雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

肩などのまろやかになる月も満ちる夜のひかりに触れざらめやも

2008-09-12 21:02:18 | Weblog


 外にも出よ触るるばかりに……


 中村汀女さんのあまりにも有名な句。


 もうじき十五夜。夜道を自転車でもどってきたら、おつきさまがゆっくりとふとっていた。


 おおらかな月夜。








 
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悠久の海のとどろき深みより子ら笑ひあぐ身こそ揺るがるれ

2008-09-12 17:15:57 | Weblog

  ……涯しない世界の海辺に子供たちが集まる。

  嵐は道知れぬ空にさまよい、舟は行方のわからぬ海に沈み、死は跳び回り、
  
  子供たちは遊んでいる。……



  

 ずっと昔から好きだったインドの詩人タゴールの作品を、朗読しました。

 まるで北欧神話のユグドラジル(宇宙樹)のように、
 
 生と死を超えた壮大なヴィジョンをくれる「ギータンジャリー」の一節。


 創造性に満ちてうねりとどろく海のほとりで遊ぶこどもたちの姿に、
 
 悪戯なエリック・サティのジムノペディを細棹でアレンジいたしました。

 深淵の畏怖、無邪気、怒涛、輪廻、生命力、……めぐりめぐる世界は静かなうねりに満たされている。


 夏から秋へ、灼熱の太陽から涼やかな月光へ、

 季節のめぐりに寄せて、耳をかたむけていただけましたら。

 
 http://www.ac.auone-net.jp/~neige/voix3.htm



 
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背中より腕まはす朝はねぶたきに腕かたき熱き夏のごと夫

2008-09-12 07:50:12 | Weblog


 朝。



 あと5分、というひとに。














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アルファポリス