電脳筆写『 心超臨界 』

明日への最大の準備はきょう最善を尽くすことである
( H・ジャクソン・ブラウン・Jr. )

アンタレスが南西の空に傾くと秋が訪れる――林完次

2024-05-07 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
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■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
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みんな眠っているが
家の上には
星々が光輝き
家のまわりには
こおろぎたちが
一晩中鳴いている

守られて眠っていることを
知ってください
こんなにも美しく
星々が光輝き
こんなにも優しく虫たちが鳴いているのです

これは坂村真民先生の十節からなる詩「こおろぎ賛」の一部です。

私たちは、守られて生きている。人類が誕生するには、地球上で38億年もの果てしない時間が必要だった、という。さらに人間を生んだ地球の生い立ちを考えてみるとき、そこにはもっと途方もない時間の旅が必要だったはずです。想像をはるかに超えた時間の旅を経て今の私が存在している。そのことを思っただけでも、なにか目に見えない偉大な力の存在を感じざるを得ません。

宇宙には、数々の星たちが輝き、人々は古代の時代から星々との対話を楽しんできました。きょうは、夏空を彩る赤き「釣り針」、さそり座を紹介します。


◆アンタレスが南西の空に傾くと秋が訪れる――林完次

「さそり座――夏空彩る赤き『釣り針』」 写真家/天文作家・林完次
( 2006.07.22 日経新聞(夕刊)響きあう天地 )

明日23日は大暑。厳しい夏の暑さを迎えるが、夜空を仰ぐと、この時期に合わせたように南の低空にさそり座がやってくる。

さそり座は、冬のオリオン座と並んでひときわ異彩を放つ星座で、一等星のアンタレスを中心としたS字の星列はきわめて印象的。天地創造の神マウイが海の中からニュージーランド島をつり上げたとき、釣り針が勢い余って天に舞い上がり星になったという伝説があるように、巨大な釣り針のように見える。日本でも同じ見方をして、「魚つり星」「鯛釣り星」などの呼び名が残っている。

アンタレスの色は不気味なほど赤い。アンタレスとはアンチ・アレス(火星の敵、火星に対抗するもの)の意味で、この星の光が火星に似ているところからきている。アンタレスが赤いのは表面温度がわずか3千度と低いため。その実体は太陽の直径の3百倍もある赤色超巨星で、もし太陽の位置におけば、火星、金星、地球を飲み込み、火星の軌道あたりまでアンタレスが占めることになる。

中国ではアンタレスを「大火」または「火」と呼ぶ。書経に「日永く、星は火、もって仲夏を正す」とあり、紀元前3000年にはアンタレスの南中によって夏至を知っていたという。

アンタレスの和名に「赤星」「酒酔い星」「豊年星」などがあるが、アンタレスに、その両脇の星を加えた三つ星を、「かごかつぎ星」「商人星」「さばうり星」などと呼んだ。

中国ではこの三星を「心宿三星」といい、さそり座を巨大な青竜に見たときの心臓にあたる。ちなみに青竜の二本の角はうしかい座のアルクトゥルスと、おとめ座のスピカまで伸びていて、それぞれ「大角」と「角」と呼ばれている。アンタレスにはコル・スコルピオ(さそりの心臓)という別名もある。

漢詩で「大火流る」と言えば、アンタレスが南西の空に傾き、季節が夏から秋になることをさす。今年も猛暑が続くなら、さそり座は早く南西の空に傾いてほしい。

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【投稿雑記】
きょうは、本当は雪嶽山(ソラクサン)の頂上にある山荘で朝を迎
える予定でした。ところが台風10号の韓半島接近により入山禁止。
きのうは急きょ予定を変更して、慶尚北道にある主屹山(チュフル
サン・1,075m)に登り、日帰りしました。
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