日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ドナウブルー&デムーロの弟が重賞初V!根岸ステークスはシルクフォーチュンが優勝。

2012年01月30日 | 競馬

1月最後の日曜日だった29日は、京都競馬場では牝馬戦線の開幕戦「京都牝馬ステークス」、今週からスタートした東京競馬場では、ダート重賞の根岸ステークスが行われました。


京都のメイン競走・第47回京都牝馬ステークス(GⅢ・芝1600m)には、今年5月のヴィクトリアマイルを目指す16頭が出走。昨年の勝ち馬④ショウリュウムーン、⑧レディアルバローザ、昨年のオークス馬②エリンコート、ディープインパクト産駒の③ドナウブルー、京都金杯3着の⑪アスカトップレディ、他にも⑤コスモネモシン、⑩ビッグスマイル、⑭エーシンリターンズなどが参戦してきました。
スタート後の先行争いで、⑥クィーンズバーンが先手を取り、コスモネモシンが2番手。3番手⑦スイートマトルーフ、ショウリュウムーンは最内の5番手。外側にエーシンリターンズが並びかけ、中団の7番手集団にはドナウブルー、アルバローザ、アスカトップレディ、⑫ダンスファンタジアと横一線。中団より後ろには、エリンコートが11番手、ビッグスマイル14番手、⑯スプリングサンダー15番手、⑮メルヴェイユドールがしんがり追走。
先頭から15番手まで一団の状態で外回り3コーナーに入り、残り800mを通過してクィーンズバーンがまだ先頭をキープ。マトルーフが2番手に浮上して先頭に迫り、リターンズ4番手、ネモシンは5番手に下がった。ショウリュウムーン、ドナウブルー、レディアルバローザは馬群の中。ファンタジアは4コーナー手前で大外に持ち出す。
最後の直線に差し掛かったところでドナウブルーが2番手に上がると、逃げるクィーンズバーンをかわして先頭に浮上。最内からショウリュウが追い上げ、ドナウに並びかけようとするが、ドナウブルーがそのまま1着でゴール!ショウリュウムーンは猛追届かず2着まで…。

ディープインパクト産駒のドナウブルーが京都牝馬ステークスを優勝。5度目の重賞挑戦で悲願の初制覇を果たしました。鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手は、初めてのJRA重賞勝ち。クリスチャンのお兄さんはミルコ・デムーロで、今年1月に短期免許を取得したイタリアの若手ジョッキー。初めての京都競馬場で重賞を勝つのは嬉しいでしょう。ちなみに、ミルコ兄さんもドナウブルーに乗って勝ってます(2011年11月19日・サラ系1000万下@京都)。
ドナウブルーはシンザン記念で5着に敗れて以降、勝ち切れないレースが続き、牝馬クラシックに一度も出られませんでした。昨年11月に約1年ぶりとなる3勝目を挙げ、今回の京都牝馬Sにも勝って2連勝。4歳を迎え本格化の予感がしてきました。重賞初Vの勢いに乗り、今後も勝ち続けてGI制覇なるでしょうか?


東京のメインは第26回根岸ステークス(FⅢ・ダート1400m)。このレースは「近代競馬150周年記念競走」というサブタイトルで行われました。⑤ダノンカモン、⑦セイクリムズン、⑪テスタマッタ、ダート転向後3連勝中の①サクラシャイニー、⑦ゼンノベラーノ、⑨シルクフォーチュンといったダートの実績馬が集結。フェブラリーステークスの前哨戦を制し、本番に名乗りを挙げたのは?
レースはいきなり波乱の幕開け。ゲートが開いた直後、⑯エベレストオーが騎手を振り落として落馬。好スタートを切った④トウショウカズンが鼻を切るが、⑮タイセイレジェンドが外から押し上げて先頭。ゼンノベラーノ4番手、5番手に⑭ティアップワイルド。セイクリムズン、ダノンカモン、①ブライトアイザック、⑩セレスハントの4頭が6番手集団を形成。10番手のところにテスタマッタ、その横に⑧ヒラボクワイルド、後続にはシルクフォーチュンとサクラシャイニーが並走。
先頭を行くタイセイレジェンドは残り600mを過ぎ、4コーナーから直線コースへ。400mを切ってトウショウカズンが2番手から接近し、先頭争いはレジェンドとカズンの2頭による一騎打ちムード。ダノンカモンとクリムズンは馬群から抜け出せず苦労している?残り200mを過ぎ、大外からシルクフォーチュンが伸びて来て、前を捕らえる勢いだ。さらにはテスタマッタも来ている。そしてゴール前でフォーチュンがタイセイレジェンドとトウショウカズンをまとめて抜き去りゴールイン!シルクフォーチュン末脚炸裂で差し切り勝ち!

スタート直後の落馬から始まった根岸ステークスは、単勝4番人気だったシルクフォーチュンが差し切り勝ち。2着にはタイセイレジェンド。このまま逃げ切り、落馬負傷から8か月ぶりに復帰した内田博幸騎手が勝つのかと思いました。1番人気だったダノンカモンは5着、前回優勝のセイクリムズンは6着という結果に終わりました。なお、落馬競走中止したエベレストオー、鞍上の三浦皇成騎手は共に異常なし。三浦騎手は落馬直後、鞭を投げて悔しさを露わに。その瞬間をフジテレビのカメラが捉えていました。
最近のダート重賞では見られない追い込みで勝ってみせたシルクフォーチュン、道中は最後方を追走し、直線で一気に加速して、前にいる馬達をまとめてごぼう抜き。最後は逃げ粘るタイセイレジェンドをかわして1着になりました。上がり3ハロン34.9秒はもちろん16頭中最速です。
フォーチュンは昨年7月のプロキオンステークス以来となる重賞2勝目。ファブラリーSでも末脚を爆発させ、強敵・トランセンドを破る大金星を挙げられるでしょうか。


来週は東京でマイル重賞・東京新聞杯、京都は3歳重賞・きさらぎ賞が行われます。東京新聞杯は2連勝中のコスモセンサー、サダムパテック、ゴールスキー、マイネルラクリマ、ミッキードリーム、スマイルジャック、ガルボなどが出走予定。きさらぎ賞には、好調のディープインパクト産駒からワールドエースが登録。他にもプレミアムブルー、スノードン、マイネルアトラクトなどが登録しています。





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