またまた珍しい本を読みました。前に陳舜臣氏のモンゴルの歴史「斜陽万里」を読みましたが、同じ作者が「インド三国志」と題して、ムガール帝国の衰退のきっかけを作ったアウラングゼーブ帝の時代を描いた珍しい作品を書いていると知り、それが運良く地元の図書館に所蔵されていたので、借りて読んで見ました。
ムガール帝国は1526年にティムール帝国王族の末裔バーブルが、北インドに建国したイスラム国家です。その後、孫のアクバルの代には歴史上初めて、インド全域※2を支配下に治めます。
しかし、アウラングゼーブ帝のヒンズー教への弾圧によって、マラータ族、シク教徒、ラージプート族などが反乱を起こし、衰退していきます。それに乗じて英国の東インド会社が支配を強め、最終的には英国の植民地になってしまいます。
普通は、バーブル帝からアクバル帝までの建国から隆盛までの話か、ムガール帝国弱体後の東インド会社の支配の過程の話ばかりなのですが、珍しくもその間のまさにムガール帝国が弱体するきっかけを作ったアウラングゼーブ帝の時世に焦点を当てて、マラータ族国家の興りや、英国を中心とした各国の東インド会社がどの様に拠点を築き、交易を行いだしたかを小説風に描いており、とても楽しめる作品でした。
しかし、残念なのは商業紙として出すのに無理があったのが、内容画が途中で終わっております。一応、あとがきでその後の展開が書かれているのですが、やはり続きが読みたかったです。
オリジナルカードゲーム 植民地戦争
ムガール帝国は1526年にティムール帝国王族の末裔バーブルが、北インドに建国したイスラム国家です。その後、孫のアクバルの代には歴史上初めて、インド全域※2を支配下に治めます。
しかし、アウラングゼーブ帝のヒンズー教への弾圧によって、マラータ族、シク教徒、ラージプート族などが反乱を起こし、衰退していきます。それに乗じて英国の東インド会社が支配を強め、最終的には英国の植民地になってしまいます。
普通は、バーブル帝からアクバル帝までの建国から隆盛までの話か、ムガール帝国弱体後の東インド会社の支配の過程の話ばかりなのですが、珍しくもその間のまさにムガール帝国が弱体するきっかけを作ったアウラングゼーブ帝の時世に焦点を当てて、マラータ族国家の興りや、英国を中心とした各国の東インド会社がどの様に拠点を築き、交易を行いだしたかを小説風に描いており、とても楽しめる作品でした。
しかし、残念なのは商業紙として出すのに無理があったのが、内容画が途中で終わっております。一応、あとがきでその後の展開が書かれているのですが、やはり続きが読みたかったです。
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