田氏が国土交通大臣に、参議院からは山本一太氏と森まさこ氏の2名を起用。
安倍首相は就任会見で、第2次内閣を「危機突破内閣」と位置づけ、デフレ対策と経済再生を最優先で取り組み、全ての閣僚に震災復興、危機管理に取り組むよう指示したとのこと。経済再生のために金融政策、財政政策、成長戦略を力強く進め、デフレ脱却のために大型補正予算案を編成すると述べました。会見途中、杉田和博官房副長官が脱水症状によるけいれんを起こして倒れるというハプニングが起こりましたが、杉田氏は大事に至らず。政権発足初日から幸先不安が残ったか?


5年ぶりに総理の座に就いた安倍氏。1回目の時は2007年の参院選での敗戦、「潰瘍性大腸炎」による健康不安を理由にわずか1年で退任。2度目となる今回も課題山積で、円高・デフレ是正、TPP参加、原発問題、震災復興をスピードアップできるかどうか。外交面では民主政権で冷え切った日米関係の強化、韓国と中国の関係の改善が求められます。あと、来年夏の参院選対策もしないといけません。自民が勝利すれば「ねじれ国会」も解消されるし、政権も安泰すると思います。ここ最近首相がコロコロと変わり続けているので、安倍首相にはぜひとも長期政権を築いて、日本を建て直してもらいたいものです。


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