ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

変わりゆく街

2015-03-11 09:00:10 | まち歩き
先日、ちょっと風が強いな~と思う日に戸外をぶらぶらとしていたら、たちまち鼻がむずむずしてきて目もうるうるしてきちゃって、花粉症の重いときの症状がどっと出てきてしまいました。
いったんこうなるともうダメ。
鼻をかみ続けるせいか、奥の方の粘膜が傷ついちゃうんでしょうね。鼻をかむ、という行為によってまた刺激を受けて次にすぐ鼻をかみたくなる。
こうなるともう悪循環です。
止まらない、止められない、かっぱえびせん状態。(あ、最近見ないか・・)
徒歩で駅まで行って別の町まで会社に通う、という生活をしなくなってもう何年が経ったことでしょうか。
住居の下がサロンという好立地のせいで、ほとんど外に出ないような日もしばしば。
自分が多少花粉症に対して改善してきたのかな、と思うほど症状が出ずにきました。
が、今年はダメ。
ほんの1時間程度戸外をぶらぶらしただけで、いきなりきたわ~。
あぁ、これこれ、このひどい状態って、とその状態を半分懐かしくも思うような気がするほどだけど、そんな悠長なことを言っている場合ではありません。
まだまだこれからが本格的なシーズンだというのに、どうやって乗り切っていこうかと頭を悩ませています。



さて先日、ホットヨガからの帰り、何を思ったのかいつもと違う道を選択しました。
そうしたら、「あれ? こんなところにこんなお店が?」というところを発見しました。
厳密に言えばお店かどうかもよくわからない感じでした。
というのも、外からはガラス張りで、「あれ? なんかアロマオイルみたいなの売ってるんじゃないかな?」と思われるのですが、入口の扉がまるでー100°Cの冷凍庫の入口のように頑丈で、「これって・・・ 開けてもいいの?」と思われるようなものだったからです。
でも勇気を振り絞って開けてみました。(実際、めっちゃ重かった・・)
するとふつうに「いらっしゃいませ~」と、若いお兄ちゃんが現れました。
やはり思ったとおり、アロマオイルの店でした!



へー、岐阜にもアロマオイルの専門店があるなんて(っていうか、それで経営なり立つなんて)びっくり~と思い、
「ちょっと興味があって・・・ いろいろと見せてください。」
と言いながら、ぶらぶらと店内を見ていました。
「どうぞ、どうぞ。」
と店主と思われる若いお兄さん。
アロマのお店っていうとつい女性っていうイメージがあるので、めずらしいなと思いました。



店内はお兄さんがアンティークがお好きらしくてあちこちに小物が置いてあったりします。
ブリキのおもちゃみたいなのもあったりしていったい何屋さんなのかしらん?という感じ。
アロマオイルについてはオーストラリアなどから直輸入しているらしくて、お値打ちなお値段でしたので、ついまた何種類か買ってしまいました。
ただぶらぶらと見ているだけ、「これ、何に使うものなの?」なんて聞いているだけでも楽しいのでつい長居してしまいます。
自分の家の近くにこんなところがあったなんて嬉しいわ~とワクワクしてその「Blume」という店を後にしました。



さて、それから数日後の日曜日。
これまた家の近くの金公園(こがねこうえん)で、「tunagariフェスティバル」というイベントがありました。
先日サロンに来て下さったお客さまが、
「そういうイベントが今度ありますよ。何かスピリチュアルな出店とかもあるみたい。」
と教えて下さったので、ぶらぶらと出かけてみました。
私は戸外での「スピリチュアルマーケット」みたいなものを想像していたのですが、そんな雰囲気ではなく、どちらかというと「手作り雑貨マーケット」的な感じでした。
手作りの布製バッグやポーチ、帽子、洋服などのファブリック系のお店あり、麻実油やハンドクリームなどの自然派スキンケアのお店あり、有機コーヒーやタコスなどの出店などナチュラルでスローな生活が好きそうな方がたの集まりという感じがしました。
ステージもしつらえられ、歌や楽器の演奏もありました。
私がぶらぶらしていたときには、ボブ・マーリーみたいな風貌の人の「ホ・オポノポノ」の歌が披露されていました。



少し前まではそういうマーケットってまだまだ裾野が狭いっていいますか、一部のロハスな方がたのためだけのもの、って感じがしていたと思いますが、えらくにぎわっていてこんなに一般的になったんだ、とびっくりしました。
私は特にナチュラルでスローな生活を送ってはいません。
ときどき、「へ~! それ、何、なに?」という珍しいものや体によさそうなものがあると飛びついたりすることもありますが、普段はごく普通で、むしろ生活のすべてがナチュラル志向なのよ、というヨギーのような人の中に居ると息苦しさを感じてしまうくらいです。
もちろんそういう生活を実践されている方は無理なく自然に、それが楽しくてやってらっしゃるのでしょうが、こういうイベントのようにそういう人たちがいっぱい集まって何事も一定以上のボリュームとなって目の前に現れると威圧感を感じてしまってそういう生活以外はなっとらんぞ、とお叱りを受けているような感じがして縮み上がってしまうのです。



だからこのマーケットをぶらぶらするのも何だか少し違和感があるっていうか私が長居してはいけないような気がしてきて、一回りぶらぶ~らしてから家に帰りました。
もともとスピリチュアルな出店があるとしたらそれはどういうものなんだろうというのが興味深かったからなのですが、その点については「エンジェルカード」と「カラーセラピー」ぐらいしかお目にかからなかったので、まぁそれはいいや、とも思いまして。
このカラーセラピーは、私はどういうものか知りませんが、とっても小さなボトルにシングルの色が入っているものでした。
その単色を見たとたん、ふと私は、(う~ん、オーラソーマのように上下2色に分かれたボトルではなくて、単色を選ぶのって難しそうだな。)と思いました。
オーラソーマのボトルだと上下どちらかの色が格別普段好きなわけでもないのに選んだりすることもあると、「あれ? どうしてだろう。ボトルの方に呼ばれるってこういう感じのことなのかな。」とか、網膜のなかで上下の色を混ぜたシェイクカラーを結んだんだろうか?とか思います。
それがより無意識に選べた気がしてよいのですが、単色で「惹かれたボトルを選べ。」と言われるとかえってそこには邪念が入ってしまうような気がしたからです。
「グリーンって植物の色だから今私は落ち着いているってことかな。」とか、自己解釈まで入ってしまいそうだし。
余談でしたが、私は一瞬単色のボトルのセラピーを見たとたんに、「あぁ、オーラソーマのボトルのほうがかえって選びやすいな。」と思ったのでした。



それにしても、ちょっと気を許していると(?)、街は意外にもどんどん変わって行っているんだな、という気がしました。
街が変わって行っているというより、人が変わってきているのかな。
少しずつ、すこーしずつ、こんなこと考えてたり、こんなことが好きなのは自分くらいかな、と思っていてもイベントをやってみると意外にも同じ志をもった人たちが大勢いるじゃないの、という発見をするのは楽しいでしょうね。
なんにせよ、沈滞している岐阜の町が少しずつ変わって行ってくれたらな、とは思いました。







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