ピアースブロスナンが大泥棒?「トーマスクラウンアフェア」の続編か?と思ったら全然関係なかったんですね。タイプキャストを恐れず、それどころか楽しそうに同じような役を演じちゃうピアースブロスナンって逆に素敵
「同じような役」と「泥棒」ってだけでいっしょくたにしちゃいましたが、実際には職業が泥棒っていうのが同じなだけで、中身は全然違いますね。「トーマスクラウンアフェア」のほうは表向きは大富豪でとても洗練された雰囲気のおされな大泥棒でしたが、こちらの作品の彼はどこか野性味のある、根っからの泥棒マックス。もちろん、お相手の女性もトーマスクラウンのときのレネルッソに比べてグンと野性味のある(と言うかほぼ野性味だらけの)サルマハエック。アイリッシュとメキシカンの異色のカップルですね。彼女も実は泥棒で、お仕事の良きパートナー。彼女が本当にセクシーで今まで見たサルマハエックの中で一番キレイに見えた作品でした。(キレイに“見えた”というのは失礼ですね。。。彼女はもちろん、キレイな人なんですけど、ちょっとクセのある役を演じることが多いので素直に彼女の美しさが映し出されている作品というのは意外に少ないんですよね)彼女は何かって言うとマックスをベッドに誘う役だから、このキレイさで説得力が出ています。
冒頭で、彼らは見事にダイヤモンドを奪ってみせて、それを機に引退し、南国の島で今まで稼いだお金で優雅に暮らそうと計画していた。そこへ今までずっと彼らに辛酸を舐めさせられていたFBI捜査官スタンウディハレルソンがやって来て、この島にナポレオンダイヤモンドという秘宝の展示会が行われると挑発してくる。そんな情報を流してマックスの泥棒としてのプライドをくすぐってまた泥棒稼業に復帰させ、そこを自分が捕まえようという魂胆。
かくして、マックスはダイヤモンドの誘惑とFBI捜査官スタンと、彼を完全に引退させようとする恋人ローラの間で右往左往することに。。。
このマックスとスタンの関係がなかなかに面白く描かれていて、こういうルパンと銭形のオヤジみたいな関係っていうのは、実際にもあるっぽいし、犯罪者側が憎めない奴で天才的であればあるほど面白くなるものだと思う。ピアースブロスナンの魅力は言わずもがなだし、ウッディハレルソンもちょっと怖い顔ながら実は結構チャーミングなところもあって、この役にはぴったりでした。
随所に笑いがちりばめられていて、南の島のパラダイスの景色も堪能できて、泥棒もののドキドキ感もあり、マックスを引退させたいローラの切ない気持ちも伝わってきて、色んな要素が楽しめる作品にできあがっています。熱い夏の日にオススメの作品です。
オマケ洋画にわざわざ原題と違うカタカナの題名を付けることに関しては「?」と感じることが多いのですが、この作品の原題は「After The Sunset」。「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のほうがいい題名だと思います。
「同じような役」と「泥棒」ってだけでいっしょくたにしちゃいましたが、実際には職業が泥棒っていうのが同じなだけで、中身は全然違いますね。「トーマスクラウンアフェア」のほうは表向きは大富豪でとても洗練された雰囲気のおされな大泥棒でしたが、こちらの作品の彼はどこか野性味のある、根っからの泥棒マックス。もちろん、お相手の女性もトーマスクラウンのときのレネルッソに比べてグンと野性味のある(と言うかほぼ野性味だらけの)サルマハエック。アイリッシュとメキシカンの異色のカップルですね。彼女も実は泥棒で、お仕事の良きパートナー。彼女が本当にセクシーで今まで見たサルマハエックの中で一番キレイに見えた作品でした。(キレイに“見えた”というのは失礼ですね。。。彼女はもちろん、キレイな人なんですけど、ちょっとクセのある役を演じることが多いので素直に彼女の美しさが映し出されている作品というのは意外に少ないんですよね)彼女は何かって言うとマックスをベッドに誘う役だから、このキレイさで説得力が出ています。
冒頭で、彼らは見事にダイヤモンドを奪ってみせて、それを機に引退し、南国の島で今まで稼いだお金で優雅に暮らそうと計画していた。そこへ今までずっと彼らに辛酸を舐めさせられていたFBI捜査官スタンウディハレルソンがやって来て、この島にナポレオンダイヤモンドという秘宝の展示会が行われると挑発してくる。そんな情報を流してマックスの泥棒としてのプライドをくすぐってまた泥棒稼業に復帰させ、そこを自分が捕まえようという魂胆。
かくして、マックスはダイヤモンドの誘惑とFBI捜査官スタンと、彼を完全に引退させようとする恋人ローラの間で右往左往することに。。。
このマックスとスタンの関係がなかなかに面白く描かれていて、こういうルパンと銭形のオヤジみたいな関係っていうのは、実際にもあるっぽいし、犯罪者側が憎めない奴で天才的であればあるほど面白くなるものだと思う。ピアースブロスナンの魅力は言わずもがなだし、ウッディハレルソンもちょっと怖い顔ながら実は結構チャーミングなところもあって、この役にはぴったりでした。
随所に笑いがちりばめられていて、南の島のパラダイスの景色も堪能できて、泥棒もののドキドキ感もあり、マックスを引退させたいローラの切ない気持ちも伝わってきて、色んな要素が楽しめる作品にできあがっています。熱い夏の日にオススメの作品です。
オマケ洋画にわざわざ原題と違うカタカナの題名を付けることに関しては「?」と感じることが多いのですが、この作品の原題は「After The Sunset」。「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のほうがいい題名だと思います。