シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ベガスの恋に勝つルール

2008-08-25 | シネマ は行

我らがキャメロンディアスアシュトンカッチャーの共演?見に行かないわけないでしょうって感じです。って言いながら、キャメロンとアシュトン?随分彼女のほうが上じゃない?年上女房の話?なぁんて思ったけど、プロフィールを見るとアシュトンももう30歳なんだね。確かにキャメロンのほうが上だけど、アシュトンの本当の奥さんがデミムーアなことを考えればキャメロンとの年の差なんて可愛いもんだね。

友達全員の前で彼氏に振られたジョイ(キャメロン)と会社の社長である父親トリートウィリアムスに会社をクビにされちゃったジャック(アシュトン)がウサ晴らしをしようとやって来たベガスで出会って、一晩で酔っ払って結婚しちゃって、翌朝その結婚を無効にしようとしたそのとき、ジョイの25セント硬貨でスロットマシンをしたジャックがなんと300万ドルの大当たりを出しちゃった。自分のお金だと主張するジョイと自分が回したスロットだと主張するジャック。さて、二人はどうなるのか?

反発しあう二人が最後にはくっつくというのは言わずと知れたラブコメの王道。この作品の場合、この反発期間が最高に面白い。ドタバタしまくりでちょっとやり過ぎボーダーまで行くところもあるけれど、その辺はご愛嬌。ジョイの友人ティッパーレイクベルやジャックの友人兼弁護士ヘイターロブコードリーもナイスサポートはしているけど、もうほぼ完全にキャメロン&アシュトンの独壇場と言ってもいいくらいのドタバタぶり。トイレを巡る攻防も、ベッドを巡る攻防も、ちょっとした男女間の“あるある”を誇張してあるのがいいのかもしれない。

二人が意気投合して、飲みまくる第一夜から、反発期を経て、ちょっと惹かれあい始めるところまで、緩急が非常にうまい演出だった。まるで、遊園地で次々とジェットコースターのハシゴ乗りをしているかのように、ぐわーーーーっていう盛り上がりと小休止、そしてまたまたぐわーーーっと盛り上がるっていうのをうまく繰り返した演出になっている。

今回キャメロンは「計画を立てるための計画を立てる女」というマジメぇな役だったんだけど、彼氏に振られてヤケになってお酒を飲んでハメを外すところはもう完全にいつものキャメロン印これぞキャメロンの真骨頂ここまで外しちゃっても下品にならないのが、キャメロンのいいところ。彼女のジョーカーも真っ青の耳から耳まで裂けるほどの笑顔を見ていると、本当に心底楽しくなってしまう。

お堅い批評家さんたちは辛い点数をつけるだろうけど、そんなのほんとにカンケーねぇで楽しんじゃってください

オマケ1キャメロンがドレスを着て登場しますが、サーフィンなどで鍛えているだけあって、筋肉ムキムキですね。女性的で美しいとは言えないけど、美しい肢体であることにはちがいありませんね。

オマケ2この作品、音楽づかいが非常に良かったので、サントラを購入したいと思って調べてみたのですが、見つかりません。サントラ出てないのかなぁ?どなたかご存知の方がいたら教えてくださいませ