植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>バハムートゲート 他

2016年06月13日 21時53分03秒 | ローマの力
昨日、自宅でボードゲーム遊んだので、そのレビューです。

■バハムート・ゲート
まず、コンセプトやコンポートネントが良く出来ています。
プレイヤーが一丸となって、ボスキャラを倒すのですが、
ボスキャラは5体用意されており、ボスのデータは二つ折りカードに
封がされた状態で入っています。この封を解いてチャレンジする訳です。
このわざわざ「封を解く」と言う作業があるだけで、ワクワクします。

ボスキャラの5体ですが、最初はバハムートでオーソドックスな能力です。
つぎは3体から適当に選んで封を解いていきます。全てを倒したら、
最後のラスボスの封を解く流れです。
ゲームのコンポーネントには、赤いキューブなどが入っているのですが、
最初のバハムート戦では使用しないのですよね。
なんで、このコンポーネントは次のボス戦で使用されることが想像できるのが
さらに期待を持たせてくれます。

システムは、敵の背後に移動を行い、敵の標的にならないようにして
攻撃を繰り返すのが基本戦術になります。
後はダイスの出目なのでかなり運の要素が強いです。
本当は、最初のバハムート戦はちょっと苦戦するも勝利し、
その後のボスは何度かチャレンジして勝利するぐらいのバランスが
良かったのでしょうが、うちでやった場合はかなり出目が良く、
いづれのボス戦も1度も死なずにクリアしてしまい、ちょっとあっけなかった。



■航海の時代
これは我が家ではサンファン、開拓王、ウサギの黄金時代に続いて、
ローテーション入りしそうなほど良いゲームです。
運の要素は皆無で、如何に場に置かれた7枚のカードから、
どう支配権を獲得していくかを見定め、他のプレイヤーの動向も
見据えながら基本戦略の転換も行っていく必要があります。
7枚のカードの組合せで違った勝ち筋を見据えなければ
ならない為、何度も遊べること。運の要素が皆無な割りに、
ギチギチの戦略ゲーっぽさはないところが優れものです。
ルールが簡単で、選択肢が多くないように見えることがその理由なのかなー。
僅かな選択肢を何度も選んでいくことで、結局は何通りにもなる
繰り返して、拡大していくゲームなのが良いのかもしれません。



■ローマの力
ゲームマーケット2016秋に新作として出す、古代ローマの属州統治を
テーマにした作品です。ルールが出来上がったので、弟と遊んでみます。
前回遊んだ際は苦戦した弟ですが、今回は属州シキリアで挑みます。(写真 左奥)
いち早く、「駐留軍」を使って蛮族を掃討すると、ローマの穀倉地と
言われるシチリアの特性を使って、麦を多量に生産して、その麦を振舞って、
奴隷を解放し、属州民に変えて行きます。
終盤には、他から奴隷を買って(弟は難民受け入れと言っていた)、
それすら民に変換して得点を稼ぎます。最後には奴隷が1つも無い、
綺麗な状態になり、まさに完璧な統治で勝利をもぎ取っていきました。
コメント
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