五歳の女の子が無惨にころされた。ひどい。
なぜ?と問うことは無意味だとわかっている。
快楽殺人に理由はいらない。
可愛い女の子だったという。昼にいなくなって、遺体でみつかったのは真夜中。
救急隊のひとに抱き上げられた小さな手足が、ちからなく垂れ下がったままという記述、リアルできびしい。
現実社会の事件や犯罪を詠うのも、今まで躊躇してきたこと。
わたしの「やわ」な表現で、かるがるしくは、と。
でも、勇気を出して詠ってみた。
被害者の方、ことに御両親の心痛はどれほどだろう。可愛いさかりなのに。
食べることが生の基本だと思う。
夫は遅く帰宅するので、夜食の献立も、からだにやさしいものをと考える。
お魚中心だけれど、たまにお肉。
冬瓜は薬膳にもつかわれる健康野菜だそうだ。わたしも大好き。
それに豚挽き肉をお団子にして、あんかけスープにしてみた。
おだしは昆布でとった。みりん、さとう、白だし、お酒、バジル。
それからだいじなのは、生姜。肉の臭みをとって、胃腸を丈夫にしてくれる。
食べるところはみていないけれど、おいしかった、いっきにたべちゃった、と彼は朝、機嫌がよかった。
こんな日常も、詠ってみよう。これから。