植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

【イベント】2013年11月24日(日) ボードゲーム会開催!<ゲームレビュー>

2013年11月28日 13時04分32秒 | ゲームシステム
11月24日で遊んだゲームのレビューです。
この日は、外部の方が結構来られまして、ボードゲーム側だけで9名と結構な人数でした。
2卓で行ったので私が遊ばなかったものもあります。
私の好みもありますので、かなり主観です。さらにちょっと今回は辛めかな・・・


絆 <いつ楽しむの?>

これはちょっと意外でした。正直、あまり面白くないのかなってみていたのですが、実際に遊ぶと面白かったです。
今日遊んだ他のカードゲーム群と違って、ボードを広げるわ、小っちゃいコマを50コも使うわで、はじめる敷居が高いのですが、その分やり始めるとボードの上に自分のラインが繋がっていくのはとても楽しいものです。
得点を貰えるカードがあり、それに示された場所と場所をサイコロを振って、繋いで行くという単純なゲームですが、他の人が先にラインを埋めると、場合によっては遠回りしてラインを繋げることになるので、他の人がどことどこを繋げるのかをある程度読んで、その上で早い者勝ちになるゲームです。
もしかしたら、何度かやると実はバランスが取れていないとか、鉄板が存在するなどあるのかも知れませんが、1度遊んだ限りでは負けても楽しむことが出来ました。
ルールで1点だけ気になったのが、サイコロを振って1を出すと何も出来ずにパスになること。運悪く連続で1が出たり、1を出す回数が極端に多かったりすると、手も足も出ずに負けます。10分ぐらいの簡単ゲームならそれでも良いのですが、30分以上掛かるゲームだとちょっと辛いかな・・・

小早川 <オクインゲームズ>

一度遊んで見たかったゲームです。
まず特徴なのが、凄いデザインのカード! しかしこのデザインは単に 1~15の数字をデザイン化したもので、それ以上の意味はありません。
ゲームはトランプのブラックジャックが近いでしょうか? 1人一枚ずつカードを配って、あと場に1枚「小早川カード」をオープンしてゲームを始めます。
1回だけ手持ちカードを交換するか、小早川カードをチェンジするかが出来ます。
持っているカードが大きい方が勝利となりますが、一番低い人だけは場の小早川カードの数字を加算できます。つまり、小早川カードの数字が大きければ、低い数字だった方が勝ちます。中間の数字が出た場合が難しく、低すぎるカードで小早川カードを得ても、大きな数字を持っている人に勝てなかったりします。
ゲームは勝てると思った際に、コインを張って勝負します。

実はこのコインも小早川の三つ巴だったりします。本当にデザインに凝ったゲームです。
ゲームは、カード運にかなり左右されますので、1回だけ遊ぶのではなく、コインが尽きるまで何度も繰り返して勝敗を決めていきます。勝てる際にコインを張って、負ける手なら下りるを見極めるゲームです。これによってカード運に左右されるのをバランスを取っています。

良く出来ているゲームで、気軽に何度も遊べるのですが、ルールやゲームに凝っている部分は無く、これで2000円と言うとちょっと手が出ないかなー。。。
しっかりした体裁は好きですが、このシンプルな内容ならもうちょっと安い価格になるような体裁でも良かったかなー
デザインや、カードの質、金属のコインなどグレードは高く、何度も気軽に遊べて、そしてトランプのブラックジャックより戦略性もあるので
誰かから無料で頂けるなら欲しい一品です。
ちなみに、Goodな人数は3人・4人。

追伸
 小早川は、違い鎌の家紋ではないので、関が原の裏切りで有名な小早川秀秋ではなく、毛利の小早川と思われます。


たねまき <HOY GAMES>

カードが作物になっており、複数枚数集めることで収益を得ていくゲームです。
このゲーム幾つか「凄い!」って唸った点があります。1つは準備が不要なこと。
普通この手のカードゲームって、最初に手持ちカードを配ったりするのですが、それすらありません。
次に、このゲーム手番の人が親となり、いづれかの子にカードを押し付けていくのですが、押し付けられた子は、気に入らないと別の子に押し付けることが出来ます。
最後に押し付けられた子は、貯蔵庫が空いていないと、それを受け取るしかないので、子でも有利不利が生まれるところが面白いです。
最後にカードの裏にはコインのイラストが書かれているので、収益を得る行為はカードを裏返すという処理を行うことで解決しています。
今回、いろいろと遊んだゲームの中で、ルール的にとても考えられたゲームだと感じました。システムデザインとしては脱帽なほどのゲームです。
しかし、楽しさと言う点では小さくまとまった感があり、面白く、簡単で、何度も遊べるのですが、湧き上がる感動にはならないのですよね・・・
楽しさは小早川の方が上でした。
しかし、安いので買っても損は無い一品です。
ちなみに、Goodな人数は4人。


シュークリームは誰のもの <チーム桜刻館>

ルインズ・エクスプローラーが難しいと言われたので、もっと簡単に遊べるというコンセプトで作られた作品だそうです。
いつもならルールを読み込んでゲーム会に望むのですが、すぐにルールを理解できて遊べると銘打っていたので、ワザと何も読まずに当日パッケージを開けました。
触れ込みどおりすぐに理解して遊ぶことが出来ます。
UNOや大富豪(大貧民?)系かなー。強弱のあるカードを全て配って、自分の番に場に出して場のカードを取っていくと言う簡単なルールです。
楽しいのですが、大富豪(大貧民?)と同じく配られたカードに依存したり、手番の前の人が奪うと取れなかったりと、戦略以外に依存する部分が大きいです。
好みにもよるのでしょうが、たねまきの方がバランスが取れ、戦略性があるのですが、面白さはそんなに変わらないってところが、ゲームシステム考案の難しさを感じました。
1点、タイトルを「シュークリームは誰のもの」にしているのですから、カードの裏面ぐらいには、シュークリームの絵柄を書いて欲しかった。。。


補足:
 ルインズ・エクスプローラーも、カード運に左右される引きゲーですが、こちらはかなりバランスが取れています。1つのカードが2枚ずつしか無いので、もう1枚がまだ山に眠っているのか、相手が持っているのか推測できますし、ルールが複雑な分、カードの強弱が単純じゃないので、むちゃくちゃ強いエネミーカードも、初期に引くと使いにくく捨てざる得なかったりといろいろと戦略でカバーできる部分が多いです。
 あとは、カードゲームなら多人数が多いところ、2人用としているところが他には無いコンセプトなので好きです。
 それに比べて、簡単を追求した分「シュークリームは誰のもの」は際立った特徴が無くなってしまったのが残念です。


居眠りドラゴンの洞窟 <をしだや>

 実は今回遊んだ中で一番盛り上がった作品です。
サイコロを2つ振って、どちらかの目だけコマを進めるのですが、より遅くゴールした方が勝ち。しかし、1の目が出るとドラゴンが後から追っかけてきて、遅いと「パクッ!」と言うゲームです。
遅ければ遅いほど良いけど、遅すぎては駄目と言うのがミソ。
そして、マス目の数やドラゴンの進むスピードなど絶妙に調整されており、とても良い仕上がりです。
あまり他の人との駆け引きも戦略も無いのですが、とても盛り上がります。
ただ、何度も何度も遊ぶかと言うと、ちょっと難しいかな・・・でも、500円なのでこれだけ楽しんだら元は取れます。
 欲を言えば、表面が初心者用で、裏面が泥沼付きの上級者用ですが、上級者用がノーマルで、さらにちょっと難しくした面を入れても良かったかも。本当にシンプルなゲームなので、泥沼無しの初級者は出番無しかな。


樹ブロック <うちの>

まあ当然、初見さん宛に行いました。いまだかつてないほど横に広がりまして、盛り上がりました。

・・・つづく
QLOOKアクセス解析
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新しく簡単な戦争ゲームを作... | トップ | 【イベント】2013年11月24日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ゲームシステム」カテゴリの最新記事