生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

一人よがりの恋

2008年11月15日 | 第6章:明るい感情の領域
女子中学生が勝手にあの人が私の恋人、あなたはあの人よ、と決め合っている会話を電車で聞き、あーあ青春、と思った事があります。しかし大人になり神経症的に妄想から片想いをして身体症状を出している人に会うとギョツトします。理想と現実の混濁、私とあなたの混濁は人を狂わせていきます。感情の転移は恐ろしく、真実を捩曲げ、幸福を遠くに押しやります。:〈感情転移:208ー2〉:
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感情転移に気づかない人

2008年11月14日 | 第6章:明るい感情の領域
自分と相手を不幸にするばかりでなく社会をも混乱させる感情転移について考えてみましよう。幸か不幸か、人間の心の仕組みに防衛機制と言う働きがあります、その14の働きの中の一つが今回のテーマ、感情転移があり、それはとても厄介な働きをしてくれます。もともと人の心を安定させる為のものですが、転移の対象にされた人にとって迷惑このうえのものです。父親嫌いな娘の男性嫌いが典型です。感情転移現象を知り意識すればこの悲劇から解放されます。暫くこの問題を考察し明るく平安な世界を手中にしましよう。:〈感情転移:208ー1〉:
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子供時代の平安感って何だろう?

2008年11月13日 | 第6章:明るい感情の領域
育った時代で平安感(心のやすらぎ)は相当違います。私のころは空腹感がみたされれば心の安らぎを感じました。親も家に帰れば口をあけて餌を待つ鳥の雛のように子供が待っている時代でしたから、餌を与えられて大喜びする我が子の顔が心の安らぎだったようです。さて安らぎがどんな形であっても、子供時代に印象づけられた<平安感の原型>が人の生涯を左右しています。自分の成育史での心の安らぎ、平安感がどんな思い出なのか、お金、食、性、哲学の領域なのか、時々再点検しておかないと、これから生きていく道筋に変な平安感を無意識で求めてしまいます。同じ平安感の思い出を探すならば愛の原型を意識して探してみましょう。友情、愛情、これが人生で一番重要な原型ですから。:<子供の美:208-5>:
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好奇心と空想力

2008年11月12日 | 第6章:明るい感情の領域
子供時代、特に小学生3年の頃はいつも帰校時、小高い丘の上の草原に寝転んで、空を見ていました。雲の形がリス、熊、キツネ、色々の姿に似ているので一人で大笑いしていました。大人になった今は、あまりそのようなこともなくなっている自分を何となく貧しい人間になったなあ、と感じます。好奇心と空想力の自然な勢いは子供にはかないません。何故でしょう?大人の常識、挫折感、夢を子供のように大切にしない大人になったのかもしれません。実現出来なくても、改めて夢と希望に生き抜きたいなあ。人生から夢と理想を無くしたら何が残るんだろう。:<子供の美:207-4>:
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子供時代の孤独感は重要な意味を持つ

2008年11月11日 | 第6章:明るい感情の領域
子供時代の思い出の中に孤独感があります。これを孤独感の原型と心理学は言いますが、とても大切な原型です。厳しい現実社会を生き抜いていく時、大きな孤独に襲われます。そんな時、優しい愛を与えてくれた人への親近感と感謝は砂漠のオアシスのようなものですが、他者の愛を深く知る前提条件が孤独感だと言われていますし孤独感の意味は神様の愛と出会うため、と言う神学者がいるくらいです。孤独感を恐れ避けることなく深く味わうと、何となく自然に本物の愛が訪ねてくるようです。<子供の美:207-3>:
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疑うことを知らない美しさ

2008年11月10日 | 第6章:明るい感情の領域
相手が子供でも大人でも、自分に対して<疑うこと>なく信頼して下さる方に会うと身が引き締まります。大人の場合は時々裏があるので、気をつけますが、普通、子供の<疑うことを知らない姿>に触れると神様に触れたような感動を覚えます。エリクソンという学者はこの基本的信頼を素直に身につけた人は、どんな人生の困難に遭遇しても希望を失わないタイプだと診断しています。不信感の塊のような人間になると、すぐ挫折したり、勇気を失くしたりするタイプとも言っています。人生はいつも希望と夢で輝きたいものです。:<子供の美:207-2>:
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子供は何故、可愛いのか!

2008年11月09日 | 第6章:明るい感情の領域
動物にしろ人間にしろ子供を見ていると可愛いものです。小さな生命は自分で生き抜いていけませんので、神様が存在そのものを可愛くしているのでしょう。さて自分の子供時代を思い出してみると、どこがそんなに可愛いかったのか、と自問自答すると、照れくさいのか理由はわかりませんが、その可愛さ、美しさ、善良さを書きだす事が案外難しいのです。心理療法の仕事を上手に展開する為には、先ず、自分の可愛さを素直に書き出す力が必要です。:<子供の美:207-1>:
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愛する人は平安感と不安感のもと!

2008年11月08日 | 第6章:明るい感情の領域
愛する人(夫婦、恋人、親、親友)、特に相手が異性の場合、日々の平安感と不安感の原因となります。当然のことなのに、何故かいつも平安感であるべきで、不安感を感じる自分は相手を本当は愛していないのでは、と悩んでいる人がいますが何故そうなるのでしょう?大切な存在になればなるほど、相手の存在が感情を支配します。この光と影の心理をあるがままに楽しもうと言う心の余裕があると、逆に<生き甲斐の充実感>を与えてくれます。プロセススケールという理論によれば、それぞれの感情には深い意味がある、と断言します。何故、今、平安感を感じるのか、不安感を感じているのか、その意味を解釈できる人は、益々幸福感、充実感を感じだします。:<平安感:206-5>:
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終末治療での二つのタイプ

2008年11月07日 | 第6章:明るい感情の領域
色々の事情で辛い終末を迎えたAさんとBさんには違いがありました。同じ医学的な条件下ですが、Aさんは概して明るく、Bさんは暗い錯乱の日々です。この違いはAさんには平安感があり、Bさんは不安感の連続です。何故、一方には平安感があり、他は不安感なのでしょう?見送る方は同じ終末でも、同じ苦しみの死でも、不安感と錯乱で死んでいかれるよりも感謝と平安感のうちに死んで欲しい、と願うのが普通です。自分の死をどう解釈するか、臨終時の<平安感>について、平素から考えておきたいものです。:<平安感:206-4>:
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セレブと貧乏

2008年11月06日 | 第6章:明るい感情の領域
億万長者の未亡人が自殺しました、生きていてもつまらないと言う遺書がありました。かたや子沢山で働いても豊かにならない、と文句は言いながらも明るく元気に生き抜いている若いお母さんも居ます。この違いはどこから来ているのでしょうか?古代シュメールの叙事詩<ギルガメッシュ>にもギリシャ神話にもケルトの民話、日本の落語にも同じ話は山ほどあります。いずれも平安感があるかないかの問題です。:<平安感:206-3>:
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平安感の原型と母乳の関係

2008年11月05日 | 第6章:明るい感情の領域
心が落ち着かなくて、いつもそわそわしていて、周囲まで混乱させる不安定な人がいます。心が不安定な理由をその人の修行が足りないと非難してはいけません。平安感の原型は赤ちゃん時代に母の人肌の感触と共に母乳を順調に与えられた場合に形成されています。しかし人生の諸般の理由で温もりつきの母乳を健全に与えられていない場合でも悩む必要はありません。自分の成育史を回想しこの原型がなさそうだと判断した場合は改めて自分の平安感の原型を今から生み出す方法があります。一番有効な方法は思い出しうる一番古い平安感の思い出をノートに幾つも書きだしておく方法です。その方法と対処法を数回に分けて考えていきます。:<平安感:206-2>:
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平安感ってどんな感情?

2008年11月04日 | 第6章:明るい感情の領域
どんな時代でも、どんな人種、どんな国でも、お化けの話は沢山あります。ネアンデルタール人でもお墓に花を添えた形跡があり人の魂、霊魂の災いを防いでいたようです。訳のわからない現象はいつの時代も人を狂わせていくので、人間は精神衛生を良くするために、お化け、怨霊のせいにして生き抜いてきました。もしお化けと言う概念が無ければ昔の人は現代社会でいう精神錯乱者だらけとなっていた事でしょう。今回から、厳しい日々の生活にあっても、それでも平和に愛情豊かに暮らす為に必要な<平安感>について、心理療法の立場から思索していきます。:<平安感:206-1>:
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愛と憎しみの原型

2008年11月03日 | 第6章:明るい感情の領域
良い意味でも悪い意味でも両親は愛と憎しみの原型となっています。心理療法をすればユングの原型論がいかに重要か直ぐ分かります。赤ちゃんの時、タイムリーにおむつを交換してくれる、お腹がすいた時、美味しいお乳を飲ませてくれるお母さんへは自然に愛を感じます。愛し愛されるパターンの原型が父母から創られていきます。自分の愛の原型、憎しみの原型は生涯変化しませんから、自分はどんな原型を持っているだろうか、と勉強する必要があります。これから益々幸福に生きていく為に、自分はどんな愛し方、愛され方が好きか、意識しておくと自分と相手を幸福にさせるコツがわかります。:<父母:205-5>:
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この地球に生まれて良かった!

2008年11月02日 | 第6章:明るい感情の領域
幼児虐待、育児拒否ということも知らずに育ったAさんが、或年代から親のことを知り絶望する、自殺未遂、人生に希望がない、と暗い日々を送った時代を回想していました。今は26歳。辛い思い出を無理に抑圧して神経症になった体験もしました。親を恨んだりした人生観を捨てて新しい人生観を確立するのに相当苦労しました。今は、生きる楽しみ、地球に生まれた幸せ、神様との出会い、それによる信仰生活を楽しんでいます。明るくなると素敵な恋人も生まれました。<生き甲斐の心理学>の教科書通りにはいきませんが、人生には希望と喜びがあるんだ、と確信するようになりました。:<父母:205-4>:
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無意識に選択してしまう!

2008年11月01日 | 第6章:明るい感情の領域
海外での仕事は予想外の対処を迫られます。冷戦華やかな1970年代、モスクワに居ましたが、AかBかの選択に迫られました。Aは少々危険、Bも危険、しかし私はAを選びました。よく生き延びられたなあ、と今思います。今ならAもBも捨てて逃げかえります。Aを選んだ理由は今ははっきりしています。父親が海兵出身の職業軍人で、幾つかの海戦を生き延びていました、私は軍人の息子、どうせ危険な選択ならば、おやじの気持ちをこの際、理解してみようと、その時感じて、より危険なAを選択したようです。:<父母:205-3>:
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