植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

三国断代史(仮) プレイ結果

2009年02月09日 22時08分26秒 | ゲームシステム
 昨日、自前のコンベンションで、企画中の三国志のカードゲームと言うか、シミュレーションゲームのテストプレイを行いました。

 この日はいろいろとシステムについて議論をしながら、ゲームをしましたがゲームはそこそこ楽しめました。

 プレイヤーは5人で、私はあまった劉備、他に曹操、孫策、劉焉、袁術でスタートです。序盤は、各プレイヤーはNPCの群雄が陣取る隣接領地に攻め入って領地を拡大していきます。冀州から始めた劉備は、幽州・并州と順調に領地を伸ばし、袁術も荊南から交州、劉焉も徐州・豫州、孫策も涼州・雍州と勢力を伸ばしていきます。
 そんな中、漢中の曹操のみが苦戦します。この周辺のNPCの配置は各プレイヤーが順番に行ったものなのですが、曹操が能力知的に強かったので、曹操の周辺の領地には袁紹や馬騰など強豪のNPCが置かれてしまい、それが領地拡大に苦戦することになります。
 荊北の袁紹を諦め、なんとか馬騰の益州を落としますが、すべての兵力を失う結果になります。そうなると隣接する荊南の袁術は攻め込まないわけには行きません。これによって曹操は復讐を誓いつつ、益州から撤退します。
 これで袁術が3領地と勢力を伸ばしますが、どうしても群雄の能力の都合、保有武将数の限界に苦しみます。そうこうしている間に復活した曹操が大群で益州を再び襲います。
 これに対して益州袁術配下の黄忠は戦わずして荊南に撤退。しかし、このままではジリ貧になると判断し、次のターンには袁術自らも出陣して全兵力で、益州の曹操に挑みます。
 これを曹操が迎え撃って、益州攻略戦の火蓋が切って落とされます。16対15と言う熾烈を極める僅差で、袁術が勝利し、曹操は漢中に撤退しますが、袁術・曹操共にこれ以上戦う力を失ったため、これ以上やると隣接する孫策に共に飲み込まれてしまうとの事で、ゲーム終了にしました。

 ストーリー的には袁術の大逆転劇がとても楽しかったのですが、システム的には多々問題が出ました。大きなところで

1.システムが煩雑で時間が掛かりすぎた
 結構ルールを簡単にしたつもりですが、それでも難しかったようです。どうしても領地や、兵力、人口や補給物資を現す「財」、それに策略カードと、これだけですが、5時間でプレイヤー同士の戦争は袁術と曹操だけ。最大も3カ国持ちまでと、思った以上に進みませんでした。

2.一度負けると復活できない
 戦争で1度負けると、戦争をしていないプレイヤーとの兵力差が出てしまい挽回がほぼ出来なくなります。

 なんかがあります。どちらも結構致命的で、このままの方向性でルールを仕上げることが難しく、また大きく方向性から練り直しかなっと思います。


オリジナルカードゲーム 植民地戦争

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コメント (5)
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