植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>俺の街

2015年12月19日 12時30分20秒 | ゲームシステム
2015年春の作品。街を作るゲーム大好きな弟がルールを知らずにテーマ買い。
しかし、残念ながらこのゲームは街を「作る」拡大再生産ゲームではないのだ~~。

タイトルから結構勘違いして買っていく人も多いみたいですが、
このゲームは、たった3枚の手持ちカードを自分の場や
隣の人の場に置いていく「カードゲーム」です。

一応、住宅カードを場に置くことで、隣の人も相乗りで住宅カードを
付けてくるので、自分の場に街が大きくなっては行くのですが、
そこから収入を得るには、捨てる(決算する)をしないと行けません。

なので、捨てること前提に一時的に住宅街を作るゲームなのです!

住宅カード以外に、隣の人が住宅カードをいっぱい出しているなら、
そこを使って収益が得られる商業カードや、さらにその商業カードから、
収入を得る工業カードの道路、相手の住宅カードの収入を邪魔する工場など、
相互関係があり、なんども回ってくる手番の中で、タイミングよく、
住宅街を作ったり、他人の住宅街を利用したりして、お金を稼いで、
勝利ポイントである公共施設を作っていくゲームです。

なので、自分の場はめまぐるしく、住宅街や、商業施設、工業地帯に
切り替わっていきます。
これを如何にタイミングを見極めて切り替えるかがポイントのゲームです。


カードゲームとして考えるとかなり重たい(6人プレイ所見で1時間半)ですが、
カード同士の相互作用が良く考えられているし、公共カードには
建てる制約があるので、中々独走にはならないので良くできています。


ここからは勝手な個人的な好みですが。。。
もしかしたら、テーマは現代の街ではなく、紀元前の都市をイメージした方が
合うのかも(個人的な思いですが)。
住宅を居住地にして、道路を街道にして、商業施設をキャラバンや、
スーク(市)などに置き換えます。そして数百年単位で、都市が形成されては、
その都市が滅び、新しい場所に都市が栄え、街道が出来たり、スーク(市)が
生まれるけど、それもまた滅ぶ。。。
で、公共施設がピラミッドや塔、宮殿などのモニュメントにして、
モニュメントだけが遺跡として残ってポイントになっていく。。。

そんなことを考えてしまいました。

他の方のレビューにも書かれていましたが、システムとテーマのアンマッチを
感じてしまいます。
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