昨季の序盤戦を彩ったボルシンガーと井上の名コンビが、この終盤戦になってプチ復活をしました。
井上はボルシンガーがマウンド上にいるときではないものの試合をほぼ決めたライトスタンドへのらしい一発は通算50号にリーチをかけて、そしてここまでくれば自己最多は更新をしておきたくあと4本、残り試合といまひとつ調子が上がらないことからして簡単なハードルではありませんがここで超えておけば来季が楽になります。
外のボールを強引なスイングで引っ張る悪い癖がなかなか抜けないのですがこれがきっかけの一打になってくれよと、あと一本が出ない打線には井上の復調が必須です。
そんな便秘打線は天敵千賀から6四死球とチャンスをもらいながらも奥ゆかしさで遠慮をしまくり、無死満塁からの犠牲フライで1点しか取れないのですから逆転負けフラグが立ったかと覚悟をしていましたがそこは今季のソフトバンク戦での相性なのか、打ち崩したわけではありませんが千賀に二年ぶりの土を付けました。
ボルシンガーは全体的に高めでかつボール先行で先頭打者を歩かせたり自らのエラーでピンチを広げたりと安心をして見ていられるピッチングではありませんでしたが、それでもどういった契約になっているかは分かりませんがオフが近づいてきたこともあってかネジを巻き直したかのような、こちらも田村との名コンビがプチ復活で今季最長の7回を零封です。
3安打しか打たれていませんでしたし98球であれば八回も投げて欲しかったのですが一度に贅沢は言わず、ロッテな凋落の典型である「伝家の宝刀を制御できなくなる」ところから今日はナックルカーブを多めに使ってそれが効果的でしたので、これまたきっかけとしてくれればと思います。
そして八回の東妻は新機軸として期待をしたのですがあそこで代えてしまえば定着は難しそうでもうすこし辛抱が欲しかった、それはそれとして東條の火消しは見事でした。
4三振のマーティンは外のボールを流す意識が持てなければ厳しくなりそうですが守りでは強肩をぶりぶりと、あの位置から俊足の牧原をストライク返球で刺したレーザービームは鳥肌ものでしたし、フェンス近くまでの飛球でファースト、あるいはセカンドに矢のような送球で受けた鈴木や平沢がグラブを持っていかれそうになるぐらいですから球団史上屈指の肩かもしれず、腰の上あたりでのポケットキャッチが目立つのがやや怖いながらもファールエリアでのスライディングキャッチと打球への反応もこなれてきましたから守りでも魅せられるプレーができれば長い目で見てもらえそう、レアードとともにオフの去就が注目をされますのでファンをやきもきさせるためにも二桁アーチには乗せておきたいところです。
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◆8月23日(金) 千葉ロッテ−ソフトバンク19回戦(ロッテ13勝6敗、18時15分、ZOZOマリン、27,889人)
▽勝 ボルシンガー 16試合4勝4敗
▽S 益田 46試合3勝4敗21S
▽敗 千賀 21試合11勝6敗
▽本塁打 井上21号(千賀)
▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、東妻、東條、益田—田村、細川
ソフトバンク 千賀、松田遼—甲斐
スタンドからはイマイチ分からなかったのですが千賀が不満げな表情を多く見せていましたので、この試合に限ってはロッテ有利なジャッジが多かったのかしら。
それでも大崩れをしないのが千賀の凄さ、ながらも押し切った勝利は大きいです。
一見すると昨季序盤を思い出させるピッチングだったボルシンガーは次に繋がるかと思えば実は懐疑的で、ただ高めに抜けがちだったストレートは落差のあるナックルカーブとのコンビネーションからすればむしろ高めの方がよいのか、そこは微妙かもしれません。
マジックリーチのホークスに3連勝して、私の消化試合モードをぶち壊せるものなら壊してみろ。今日は試合開始から中継を見ます。
千賀投手も個人的に応援しているので、彼にとって見れば球審のストライクゾーンに信頼が持てず、ペースが作れなかったのかなと。ただあの調子でも投げきったのは流石。甲斐捕手も様子を察しマウンドに行き意志疎通を図る、後ろには絶対に逸らさない気迫を感じ、バッテリーの呼吸が面白かったですね。
ボルシンガー投手は自分の投球はできていましたね。でもアメリカとは投球間隔が違うので、あの調子であれば8回は投げさせてほしかった。そこらへんが投手の格の違いかなと。
せっかくの投手戦が審判の可変ストライクゾーンで興を削がれたのが残念。人による誤差が減るように1試合ごとの審判のストライクゾーンチェックの可視化や、ペナルティなど技術の向上と平均化するように改革が必要でしょう。
以前は、0の数字や一桁前半の数字ばかりでした。
そのなかで目立っていたアジャには、自己最多の25本を目指してほしく。
指定席を与えられている中村奨にも20本目指してほしいんですよね。
この前のどうでもいいホームランとネットで揶揄された岡も5本と自己最多なんですね。
本来なら結果がついてくるんですがねえ。
自力Vがなくても運はある。運も実力のうち。優勝目指せ!
ボル歌手が投げるとアーチを描くアジャパイネ
オフが近づくとネジを巻き直す(笑)というボル神
doushitakoushitaさんがコメントされている、
なぜにソフトバンクだと違うチーム然となるのか。
これからのデータ分析室には
こういった専門用語では何というのでしょう…
人間が介する要素を「込み」で行う世の中に
なるのでしょうね。
さて、コアラなマーティン。
ハゲタカの前であまりやり過ぎると、
かっさらわれそうだハゲタカに。
活躍し過ぎると、心配になるという…
それもまた人間だからなのであろう。
敵ながら千賀がかわいそうになるくらいのボール判定がたくさん見られました。
たまにはこういう試合も良いでしょう。
井上はセンターから右への強い打球が出ていますから好調モード入り。4番復帰も近いかも。
ボルボルの今日のピッチングは復活の狼煙なのか、まだまだ楽観できませんが、ローテに必要なピッチャーなので期待したいです。
打線は、千賀をとらえたとは言い難いですが、角中、奨吾、井上の奇跡の3連打、そして井上のトドメのホームランと、何とか得点機会をモノにしました。
柿沼は大丈夫なのでしょうか?試合に出れる状態かどうかは8回のチャンスにランナー残して細川まで回れば代打だすかどうかでわかるかと思ったのですが、井上が片付けしまったので、わからず仕舞。
しかし、細川は8回の打席といい、最後の振り逃げの送球といい、ちょっと見るに耐えないのですが。
さて、どうせならSB戦、スイープしましょう!
快適な眠りをむさぼった朝を迎えられました。
送球が素晴らしかったのは勿論、取ってからが素早かった。ボルが言ってたようにマーティンもお立ち台に呼んだればええのに。
ファンならまだしも選手に言われちゃ運営失格。現場に不満を持たれないようにして下さい。
オリックス戦の糞試合は何だったンですかね?
マーティンの肩はこれで全チームにアピール出来ましたました、誰も無理な進塁、タッチアップはして来ないでしょう、凄い抑止力ですよ、それに肩だけで金が稼げるロッテには見れなかったプレーヤーの出現です。
もう今季の ボル神ガーの復活は無い、 ただの 人間ボルシンガーだったんだと諦めていたのですが、 昨日は、ナックルカーブが面白いように決まり、投球全てが 低めに集まったことで、 まさかの 復活劇となりました。
井上もボルシンガー降板後ではありましたが、ボルシンガーの勝利を決定付ける右方向への一発で、 お立ち台で パートナーですね、との発言もありましたが、まさに名コンビも復活です。 お立ち台といえば、マーティンも呼んでやりたかった。 バットでは貢献出来ませんでしたが、牧原をホームで刺したレーザービームと、ファウルフライをフェンス際スライディングキャッチは、 エリア79の称号を与えたくなる活躍でした。
きのうの球審はストライクゾーンが急に狭くなることで有名な橋本ゴシンジ。いやな予感がしましたが、むしろ影響を受けたのはボルシンガーより千賀のようでした。
8回、左バッター3人続くところで松永では不安と思っていたら東妻。大丈夫かと思いましたが、データを見ると対右は被打率.375に対して対左は.147。理にかなった起用です。きのうはランナー残して降板でしたが、これから技を磨いて左殺しを襲名してもらいましょう。
そして右打者になるところで継投は東條。東條は逆に左.294に対して右.186。対内川が4-1, グラシアルが2-0なので、これも起用としてはよく分かります。結果は大成功。こちらは右殺しを襲名してもらいましょう。
そうなると流れが来るのが野球の面白さ。裏の攻撃で、角中はスリーボールになって打つ気より歩く気満々で、粘ってフォアボール。いい仕事です。代走岡も、1点差勝負で守備固めを考えてもありの策。中村バントも8回裏の1点の大きさを考えればあり。しかもきれいに決めました。理にかなった起用と作戦で、流れは来ます。
チャンテが始まって井上。千賀には6-1ですがフォアボール2。期待して見ていると、後はみなさんご存知の通り。千賀殺しを襲名してもらいましょう。すばらしい流れでした。
けど、降板してベンチでタオルをかぶって壁を見て動かない千賀もすごみがあります。次はもっとレベルを上げないと。
9回を前に解説立川氏は、3点差で雰囲気が緩むことがあると警告。先頭の代打福田も、ほかのチームならレギュラーと思える力はある選手。その福田をゆるいレフトフライに打ち取って、勝てると思いました。
井口監督の含み笑いも、きのうは許せます。采配にもこれと言って緩みがない、いい試合でした。試合後のインタビューで1-0を想定していたと言っていました。どうしてソフトバンクが相手だといい試合ができるのでしょう。