クイーンニーナとサニードルチェ

茨城県の園芸研究所で開催された品種検討会では実際圃場の
見学もありました。写真トップはクイーンニーナです。親は
安芸津２０号（紅瑞宝×白峰）と安芸クイーンです。着色は
安芸クイーンより容易と思っていましたが、直光着色性で房
の下部が着色が悪く、サニードルチェと同じように下に反射性
のシートを敷いたほうがよいそうです。生産者の評価は全体と
しての作りやすさは「容易」でした。「容易」といってもプロ
が作ればでしょうが。


サニードルチェ

白い袋と透明な袋とフルメット濃度の違いによる食味アンケート
（食味と皮の厚さ）が実施されていました。みなさんの好みは
どうだったのでしょうか。


ジョイントの試験

神奈川県の試験場で開発したナシのジョイント栽培は、早く
成園化できる栽培法として特許がとられていますが、その他の
果樹でも検討されているそうです。3m間隔で植栽して、3年目に
木を継なぎます。


ジョイントされた巨峰（手前）と普通栽培の巨峰（奥）
ジョイントの巨峰は果粒は大きいのですが、着色が悪く
糖度も低かったそうです。