植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

自分が作りたいゲームを作るか、売れそうなゲームを作るか・・・

2015年06月20日 07時21分44秒 | ゲームシステム
ゲームを制作するのは趣味なので、当然「自分が作りたいゲームを作る!」と言う訳なのですが、それでも作ったゲームは売りたいし、広めたいって欲があります。なので、100%そうするって訳じゃないのですが、「売れそうなゲームを作る」手順を考察してみようと思います。

①市場ニーズ
 売れるゲームを作ろうと思ったら、どんなゲームが売れるか情報を集めるのが重要です。世の中で流行っているゲームや、ゲームマーケットのアンケート結果などが情報源になると思います。
 最近はゲーム初心者を増やそうという流れがありますので、初心者が最初に遊ぶゲームを作ることを目指すのもニーズがあるのかもしれません。
 ここでは、ゲームのジャンル(システムや簡単、難しい、人数、プレイ時間)以外にも、どんなデザインが流行っているのか? どんなテーマが好まれるのか? も注視してみるのも重要です。

②ターゲットを決める
 ①の結果から、どんな客に売るのかを決めます。初心者に売るのか? コアユーザに売るのか? 子供向けにするのか? 女性向けにするのか? 家族で遊ぶ人向けなのか、ゲーム会なのか、カップルなのか?
 そして、重要なのはそのターゲット層に対して出ている他の商品が何かを考えることです。

※①と②が商品企画で言うCTのT(ターゲット)になります。


③テーマ、デザイン性を考える
 決めたターゲット層に好まれるテーマやおよそのデザインの方向性を考えます。子供向けなのにシュールなデザインには出来ないですし、テーマもターゲットとした層に受けやすい受けにくいがあると思います。
 テーマはもしかしたら、「作りたい!」欲求の大きな要素かもしれません。その場合は、先にテーマを決めて、そこからターゲットや市場ニーズと照らし合わせながら、デザインとかコンセプトを考えていくのも良いかもしれません。
 あまり、ニーズが低いテーマもあると思います。その場合は諦めるのか、それとも少量生産で止めるのかなどの判断がいるでしょう。

④コンセプトを考える
 ③と一緒に考えるものとして、これから作るゲームは、ターゲット層に何を「ウリ」にして売っていくかを考えることになります。
 同じ層をターゲットに売っているゲームがあるでしょうから、それらゲームと比べて、これから作るゲームは何が違うのか?(差別化) ターゲット層にとってどこがグッとくるゲームなのか? を考えてみると良いでしょう。
 差別化の1つにルールもあります。今までになかったルール・システムであれば、玄人向けゲームならグッとくる要素になるでしょう。逆に初心者向けなら、簡単で判りやすいルールになるので、ルール自体は売りにはなら無いでしょうから、別の何かでウリを考えるべきでしょう!

※③と④が商品企画で言うCTのC(コンセプト)になります。


 一般的な商品企画の考え方に当てはめるとこんな形かな。ゲームのルールは出てきませんから、ルールはどこで考えるかですが、テーマやコンセプトと一緒に、そこで見合ったルールを付加していくのがベストなのかもしれません。

 きっと多くの方が、売るって行為よりも作るって行為に主眼を置いてゲーム作っていると思います。少しは売るってことも考えてみるのも良いのでは?と思い書いた記事でした。
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