今日は、多くの企業・官公庁・自治体・各種法人で新入社員・職員を迎えました。
超・就職氷河期を乗り越え、東北関東大震災から1カ月も経たずしての入社・入庁でした。
盛大な式典に変わって幾分簡素化されてはいるとは思いますが、組織トップからの歓迎と激励は、例年と遜色なくまたそれ以上だったことでしょう。
それに応える新入社員・職員の誓いの言葉。
それぞれが強い思い・強い気持ちで社会人としてのコミュニティに入ってきていると思います。
週明けから、新人研修が本格化します。
平常心で臨む予定ですが、例話に震災に絡んだ内容をいくつか用意しており、冷静に本質を太く伝えていきたいと考えています。
ショウジキナミダグマナイカガシンパイ・・・
新人研修では、「教える」ウエイトが高まります。
1年ごとに大きく変わることがない普遍的であり社会人のコミュニティが大切にしている価値、考え方、行動・所作について、それぞれの意味とともに教えること。
準備をしながら思うことは、講師としては企業側のニーズに応えることはもちろん大事な訳ですが、これから復興という使命を分かち合う彼らに教えることは、
日本の職場が、「置き去りにしてきたもの」でありながら、多くの人が、心の底では「本当はそれが大事」と思いながらも、今も声高に言うことを控え、温め続けていることについて、
いつもの年以上に明確に伝えていきたい。
ほんの一例をあげるなら
「競争」の勝ち負けではなく、お互いが貢献しあいながら「共創」すること
頑張りたいのに落ちこぼれたり、心の病に陥りそうな仲間を見て見ぬふりしたりしないこと
自分から「教えて」「助けて」と意思表示し、支えてもらいながら健全な心身を保つこと
これから遭遇することの1つ1つの意味を自分で自問自答したり、人と分かち合えること
自分あるいは自分の組織の使命や価値に基づき、問いの答えは「創るもの」であること
などなどは、例年以上に気持ちを込めたい。
1日も早く戦力にと考える事務局側からしたら、もどかしくもとも生ぬるいと思われることであっても憚らない。
理想論や精神論ではなく、事例・自らの体験談(主に失敗談)を通して、わずか7時間ほどの研修の中で、いかに相手の記憶や印象に残るように伝えていくかに集中する。
震災は、日本という国が変わらなければならない(あるいは取り戻さなければいけないものがある)ことを教えてくれました。
他者を大事に考え、助け合い、譲り合い、感謝忘れず、希望を見出す前向きさ、欲はなく、慎み深く、「地域とともに」生きるあの美しい姿と絆の力に、あらためて教えられることが多かったこの3週間。
そして、自分の価値観や経験が作り出している様々な違和感や、なかなか言葉にできない思い、電車の中や街中で静かに共鳴しあう波動・・・。
この3週間は、間違いなく私にとって忘れてはならない時間だったと思う。
そして、自分のなすべきことは、
一生活者として日本の復興の為に足並みを合わせながらも、自らが健康な心身で
この日本の大きな変化の時期に、今の仕事の中で、精一杯の持続可能な変化を共に創っていくこと
である。
このことに努力できなければ、お亡くなりになられた方々を初め、今なおも心身ともに癒えぬ傷や不安と闘う被災者の方に顔向けできません。
そして、
『後世畏るべし』
この不安定な時期に、逞しくこの世を切り拓いていこうと社会に飛び込んできた若者達に敬意を持って臨みます。
超・就職氷河期を乗り越え、東北関東大震災から1カ月も経たずしての入社・入庁でした。
盛大な式典に変わって幾分簡素化されてはいるとは思いますが、組織トップからの歓迎と激励は、例年と遜色なくまたそれ以上だったことでしょう。
それに応える新入社員・職員の誓いの言葉。
それぞれが強い思い・強い気持ちで社会人としてのコミュニティに入ってきていると思います。
週明けから、新人研修が本格化します。
平常心で臨む予定ですが、例話に震災に絡んだ内容をいくつか用意しており、冷静に本質を太く伝えていきたいと考えています。
ショウジキナミダグマナイカガシンパイ・・・
新人研修では、「教える」ウエイトが高まります。
1年ごとに大きく変わることがない普遍的であり社会人のコミュニティが大切にしている価値、考え方、行動・所作について、それぞれの意味とともに教えること。
準備をしながら思うことは、講師としては企業側のニーズに応えることはもちろん大事な訳ですが、これから復興という使命を分かち合う彼らに教えることは、
日本の職場が、「置き去りにしてきたもの」でありながら、多くの人が、心の底では「本当はそれが大事」と思いながらも、今も声高に言うことを控え、温め続けていることについて、
いつもの年以上に明確に伝えていきたい。
ほんの一例をあげるなら
「競争」の勝ち負けではなく、お互いが貢献しあいながら「共創」すること
頑張りたいのに落ちこぼれたり、心の病に陥りそうな仲間を見て見ぬふりしたりしないこと
自分から「教えて」「助けて」と意思表示し、支えてもらいながら健全な心身を保つこと
これから遭遇することの1つ1つの意味を自分で自問自答したり、人と分かち合えること
自分あるいは自分の組織の使命や価値に基づき、問いの答えは「創るもの」であること
などなどは、例年以上に気持ちを込めたい。
1日も早く戦力にと考える事務局側からしたら、もどかしくもとも生ぬるいと思われることであっても憚らない。
理想論や精神論ではなく、事例・自らの体験談(主に失敗談)を通して、わずか7時間ほどの研修の中で、いかに相手の記憶や印象に残るように伝えていくかに集中する。
震災は、日本という国が変わらなければならない(あるいは取り戻さなければいけないものがある)ことを教えてくれました。
他者を大事に考え、助け合い、譲り合い、感謝忘れず、希望を見出す前向きさ、欲はなく、慎み深く、「地域とともに」生きるあの美しい姿と絆の力に、あらためて教えられることが多かったこの3週間。
そして、自分の価値観や経験が作り出している様々な違和感や、なかなか言葉にできない思い、電車の中や街中で静かに共鳴しあう波動・・・。
この3週間は、間違いなく私にとって忘れてはならない時間だったと思う。
そして、自分のなすべきことは、
一生活者として日本の復興の為に足並みを合わせながらも、自らが健康な心身で
この日本の大きな変化の時期に、今の仕事の中で、精一杯の持続可能な変化を共に創っていくこと
である。
このことに努力できなければ、お亡くなりになられた方々を初め、今なおも心身ともに癒えぬ傷や不安と闘う被災者の方に顔向けできません。
そして、
『後世畏るべし』
この不安定な時期に、逞しくこの世を切り拓いていこうと社会に飛び込んできた若者達に敬意を持って臨みます。
私たちの使命は、大きい。改めて感じます。
私は昨日の研修冒頭で支店でなくなった方への
黙とうからはじめました。
こらえきれませんでした。
とにかくマナーの実習を多くという企業担当者、
事務局との狭間で、今伝えるべき事をどのタイミングで
どんな言葉で伝えるか。
もう一度、レッスンプランを見直して臨みます
良きメンターの先輩に恵まれ、何とも幸せです。
コメントありがとうございます。
東京の街は、まだ悲しみが忘れられず、笑顔は少なく、慎み深く、
活気がある訳ではありません。
私は、この静寂は、それぞれが大きな変化に向けた問いの時間だと思っています。
ビジネスライクな表現になりますが、
研修ビジネスのマーケットは変わります。
受講者のメッセージの感度、許容度、推進力、使命感・・・etc.
私たちはこの変化をリードできるか、そして同じように変化できるかが
問われているように思います。
そして、変化は共に創るもの。
最大の資源は、ここにある命とそこに宿る5つの力。
当たり前の「人として」の感覚(感力)
健康な体と健全な行動(行力)
自律の要:成人(A)の力(知力)
それらを束ねる使命感(活力)
自らの現場を共同でクリエイティブにする力(場力)
そんな風に思えてなりません。
seiさんのブログの
「今なすべきことは目の前の仕事」この言葉に導かれ、
ようやく自分の考えと思いを整理できました。
心からありがとうございます。
遠く離れていても、どうか末長く良きメンターであり同志でいてください。