シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ノックノック

2017-09-25 | シネマ な行

まぁなんとくだらない作品なんでしょう(笑)

家族思いの男エヴァンキアヌリーブス。妻子は週末旅行に出かけ自分は仕事の都合で家に残ることに。そこへやってきた若い女の子2人。ジェネシスロレンツァイッツォとベルアナデアルマス。友達の家のパーティに来たが場所が分からず大雨の中タクシーもつかまらず、携帯も水没したのでネットを貸してほしいとやってくる。親切心から2人を家にいれてあげたエヴァンはそこから地獄を見ることに。

なんだかんだ手を変え品を変えエヴァンを誘惑してくる2人。こいつらおかしいぞと誘惑をかわしつつも若い女の子2人にきついことも言えないエヴァン。長い間誘惑を突っぱねていたエヴァンだったが最後は2人に屈服し・・・ていうかあれはもうレイプです。

翌朝起きてみると2人が家のキッチンを無茶苦茶にして朝ごはん中。「もう帰りなさい。送っていくから」というエヴァンに「ヤダねー」と2人。自分たちは15歳なのにエヴァンが犯しただの、性犯罪者は警察に捕まるだの言ってくる。

最終的にエヴァンは縛り上げられ、ベッドにくくりつけられてまた犯されそこを動画に撮られSNSにアップされちゃう。家の中はぐちゃぐちゃにされるし、お金あげるからとか言っても2人は聞き入れず結局一体何が目的なのかさっぱり分からない。

まーーーーーほんっとーーーーにくだらない映画です。でもなんかおもろかった。バカバカし過ぎてというところかな。何も残らないけど、途中は大笑いしながら見ちゃいました。それをキアヌが大真面目にやっちゃうもんだから余計に。これ、全然無名の人がやってたら全然ダメやったと思うんですけどね。キアヌだからこそおもろい。キアヌって名作にも出てるけど、こういうくだらんのも好きよねぇ。

この2人をただ娯楽のためにやってると見ると「ファニーゲーム」の劣化版か?と見ることもできるけど、女の子2人があそこまで体張ってってとこがなぁ。「ファニーゲーム」の男たちより自分にふりかかるリスクが大きいよね。それも彼女たちにとってはゲームのうちかもしれませんが。ベルが最後にエヴァンに「結局私たちを断る男はいままで一人もいない。あなたは言うかと思ったのに」なんて言いますが、それで世の男性の道徳観を正そうとしているのか???

とまぁあんまり真剣に分析することもないか。「くっだらねー」と言いつつ最後まで見るもよし、途中でやめるもよしです(笑)途中でやめても特に損はないと思います。