ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

ちょこっとお出かけ

2008-09-12 07:37:10 | まち歩き

 うちの両親は居酒屋をやってます。

今でも80歳と72歳でまだ現役です。今でこそ、週1の日曜日がお休みですが、私の小さい頃はイケイケの高度成長期でしたので、店を開けていれば開けていただけやりがいがあるっていうかお客さんも来るので月に1回しか休みがありませんでした。


 そんななかで私を育ててくれたわけですから、当然、私はほとんどかまってもらったことがありません。そのことを私自身は気にしていたことはありませんが、親としては子供に寂しい思いをさせていると思うのか、1年に1回か2回、罪滅ぼしのように旅行に連れて行ってくれました。

その旅行が(なんといっても罪滅ぼしのための旅行ですから)、大げさなヤツなんです。北海道7日とか、九州一周とか・・(さすがに海外旅行には連れて行ってもらえませんでした。)



そして、残念なことに私はその旅行が好きではありませんでした。

こどもにとって、決して豪勢な旅行に連れて行ってもらえることが嬉しいわけでもなんでもないということは今でも変わりないと思いますので、これはホント、声を大にして言いたい! こどもは見知らぬ遠い土地に行くことをのぞんでいるわけではない! 発見のある非日常があればいいんだ、ということを。

こどもにとって、自分の力で自由に行けるフィールドとはホントちゃちなものです。ましてや小学生の低学年であればなおさら。

 だから、ほんのちょっとしたことでもすごく刺激になることがあるのです。

今でも私が良く覚えているのは、両親が連れて行ってくれた遠い北海道や九州というところよりも、親戚のおじさんが連れて行ってくれた長良川での川遊びや近所の友達と発見したいっぱいコオロギがいる空き地とかそんなものです。

ですから両親には申し訳ないけれど、北海道や九州の何も覚えてはいません。

  一度、こんなことがあったのを覚えています。

  両親も私がうすうすそんなに旅行好きのこどもではない、ということを感じたのか、こどもが確実に喜ぶようなところをセッティングしようとして、「富士急ハイランド」が選ばれました。


 そして私は見事にその当日に熱を出して寝込んでしまったのです。

 これは、まさにこどもとして親の意にそぐわなくてはいけない、というプレッシャーからでした。その日には万全の体調にして喜ばなくてはいけない、楽しそうにしなくてはいけないというプレッシャーが強すぎてそうなってしまったのだと思います。

 私が覚えているのは、ツアー旅行でしたので、当日キャンセルでは全額払わなくてはいけない、と嘆いていた両親の姿と「それはいくらなんだ?」ということが頭で渦巻いていたベッドに苦しそうな息のなかで寝込んでいる私の姿です。

そして、私は旅行嫌いになりました。

厳密にいうと、旅行にいくなら遠い遠い海外の土地に行って、カルチャーショックを受けるなり、日本のテレビでは紹介もされたことがないような料理を食べたとかおみやげをゲットしたとかでないかぎり、行ったってショーがない、と思っていました。それほど旅行には心が動かされませんでしたので、ちょっとやそっとのことでは「すてき~」「きれ~い!」という感情が失われてしまっていたのです。


だけど、今、私は、小さい頃に満たされなかった「ささやかな非日常の楽しみ」のお出かけが大好きです。

 ちょっとした発見や感動は距離の移動とは関係がない、ということをこの年になってしみじみと楽しんでいます。

先日もダーリンとダーリンの実家で飼っているムーちゃん(柴犬 1歳のイケメン男子)と一緒に伊自良湖に行ってきましたが、とても心に残りました。

 そもそも伊自良湖に足を伸ばすつもりは最初はなかったのですが、伊自良近くの道の駅で野菜を買おうと思って出かけたら、意外にも早くしまってしまっていたので、伊自良湖まで足を伸ばすことになったしだいです。

 

066 まず、近くにハリヨ公園がありました。

ハリヨとは小さな魚ですが、水草のなかに卵を産み付けて育てることで珍しい魚です。けっこうちょこちょこ出かけてみると、あちこちにハリヨを保護している池とかあるんですよね。067

そこに立ち寄ってから、伊自良湖にいきました。

伊自良湖はむか~しむかし、親戚のおじさんに連れてきてもらった覚えがありますが、もうどんなところだったか覚えていませんでした。

 しかし、意外にいいところですね。(意外に、といっちゃ失礼か)


なぜかインド人(サリーとか着てたからそうだと思う)の団体がくつろいでおられました。

070 ムーちゃんとダーリンと一緒に池のまわりを一周して散歩して帰ってきました。

「ふーん、このポイントはバーベキューをやるのによさそうだね。」とか、

「見てみて! 池の噴水から虹があがってるよ!」とか、

「カモの親子が一列になって泳いでるよ、かーわいい!」とか、

「あそこに生えてるの、ワラビじゃない? まだ取れるんだぁ!」とか、

こんな他愛もないことを言い合いながら草のニオイを嗅いで、フィトンチッドを浴び073 ながらただ歩みものろく、ぽっくらぽっくら散歩しているのが楽しいんです。


小さい頃にはこういうことで満たされませんでしたけど、それがようやく今になってヒタヒタと満たされております。

 こういうことが幸せなんだ、と思いながら歩けるぶんだけ、小さい頃より、より幸せです。



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