市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

小夜ふけておやゆび小僧歩き出す手のひらに乗る秋をさがして

2008-09-08 23:07:06 | Weblog


 夜中まへに



 キース・ジャレットを聴きながら。







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薄月の蒼み寄せくるまぼろしは猫みみ持ちて花野たたずむ

2008-09-08 20:54:50 | Weblog

 もうひとつ、夜に。













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おほどかに魂(たま)を残すや蛍たちの逝く秋のこゑ鈴のほそみち

2008-09-08 19:58:10 | Weblog


 夜に。



 そういえば、今年は蛍を見なかった。見られるかな、と思っていたけれど。


 
 もの思へば沢の蛍も……昨夜、そんな歌を思い出した。



 こおろぎ鈴虫が草むらでしきり鳴く。


 明日は、もう重陽。








 
 
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思ひ沈む水面閉ざせばかなしみも穏(おだ)しき刀自のゆふぐれならむ

2008-09-08 17:29:14 | Weblog
 
 夕暮れに。



 三味線をつまびいて。ふっと音がたゆたうとき。




















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陽(ひ)の照らひ腕にめぐらす秋の風さらりと抜いて洗ひもの干す

2008-09-08 12:55:58 | Weblog


 午前中の仕事をおえて。


 暑かったのに、一週間前とは、湿度が違う。


 同じ家事労働をこなしながら、汗をかく量のすくなくなったことに気付く。


 ベランダからさしこむ日脚がながくなり、影の濃さもやわらいだ。


 半袖を、さらに肩までたくしあげて洗濯物を干しあげる、肌に触れる光と風がさわやかだった。







 
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みづ鉢に浮かべむ風の見揺らしに耐ふるつかの間もくれなゐにして

2008-09-08 08:03:13 | Weblog

 太田臈光。さんのガラスを見て。



 ガラスは繊細な素材だけれど、彼女の作品はしっかりした量感をたたえている。


 おおぶりな華やかさ。これからどんな作風に変化してゆくのだろう。







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アルファポリス