シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ファンタスティックフォー~銀河の危機

2007-08-23 | シネマ は行
単なる偶然なんですが、ジェシカアルバ作品の連投になりました。試写会に行ってきたのです。このブログで「ファンタスティックフォー~超能力ユニット」を取り上げたのは、つい最近のように感じます。ちょうど2年前くらいの記事ですね。2年かぁ。このブログにも歴史あり最近では続編が製作されるのが非常に早くなりましたね。鉄は熱いうちに打てでしょうか。

前回の作品が結構好きだったワタクシはちょっと期待して行きました。「続編には期待しない」っていうのが鉄則ってここにも書いたことあるんですけど、最近では映画界全体的に続編のクオリティーが上がってきているので、ちょっと期待してもいいかなーという感じに変わってきました。

ワタクシはこの作品のそれぞれのキャラが好きで、特にミスタートーチクリスエヴァンスくんが好きなんですが、今回ワタクシの期待はまったく裏切られることなく、相変わらずのおちゃらけっぷりで笑わせてくれたかと思いきや、ちょっとシリアスに落ち込んだり、お姉ちゃんインヴィジブルウーマンジェシカアルバ思いのところを見せてくれたりとミスタートーチファンとしては大満足でしたね。笑えるところはいっぱいありますが、お姉ちゃんの結婚式の途中で敵が登場して「追え」と言われたときに「ドルガバのスーツなのに!」って言うところとか、ミスターファンタスティックヨアンフリフィズの伸び伸びぶりに「やっぱり気持ち悪いね」って言うところが好きでした。

お姉ちゃん思いなところを見せてくれるシーンではジェシカアルバとハグしたりってところがあるんですけど、二人で見つめ合っちゃって、いまにもキスしちゃいそうって姉弟だから、そんなワケないんやけどさー。だって、クリスエヴァンスのほうがヨアングリフィズよりもずっとジェシカアルバとお似合いなんだもの~とイケナイ想像をしちゃったりなんかしちゃいました

「1」のときはあんまり意識してなかったんですが、このシリーズでのジェシカアルバってブルーのカラコンつけてるんですね。原作の設定なんでしょうね。異様なブルーの瞳の色に初めて気づきました。やっぱり、普段のブラウンのほうが合ってるかなー。それで、その瞳が見えにくくなるメガネ姿がものすごく可愛く感じたのかも。案外彼女も笑いのパートを担っていたりもしてキュートです。でも、この作品のインヴィジブルウーマンはスーパーヒーローとして有名になってしまった自分たちと、普通の家庭を築きたいという気持ちの板ばさみになって悩んでいたりもするんですねー。この辺ってすごいマーヴェルコミックらしいですよね。スーパーヒーローがアイドル並みに扱われる姿を描いてしまうところが、日本のスーパーヒーローものとは完全にスタンスが違いますね。

ザ・シングマイケルチクリスは今回もちろん始めっから岩石顔で、もうこの役者さんの顔忘れてしもたなぁと思いながら見ていると、元の顔に戻るシーンがあって、「そうそう、こんな顔の人やったわぁ」って痒いところに手が届いた気分でした。

初めは敵役かと思われたシルバーサーファー(ダグジョーンズという人が演じていて、声はなんとローレンスフィッシュバーンやったんやー。どうりで渋い声)の切なそぉぉぉな雰囲気がすごく好きでしたね。見た目は「ターミネーター2」のT-1000みたいでした。でもやっぱ動きがすごいね~。
このシルバーサーファーというキャラの背景が映画ではいまひとつ説明不足だった気がするなぁ。ウィキによると「高度に文明が発達したせいで戦争もなくなり、戦う術を持たない自分の母星がギャラクタスに捕食されそうになった際に、ギャラクタスのヘラルド(先触れ)となり、捕食できる星を探すという奉仕を申し出、惑星の助命を勝ち取った」っていうことなんですね。なんとなくこういう感じのことは語られていたけど、ここまで詳しくなかったような。。。1時間半くらいの作品なんだから、もう少しここに詳しく触れてもらったほうが良かったな。

話自体はそんなにたいしたことなくて、最後も「え?ファンタスティックフォーのメンバーは何にもしてないやん」みたいな感じで終わっちゃいますが、それぞれのキャラが好きなワタクシはかなり楽しめました。それにしても、最後のシーンは日本?今でもあんな誤解だらけの日本像が見られるとは逆に新鮮で嬉しい気がしてしまった

オマケ言わなくても分かってるよっていう原作ファンの方も大勢いらっしゃるかもしれませんが、ミスターファンタスティックとインヴィジブルウーマンの結婚式に来て、リストになかったので入れてもらえなかった老人は原作者、スタン・リー本人ですね。彼は自分の原作の映画化作品にカメオ出演するのが大好きな人です。