植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

フランダースの犬

2007年12月26日 12時16分44秒 | 国:オランダ・ベルギー
 クリスマスと言うことで、前に「ベルギー消滅!!」で少し取り上げた「フランダースの犬」のお話です。
 このクリスマスの日に、主人公ネロが愛犬パトラッシュと死んでしまうお話は、フランドル(今のベルギー)を舞台としていますが、作者は英国人のウィーダ(1839-1908)の書いた童話で、実はベルギーではまったく無名で、ネロとパトラッシュが死んだアントワープのノートルダム大聖堂前に日本人観光客が来ては、記念碑を探すことから、後から日本人のために記念碑が設置されたほどです。ベルギー人曰く、「俺たちは、こんないたいけな少年をほっとくような冷たい人間じゃない!」と言うのが人気が無い理由とか。
 どうも悲話で終わる話に共感するのが日本人だけらしく、アメリカでは結末がハッピーエンドに変えられているそうです。それを不思議に思った地元のベルギー人映画監督が、「フランダースの犬」を“検証”するドキュメンタリー映画を作成したそうです。
 結局、何故、日本人だけに共感を得るのかについては、日本人にある「滅びの美学」が関係していると言うことらしいです。

「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画(読売新聞) - goo ニュース

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コメント
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