植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>ウサギの政略結婚

2016年11月12日 14時54分06秒 | ゲームシステム
ショーナンさん初の協力プレイゲーム!
大好きなウサギの黄金時代の後の時代設定と言うのも惹かれました。

テーマは、両国の関係が悪化する前に、二人のラブ度を高めて結婚に
こぎつけると言うもの。ようは民の怒りポイントが上がりきる前に、
獲得した資材を変換して、勝利ポイントを2人で目標値を獲得していくものです。

カードは山札に、場札が5枚、そして手持ちカードが4枚ずつに分けられます。
カードには、手札の際に使用できる効果2つと、場札が回収されるときに
発生する効果が書かれています。
ゲームの流れは、手番に自分の手札から1枚使用して、資材を獲得したり、
資材をポイントに変えたりするのですが、使って捨てた後のカード補充が特殊で、
一番端の場札カードの場札の効果を使用してから手札に加えます。

場札の効果は資材の獲得もあるのですが、かなりの枚数 民の怒りポイントを
上げるものがあり、この効果が起こらないように、手札の効果を使って、
場札を並び替えたり、手札と交換したりします。
ここがジレンマで、手札の効果を使う際、勝利ポイントを獲得する為に
効果を使うのか、民の怒りポイントを上昇させないように使うのか悩まされます。

また、相手に関与する効果も多いので、この効果を使って相手が困らないか
相手のことを思いながらプレイするもの味噌になります。
自分の思いがけない行動の為、相手が勝利ポイントを獲得できる算段が
崩れることもあります。ここら辺協力プレイなのに読み合いと言うのが面白い!

このゲームが優れているのは、手札の補充が場札からになります。
なので、補充されるカードは相手にも見えているので、最初の手札以外は、
なんのカードを持っているか覚えていれば判ります。
さらに山札が尽きた場合、捨て札からの山札の作り直しは、シャッフルしないで、
そのままひっくり返して山札にします。なので、こちらも山札から、
場札に出て来るカードが覚えているなら、判るわけです。

とはいっても全てを覚えることは出来ませんので、一部だけでも覚えて、
覚えている範囲をヒントにゲームを進めていくことになります。

なので、運の要素は最初の手札・山札のみとかなり低いです。
相手との会話の制限や、獲得する勝利ポイント、カード効果の使用制限などで、
難易度がいろいろと設定できるので、通常の難易度をクリアしたら、
さらに難易度を上げて遊ぶことも出来ます。

お手軽で楽しい協力プレイゲームです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする