色々の事情で辛い終末を迎えたAさんとBさんには違いがありました。同じ医学的な条件下ですが、Aさんは概して明るく、Bさんは暗い錯乱の日々です。この違いはAさんには平安感があり、Bさんは不安感の連続です。何故、一方には平安感があり、他は不安感なのでしょう?見送る方は同じ終末でも、同じ苦しみの死でも、不安感と錯乱で死んでいかれるよりも感謝と平安感のうちに死んで欲しい、と願うのが普通です。自分の死をどう解釈するか、臨終時の<平安感>について、平素から考えておきたいものです。:<平安感:206-4>:
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