窓を叩く音や木々のざわめきで目が覚めるぐらいの強風は千葉市で27.9メートルを記録したとのこと、ZOZOマリンでも試合前の練習では19メートル、試合中は常時13メートル以上で17メートルも目にしましたから風に慣れているロッテの選手でもきつかったのではないかと、ビジターの選手はなおさらでしょう。
前の試合からすればコントロールに難があるわけでもなさそうなカスティーヨが四球を連発、外崎や金子侑も風の影響がなければあそこまで無様な守備にはならなかったと思われますので「風は友だち」とは早川の名言ですが、その伝統を守り続けて味方にして戦っていくのが地元での鉄則となります。
それにしても寒かった、球場の行き来では恥ずかしくなるような上着もこの時期のZOZOマリンでのナイターには必須で、明日は気温が上がるようですがダウンジャケットで臨みます。
ちなみに来場時に配られたのは季節外れのうちわ、はスポンサーから「風を起こせ!」とのメッセージなのでしょう。
千葉、茨城をテリトリーにしているためモデルは同県出身者がずらり、千葉の涌井、唐川、有吉、島、吉田、福浦、大木、清田、茨城の原、柿沼ですが構図が面白く、昨年、一昨年も扱いが大きいのは唐川でホームページを見る限りではその繋がりは見えないので社長だかお偉いさんの好みなのか、唐川は贔屓にしてくれる人のためにも頑張ってください。
さて試合ですが、連日のいい流れでプレーができています。
いきなりの2失点もその裏にひっくり返して中盤に中押し、終盤にややバタバタしたものの開幕8連勝の西武を相手に横綱相撲に近いとは言い過ぎかもしれませんがロッテに負け越すとは梨田監督に続いて辻監督も誤算だったでしょう、今日は走り負けをしたのが悔しいですが井口監督は考えに近い野球ができているのではないかと思います。
初回の菅野の逆転スリーベースは実のところ選球眼、粘りに長けていますので押し出しを期待していたのが本音でしたが見事なスイングに拍手、拍手、追加点となった福浦の1969安打目もボールの力を利用したバッティングはエクセレント、欲しいときに欲しい点が取れるとは思いどおりに過ぎて笑いが止まりません。
無理に引っ張らずにハードヒッティングを心がけているように見えるので凡打にも失望感はなく、こういう心持ちで野球を見ているのは久しぶりのような気がします。
もちろんこれがずっと続くと思うほどに甘ちゃんではありませんし、相変わらずにバントができない田村にスリーバントを命ずるのではなくバスターに切り替えるベンチには一抹の不安が、またその気持ちは分からないでもないですが打球に右手を伸ばす二木や過去の故障を忘れたかのように手でホームにタッチしにいく荻野にはヒヤリとさせられました。
その二木は七回途中までを粘りきっての2失点はどう評価をすべきなのか、球威不足は変わらない中で腕はしっかりと振れているからこそ変化球で仕留められるのでしょうが長いペナントレースをそれだけで乗り切れるとも思えず、この状態が続けば何となく今季も7勝で藤岡貴の後を追いそうな予感があります。
そして内もそうですがシェッパーズも使いすぎ、あそこで間隔の空いた有吉を使えないのであればいったん抹消をして再調整をさせるべきでしょう。
とにもかくにもこうなれば明日の涌井vs榎田で当然に3タテ、4連勝の皮算用をしてしまう不心得者の自分を鎮めつつ、寒くてもいいのでまた追い風をお願いします、風神様。
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◆4月11日(水) 千葉ロッテ−西武2回戦(ロッテ2勝、18時15分、ZOZOマリン、15,229人)
▽勝 二木 2試合1勝1敗
▽敗 内 7試合2S
▽敗 カスティーヨ 2試合1勝1敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、松永、シェッパーズ、内—田村
西武 カスティーヨ、小石、高木勇、ワグナー、伊藤—森、岡田
凄い風でした、もしかしたら中止になるかと思って試合前の練習見学をパスしてギリギリでの球場入りでした。
地の利、まさにそうですね、それを活かせなければ地元の意味がありません。
カスティーヨは「クレイジー」とぼやいていたとのこと、そうなれば強風でなくてもZOZOマリンがトラウマになってくれれば言うことなし(笑)
ただ勝ち越しはしましたが敵失の印象がかなり強く、もちろんそれに乗ずることができなかったのがこれまでですから前進ではあるのですが、そろそろ疲れが出てきた選手もいるようですからチームとしての戦いをしていきたいです。
結果的に今日は負けましたが野手は全員出場、中継ぎの起用をもう一ひねりすればまた追い風が吹くでしょう。
この2試合は犠牲フライが面白いように決まりました。
ヒットがなくても点が入るというのは犠牲フライを打ててこそです。
ロッテは首脳陣も、あるいはファンですら、フライはいらないから転がせという考えの人が多く、
風の強い日でもフライを打たず、ゴロを転がしてチェンジとなった場面を何回観てきたことか。
そして、逆にフライを上げられ、ロッテがエラーするなど「どっちがホームチームだよ」と思ったこともありました。
ホームランになるか、犠牲フライになるか、ポップフライになるかは紙一重です。
ポップフライを恐れていては何も始まりません。
今のやり方でノーヒットで1点をもぎ取るには盗塁も大事ですが、やはり最後の詰めである犠牲フライが最重要だと考えます。
犠牲フライを大事にする考えを今後も続けてください。
井口監督に期待しています。
ほかの方も指摘されていますが、今年は出塁率が非常に高い。きのうの先発メンバーの1番から6番までと清田は全員が3割5分以上です。チームとしても出塁率.351でリーグトップ、獲得フォアボールがリーグ最多で、意外にも被三振数がリーグ最少。以前の金森コーチのときはどちらかと言えば早打ちの印象なのですが、フォアボールもヒットと同じという井口監督の考えなのでしょう。データは調べていませんが、相手ピッチャーに投げさせている球数も多いのではないでしょうか。
一方で投げる方は打つ方と逆で、与四球も奪三振もリーグ最多、WHIP1.45がリーグ最悪。今のうちに投手陣を整備する必要があります。内やシェッパーズに頼っている場合ではなくて、今年使えるピッチャーを探していかなければなりません。
確かに、有吉の処遇もしかり、We are要員の江村と平沢しかり悩ましい部分ではあります。特に平沢は下で実戦経験積ませたいと、皆さんと同意見でございます。
岩下が下でびゅんびゅん投げているとのことですので、上でも早い段階で見てみたいなとも・・
福浦先生の2塁打も金子のみっともない守備のおかげでした。
今日も風神様に頑張ってもらって、セリーグで通用しない投手はパリーグでも通用しないことを榎田に教えてあげましょう。
間違ってもまたロッテ専用投手を増やさないでもらいたいものです。
あの強風の中では両チーム選手も大変だったかと。
その京葉線内でテキスト追っていましたが1回の攻防が鍵を握りましたね。
勝負強いイメージの菅野、ナイスバッティングでした!下位の清田共々機能しています。
走る野球のロッテですが、地味に西武も相当走っています。
源田、外崎は納得ながら森友哉も思い切りの良いスタートが印象的でした。秋山よりセンスありますね(笑)
バッテリーは要警戒を!
それと調べたら伊藤翔は地元なんですね。同年齢の島、種市は奮起を!
防御率が5点を超える勝ちゲームのリリーバー、シェッパーズが出てきたときはこっちもかなり緊張しました。内が何気に落ち着いて投げていたのがよかったです。
初芝の帽子が飛ばされたことがありました。
内は7試合2Sといかにセーブシチュエーションでない場面で使われているかがわかりますかが、外国人ストッパーなら今頃ぶち切れていそうです。
二木はクイックに変えたりフォーク封印するなど田村と工夫してよく粘りました。でも球威が戻らないのは心配ですね。
打撃陣はボール球の見極めができていることが得点力に繋がっています。四球をもぎ取り出塁率が高い選手が多く、脚を絡めて長打力不足を補えています。
今日は榎田にパの強さを知らしめてやりましょう。
盗塁METER 昨日の盗塁.、累計14で140まで残り126
嘘みたいな展開、夜勤なので、ゲームが始まってすぐに家を出たのですが球場の風の強さに何となく荒れる展開を想像してました。
初回の2点も、相手のピッチャーは風で苦しむだろうから、この程度ならOKだなと思っていたら、ラジオの途中経過で逆転のアナウンス、天も今のロッテを味方しています。
さぁ、今日はエース涌井で3たてでしょう!
相当ナーバスになると思いましたが。
中止もありうるような強風は味方になりました。
二木は俊足の源田を歩かせる、松永の世話になるといったところがまだまだ粗い。
でも2失点ですから十分です。
今のメンバーは何気に出塁率が高いのと、守備が全体的にしっかりしているのがいいですね。
荻野、菅野、清田の外野陣は出塁率4割超。
菅野も井上も、守備はそんなに見劣りしないです。
となれば、角中の戻る場所は指名打者しかなく、
福浦との併用か。
そんなことも悩ましい上、
いよいよ補強への動きが鈍りそうで。
国産打線で勝ち出すとねー。