風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

『家栽の人』 4

2006-02-05 00:17:32 | テレビ

「私はこの町にいます。
あの少年がこの町に帰ってきた時、笑って暮らせるようにするのが、決定を言い渡した私の責任ですから。
家庭裁判所は、人を裁く所ではないんですよ。人を育てる所なんです」  

(TVドラマ『家栽の人』より)    

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『家栽の人』 3

2006-02-04 00:02:49 | テレビ

「花は枯れても、根さえ残っていればまた立派に花を咲かせることができるんです」

(TVドラマ『家栽の人』より)  

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『家栽の人』 2

2006-02-03 00:19:40 | テレビ

「人の命を奪えるほどの不幸は、存在しないんです」

(TVドラマ『家栽の人』より)

最終回、片岡鶴太郎さん演じる桑田判事は、連続殺人を犯した少年がなぜそのような事件を起こしたのか、その原因を追究するため自ら少年の故郷へ赴きます。
そこで彼は、少年が幼い頃に母親が殺され、その死体を発見したのが少年自身であったという不幸な事実を知ります。その悲惨な過去が少年の人格形成に多大な影響を及ぼし、その結果このような事件につながったことは明白でした。
上の言葉は、過去に一度も少年院送致の決定をしたことのなかった桑田判事が、初めてそれを言い渡すとき、少年に向かい涙を流し告げた言葉です。
とても重い、言葉だと思います。
この涙は、被害者に対してというよりも、少年に対して流された涙です。
こんな風に少年と真正面から向き合い、その過去、現在、そして将来について真剣に考え涙を流してくれるような大人にもっと早く出会えていれば、少年がこのような事件を起こすことは、あるいはなかったかもしれません。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『家栽の人』 1

2006-02-02 00:18:52 | テレビ

「世の中の流れなんてのは、誰かのさじ加減でどうにでも変わるんだ。
だから俺達はそんなことに振り回されてちゃあいけないんだ。
子供たちを救ってやるにはどうしたらいいか、それだけを考えていればいいんだ」

(TVドラマ『家栽の人』より)

1993年にTBSで放映されたドラマです。
とても好きで、毎週かかさず観ていました。
私の好きなドラマベスト5に入ると思う。
強者が格好よく描かれている作品よりも、弱者に対して暖かい視線をそそいでいるような作品が、私は好きです。
大貫妙子さんの主題歌「春の手紙」も、良かったなぁ。
私は当時、えーと、15歳でした。
この頃観たドラマや音楽や本は、私のものの考え方に多かれ少なかれ影響を与えているなぁと改めて思う。

上の台詞は、最終回で柄本明さん演じるベテラン調査官が言った言葉。
あの頃は少年による殺人というだけでも、とても衝撃的なニュースでした。
それを思うと、この13年の間に、日本はなんて殺伐とした国になってしまったのだろう。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする