椿さんが海外出張(?)から戻る。
分刻みの移動で……とつかれた声。いくつか冗談めかして世間話。
すこし笑ってくれた。
わたしのかかわる高齢者・障害者福祉政策。
選挙をひかえての短絡的な方針ではなく、ほんとに高齢者のための長いヴィジョンをうちだしてほしい。
そうでないと、いまの高齢者だけでなく、現在と未来の国をささえる若い人たちだって、自分たちの将来を先取りして、何のために労働するのか、わからなくなり、いやになってしまうだろう。
誰だって「老後」は迎える。
あるべき自然の流れのなかで、ひとは人生をしまってゆかなくてはならない。
思うこといろいろ。
社会の出来事には、複雑な局面が幾重にも錯綜する。
ケアワーカーとして、今は、ほんとに自分の手をつかってのおしごとをちゃんとこなせることが目標。
思い出と現実のギャップを受容できず、意識に「ずれ」や「ゆがみ」がうまれること、それが認知症のひとつの姿という。
中島みゆきさんが、昔、そんな歌をうたっていたとおもう。
知性が崩れてしまっても、認知症の方の感情は、むしろ純粋にとぎすまされ、敏感なのだという。
おさなごのように……?