シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

TAXI4

2007-08-21 | シネマ た行
ワタクシ、「TAXi3」を見たかどうか忘れてしまったんですが、(たぶん見ていない)試写会が当たったし、ひとつひとつのお話が続いてるわけではないから大丈夫かと思って見に行きました。

このシリーズをすごく面白いシリーズだとは思ってなかったんですが、今回のは結構笑ったような気がする。もうバカバカしいから頭をからっぽにして見たほうがいいでしょう。

このシリーズのある意味主役とも言えるジベール署長ベルナールファルシーがさらにパワーアップしていたような気がする。ワタクシが見たのは字幕版だったけど、今回は吹き替えが高田純次らしいですね。あのいい加減っぷりがピッタリなんでしょうねぇ。ある意味主役と書きましたが、実はワタクシはこの署長のキャラがあんまり好きではありません。なんか、ちょっとうっとおしいって言うかやり過ぎって言うか。うるさいし。でも、今回もういくとこまでいっちゃってるっぷりに、あの雄たけびがウザイと思いながらも笑ってしまいました。

そして、もう一人笑えるのが、ダニエルサミーナサリの義理のお父さんの将軍ジャンクリストフブーヴェ。この人もいっちゃってる軍人ですが、孫にメロメロでもうワケ分かんなくなっちゃってます。出番はそんなに多くないんですが、彼にはかなり笑わせていただきました。

今回、タクシーの疾走&活躍シーンが少ない気がしたんですが、実際はどうでしょうか。舞台がモナコやって言うから、モナコグランプリよろしく狭い街中をガンガンに飛ばしてくれると期待してたんですけどねぇ。その部分は残念だったな。車のシーンの面白さはこのシリーズをハリウッドがリメイクした「TAXI NY」に軍配です。

ダニエルとエミリアンフレデリックディーファンタルの友情もさらに深まっていて、主人公たちの状況の変化も無理がなく、シリーズものとしての観客への裏切りがない部分はワタクシはすごく気に入りました。