ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の世界

2011-12-24 09:16:00 | 身辺雑事

・・・というわけで、(何が、「というわけで」なのかわからない方は、恐縮ですが、昨日のブログを読んでみてください。)私が結局、悩みに悩んだ末、「表現アートセラピー」に持っていった1曲というのは、馬場俊英さんの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」でした。


この曲は、確か4~5年前にヒットした曲です。

地元のCBCラジオでは、「毎月の歌」というのがあって、1ヶ月にわたり、局が推奨する曲をことあるごとにかけまくるんです。

4~5年前のある夏、この曲がそれでした。

車を運転していると、嫌でも流れてくるこの曲・・

最初は、「なんだよ、この変な曲ぅ」と思っていましたが、歌詞に耳を傾けているうちになぜかしら泣けてきました。


泣くような歌詞ではない、と思うんですが。

なんで泣けてくるのか自分でもよくわかりませんでしたが、「表現アートセラピー」で、みんな自分の持ってきた曲をBGM代わりにかけてもらいながら、その曲にまつわる思いを紹介しているうちに、私の口からは次のような言葉がすらすらと出てきました。

「この曲を聴くと、自分が無為に過ごしてしまった大学時代を甘酸っぱく思い出して泣けてきてしまうんです。

当時、長渕剛の『泣きたいくらいに憧れた、花の都、大東京~♪』ではありませんが、ちょっと気概のある若者であれば、東京に憧れなければ嘘だぜ、というような風潮がありました。

私は、実は東京になんて全然憧れていなかった。本当は行きたくもなかった。だけど、私のキャラ的に行って、大学に行くなら東京行かなきゃ嘘だろ~という感じがしました。私の周りの人たちも、私自身もそう思っていた、信じ込んでいた、信じ込んでいる振りをしなきゃ、と思いました。そして私は、地元の大学を1校も受けることなく、東京の大学ばかりを受け、そのなかの1校に行きました。

でも、出てきてしまえば、何か見つかるものだと思っていたんです。

クラブ活動か、バイトか、たまたま街で出会ったものか、友人からのツテか、それはわかりませんが・・・ 芝居とか、絵画とか、音楽とか・・・何かしら1つとても打ち込めるものに出会って、あれよあれよと言う間に4年間を送ることになるものだとばかり思っていました。

しかし、実際には、私は何にも出会わず・・ 学校だけは想像どおり何も面白いものではなかったので最低限の単位しかとらず、友人達とたまにバイトをしてはダラダラとただ無為な毎日を過ごしてしまいました。

今でもあの4年間は何だったんだろう・・と思ってしまいます。

人生のなかで一番もったいなかった時間です。

でも、そうは言っても、じゃあ、東京の大学に行かず、地元の大学に行っていたとしたら、ずっと私は『東京に行ってさえすれば、もっと輝いた生活があったはずなのに』という悶々とくすぶった思いを抱き続けたでしょうから、そういう意味では行ったことを後悔はしていませんけれども。

そんな青い青いときを思い出して、切なくなって泣けてしまうんです。」

自分でもしゃべりながら驚きました。

何をすらすら用意したようなことを言ってんだ、わたしは。

ふぅ~ん、そんな風に思ってたんだな、大学時代のことを。と、まぁ、しゃべりながら、もう1人の自分があ~ぁ、とうとうそんなふうに認めて言っちゃったよ、ということに驚いていたのです。

こんな風に語っても、何のことやら、って感じでしょうから、ここに「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の歌詞を、ちょっと長いんですが(なにせ、しゃべりまくる曲なんで)まんま、写しておきますね。

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」     詞:馬場俊英

 いったい何があんなに夢中にさせるんだろう、スクールディズ。

 真夏のグラウンドは40度を超え、すべて奪い取る。

 何のドラマも起きない平凡なゲームは最終回の裏。

 ヒロシはネクスト・バッターズ・サークルでひとり空に、まるでファウル・ボールのよ

 うな夢を打ち上げていた。

 そして眼が覚めるように、糸が切れるように、油蝉が泣き止むように、静かにゲームセット。

 電話じゃダメだって呼び出されたのは一方リョウイチ。

 両手にはにじむような、はにかむような、しみこむようなテンダネス。

 バイパスを染め抜いたのは、夕焼けとヘッドライト、そしてストリートライト。

 思わず横顔を引き寄せて、抱き寄せて、キスをして、そっと見つめたけれど彼女、「何もわかってない。」って泣き出したっけ。

 でも、気にすることないぜ、それも愛情表現。

 そうさ、女のいうことの半分以上はいつだってミーニングレス。わかりっこないぜ。

 
Hey,Boys
 do  it, do it, do it, do it boys.

「これが最後のチャンス」と電話口で囁いて、ユウジは今年32歳、山梨に妻を残し東京。

 ワンルームのマンションから夜の甲州街道を見下ろして、タバコに火をつけては消し、消してはまた点けて、「明日のことは誰にだってわかりっこない。」ってせめてつぶやいて、見上げるのは東京の夜空。

そして遠い遠い山梨の町。
Hey,Boys
 do  it, do it, do it, do it boys.

チャンスらしいチャンスもなく情熱と友情の袋小路

そして青春の蹉跌

物語は今静かにクライマックス

ジローはギターケースからレスポールを取り出して

歌うのは小さな小さな小さな 裏切りのメロディ

そうさ「みんなで頑張ろう」って夕べも乾杯したけれど

でも迷うことはないぜ 答えは胸の中

信じるのさ 信じるのさ 10本の指と6本のストリングス

Hey,Boys do  it, do it, do it, do it boys.

ところで今俺は通りすがりのバッティングセンターに入り

時速140キロのゲージで順番を待っている。

あのクソ暑い真夏の空 焼け付いたグラウンド 陽炎のようなハッピネス

遠く耳鳴りのような歌声が今も・・・ 

いったい誰があの日俺に一発逆転を想像しただろう。

でも俺はいつだって次の球を本気で狙っている。

いつかダイヤモンドをぐるぐる回りホームイン。

そして大観衆にピース! ピース! ピース! ピース! ピース! ピース!

そしてさらにポーズ。

Hey,Boys do  it, do it, do it, do it boys.

Hey,Boys do  it, do it, do it, do it boys.

I like  you!


そしてさらに驚いたことがあったのです。

それは、休憩タイムになったとき。

一緒に「表現アートセラピー」を受けている、ある一人の方が私に、

「恵津子さんのあの紹介ね、なんかすごくわかる、って気になった。」(言っておきますが、彼女はまだ20代後半って方です。)

「なんてこの人すれてないんだろう、ピュアなんだろう、って思った。」と声をかけてくださったんです。(あの、再び言っておきますが、彼女はまだ20代の方です。そういう人にすれてないとかピュアって言われる50女のわたしって・・・)

「すれてない」とか「ピュア」とか言われること自体は、もちろん喜ばしいことです。正直、嬉しいです。

しかし、私の大学時代が無為なものだった、という話がどうして「すれてない」とか「ピュア」ってことになるのかが、私にはさっぱりわからない・・・


この講座には、いろんな方が集まってきています。

辛い体験をして強くなりたくて、という方や、生きにくい自分を自覚して、もっと解放的になりたくて、という方や、それはもうさまざまです。

そしてそんな思いを抱えた方が、これまでの人生で、「こういうことを人前で言うと、こういう思いをしたことがある。だから、こういうことについては臆病になった。」とか「初対面の人の前でいきなりこういう話題はやめておこうということを学んだ。」ということから、ある特定の話題については触れなくなった、というのならわかります。

しかし、「10代後半から20代前半って、結構棒にふったなぁ。」という話をすることがそれほど勇気がいる話だとは思えないし・・・

でも、ね。

まぁ、そんな理由はわからなくってもいいや。

私がもし、人にすれてなかったり、ピュアだと感じてもらえるところがあるのだとしたら、そういう風に私を育ててくれた親や周りの人たちや環境に感謝すべきですね。

ありがとう、私を取り囲んでいる、今まで出会った人たち。





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