1ヶ月ほど前にアニマルコミュニケーションを受けに半田のクラシティに行ったときの話を書きました。
そのときにチャワンテの生い立ちや好み、要求に直接触れることができた私はえらくこのヒーリングに感銘を受け、帰り際に、
「これは、亡くなった猫とのことでも出来ることなのですか?」と尋ねました。
すると、5年以内なら多分大丈夫だ、との答えでした。
亡くなって5年以上となると、もう生まれ変わりとなってしまっている場合があり、10年経過しているとまず無理だそうです。
花奴(はなやっこ)は亡くなって4年。
もし、このヒーリングを受けるなら、今が受け時、このチャンスを逃すともう生まれ変わってしまっているかもしれない、と思い、近々また受けに来たいと思っていました。
死んだ猫のことを何を今更聞きたいのだ? とお思いの方もいらっしゃることでしょうが、私にはどうしても気になっている、花奴が生きていたら聞いてみたい2つのことがありました。
それは・・・
1つは、花奴が最期に倒れてから死ぬまでの間のことについて。
私は14歳で彼女が発症した腎臓病がもう回復することはないのだ、ということを聞いており、14歳の時点で余命1,2ヶ月でしょう、と言われてから6年も生きてくれたこともあったので、最後に倒れたときには、勝手に(あぁ、今回はもう助からない。これは天寿だ。)と思い込み、辛い思いをさせるよりは、ともう医者にも連れて行きませんでした。
でも、それから1ヶ月も生きたことを考えると、助かる助からないにかかわらずやはり医者に連れて行ったほうが少しでも苦しみを和らげてあげることが出来たかもしれないのにしてあげなかったことを後悔していました。
そのときのことを花奴はどう思っているのだろう・・・?
今からでもせめて供養したらよい、ということがあれば、ということが1つ。
2つめには、花奴が倒れたときというのが私がダーリンと暮らし始めてすぐその後でした。
まるで、そう、あなたには私のほかにいい人ができたのね。
私の役目は終わったのね。じゃあ、もう逝かせて貰うわ、と思ったかのようなタイミングでした。
もしその通りであれば、私はいくら私にはダーリンという存在が出来たからと言っても、それは花奴の存在を少しでも揺るがすようなものではなかったということ、花奴の影が薄くなるようなことではなかったのだよ、ということを伝えたかったのでした。
まぁ、これらのことはしょせん言い訳にすぎず、私は単にもう一度、花奴に会いたいと切望しているだけかもしれません。
私の望むような答えが花奴から返ってきて、かえって私は傷つくことになるかもしれない。
そう思うと躊躇する気持ちもありましたが、それ以上に生きていた頃の花奴と同じようにもう一度 花奴と会話したい、という気持ちのほうが勝りました。
そして私は半田のクラシティに出かけました。
前のチャワンテのときと同じように、シートにメスかオスか、ペットの年齢、名前のみを記入し、写真を見せると、その写真をチラと眺めたとたん、アニマルコミュニケーターの和美心さんは、
「ふふ、この子、この名前をいたく気に入っていたようね。」とおっしゃいました。
そうなんだ!
花奴は花奴(はなやっこ)という少し異色の、まるで芸者のような名前を気に入ってくれていたんだ。よかった~と思ったとたん、もう涙ぐみそうになりました。
そして、「この子、いつも身近にいる、って感じがしてませんか?」とおっしゃいました。
「ほんとに身近にいるのかどうか、ということは私にはわかりませんが、折に触れていつも思い出します。」と言うと、うんうん、と和美心さんはうなずき、
「今もここに来ていますよ。」とおっしゃいました。
「あなたの肩のあたりに、えりまきのように。」
いつも居てくれてたんだ。
ありがとう、花奴。
でも、悲しいかな、その姿を私は見ることができない。
その声も聞くことができない。
その柔らかい体に触れることもできない。
その気配を感じることすらできない。
こういうときです。私が、あぁ、私にもっと発達した第六感が備わっていて、チャネリングができれば。
彼女をもっと身近に感じることができたであろうに。
それから本格的なコミュニケーションが始まりました。
祈るように目を閉じていた和美心さんは、目を開けると、
「この子はすごく位の高い猫ちゃんですね~」とおっしゃいました。
「『わたくしは、そのようには思っていませんことよ。』っていう話し方をします。」と。
えぇ~、そうなんだ。
確かに花奴はプライドが高くて、気位も高い猫だったけど、気位が高いだけでなくて、本当にお姫様みたいな地位の猫だったんだろうか?
それともいつも私が、「花奴ちゃんは、女王さまだからね~」と言っていたのを本気にしていたとか?
それから語られたことは、魂の帰る場所のことでした。
私は、生きているチャワンテのことでこの前はあれだけ泣いたんだから、今回は絶対にあの時以上に私は号泣してしまうだろう、と覚悟していました。
しかし、花奴は崇高な魂の存在になっていました。
チャワンテは現実に生きている猫なので、先日のときには、「アレが食べたい。」だの「最近撫でてもらっていない。」だの、ごく現実的なことを言いました。
それが逆に私の心を打ちました。
しかし、花奴はすでに生きているときの花奴ではなく、崇高な魂の存在になっていました。
ですから言うことも、こちらがははぁ~っつと恐れ入るような神のような全人類的愛の存在から発せられるようなことを言うのです。
それが、もっと俗世間的にただ花奴に会いた~い、と思っていた私のテンションとは乖離を感じて、私は号泣する必要はなく、ただ襟を正して彼女の言うことに耳を傾けました。
例えば、
「私のことはもう、いい。そういう一猫がいたなぁ、くらいでいい。今飼っている猫ちゃんたちを大切にしてあげて。」
「それと、あなたは猫界にとっては大切な人だから、それ以外の全部の猫たちのためにも彼らに優しい言葉をかけてあげて。」
「仏壇になにかを供えるとか、そんなことは一切考えなくてもいい。そんな必要はない。」
具体的に私の知りたかった問いに関して言えば、最期のときは本当に苦しかったけれど、あれ以上に何かをしてほしかったとは思っていないから気にしないで。今はとても楽で元気に暮らしているから。
そして、お姉さん(私のこと)の結婚が決まったときには本当に嬉しかったんだよ。
ダーリンが現れる前のときには実りのない恋のことでずいぶんふたりで一緒に泣いたね。(一緒に泣いてくれてたんだ。私には私が泣いているときでもただ花奴は、困ったなぁ、という顔をして私をもてあましているようにしか見えなかったけど・・)
お姉さんが幸せになればいいって思ってたから、心から結婚するときには嬉しかったんだよ。
だから、そのことで私が自分の役目は終わったんだ、とすねて姿を消したっていうこともない。安心して。
もし、あの時に私がお姉さんに対して冷たい素振りだと感じさせるような態度をとっていたのだとしたら、それこそごめんなさい、私のほうこそ謝ります。
どうも私は素直に感情を表すのが苦手で、つい素っ気ない態度をとってしまうんだよね。だから誤解を与えていたと思う、と花奴は言いました。
そんなことはない、そんなことは断じてない。
花奴がただベタベタするのが嫌いなタイプだ、っていうことは十分にわかっていたよ。
それだからこそ余計に、ちょっとしたしぐさやちょっとした表情にすごく本当の気持ちが表れていることはわかっていて、とても愛おしかったよ。
そして私がそれをわかっているっていうことをまた、花奴はわかってくれていると思っていたのに。
今頃、そんなことを言うの?
魂の存在となった花奴は、あの頃はこういうことがあったね~、こんなことが楽しかったね~というようなセンチメンタルなことは何ひとつ言いませんでした。
「ただ、ひとつ。お姉さんと同じ時を生きることができた、ということ。それが幸せだった、と言っています。」
そうなんだよね。
いつも一緒だったね。
花奴と生きた20年というものは、私が今わの際に自分の全人生を振り返ったときにも、もっとも思い出深く振り返る1ピリオドなことでしょう。
大学を卒業して初めて就職して、10年勤め、独立して右も左もわからないままにまた改めて頑張った10年。
決していいことばかりではなく、むしろ辛かったことのほうが多かったけれど、最もめざましく色のついた時代だったことも間違いない。
そんな人生を彩った時代をずーっと花奴と一緒だった。
それは忘れられることではない。
私も同じ気持ちだよ、花奴。
一緒に同じときを生きることができて本当に幸せだった。ありがとう。
「さて、と。」と目を開けた和美心さんは、居ずまいを正すようにしておっしゃいました。
「少し私から天界のしくみについてお話させていただきたいと思います。」
「人間には49日、というものがあります。その期間は現世とあの世を往来することが許されている期間のことですね。49日間ではないと思いますが、動物にもこれと同じ期間があります。そしてそれを過ぎると次の扉が開いて、次の魂の修行のために生まれ変わる準備をするようなお部屋に通されます。次の人生のための待合室のようなものですね。ここに行くと、もう現世に戻ることはないのですが、強く現世に思いを残したこと、引っ張られる思いがあるとやはり、降りてきてしまいます。花奴ちゃんは今ここにいます。そして、お姉さんにあまりにも頻繁に呼ばれるから忙しくて、次の扉を開けて生まれ変わるために次に修行に出ることがなかなか出来ない、と言っています。もうそろそろ私は次に行かなくてはならないので、これまでと同じようには頻繁にお姉さんのところに降りてはこられなくなるよ、と言っています。」
薄々そういうこともありえるかもしれないと思ってはいたけれど、やっぱり私の想いがあまりにも強すぎて、花奴を呼び止めてしまっていたんだ・・・
もう、いいよ、花奴。私は大丈夫。
次の魂の修行のために生まれ変わっていってね。
「あ、今、徐々に花奴ちゃんの背中から羽根が生えてきています。その羽根が虹の色になって、どんどん羽根が大きくなってきて、あぁ、もう大丈夫。飛んでいきました・・・」和美心さんがつぶやくようにおっしゃいました。
さようなら、花奴。
私がこの世で最も愛したもの、花奴。
この世で最も愛したものに、「私のことはもう、一そういう猫がいた、と思ってくれればいい。」と言われたってそれは無理だよ。
私が一番辛かったときを共に過ごしてくれた花奴。
そんな花奴を私はこれからだって忘れられるわけがない。でも、花奴は忘れて良いよ。それを私は恨みになって決して思わない。
これからはどれだけ私が花奴のことを思って泣いたって、今までの涙とは質が違うよ。
ただただ会いたくて、求めてる涙じゃない。
懐かしくて涙することはあるかもしれないけれど、私がいくら花奴の名を呼んで泣いたって、もう慰めようと思って来なくても大丈夫だからね。
心から花奴が次の魂の修行にわくわくして出かけることを祝福してあげたいから。
もう振り向かなくていいからね。
花奴に天使の羽根が生えて魂の修行の扉の向こう側に出かけるときに立ち会えて本当に良かった。
今、このタイミングだったんだなぁ、と思いました。
もう1年遅かったら、花奴も私もお互いに心残りを持ちながら、無理やり次の転生のために出かけなくてはならなかったかもしれない。
人間の場合は現世でも身近にいる人というのは、グループソウルのうちの1人で仲間みたいなものだから、転生してもやはり身近に現れることが多い、と言うけれど、動物と人間の場合はどうなんだろう?
お互いに魂の修養を積めば、いつか同じ次元で会えることがあるかもしれないね、花奴。
そのときまでさようなら。でも再会を楽しみにしているよ。
今日は最愛の花奴との新たな旅立ちのための本当のお別れの日だったんだね。
晴れやかだよ。
晴れやかだけど、ごめんね。私はいっぱい泣くよ。
ヒーリングを受けている間は、何かしら高貴な存在になってしまっているような気がした花奴と対面しても号泣はしなかったけれど、きっと帰ったら今日はいっぱい泣く。
もう私のところに降りて来なくてもいいけれど、今日だけはいっぱい泣くことを許してね、花奴。
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