昨日一本の電話があった。以前当社を担当してくれていたテレビ局の某営業くん。退職、転職のご挨拶だった。
物事をじっくり考えることが大好きで、いろんなことをボクに教えてくれた。
彼のマラソン挑戦を見に出かけて、沿道応援の醍醐味も知った。二人で野球や競馬の話もよくした。
去年の三月の人事移動で担当は外れていたけれど、もう仕事を脇に置いてという関係が出来ていた。
年が明け、どうも彼は転職を考えているようだ、誰にも相談しないなんてと外野がヤキモキしていろいろに噂が飛んだ。
「バースくん、聞いてる?どう思う」と何人かに探りをいれられたりもしたけれど、ボクは沈黙していた。
彼の人生、あの彼が自分で考えだす結論、必ずすべてが整ったら連絡をくれると信じて疑わなかった。そしての昨日だった。
「バースくん、退職して4月から新しい仕事に就くよ」と明るい声の電話、ボクはただただその元気なことがうれしかった。
「体を大切にするんだよ」なんていうことぐらいしか贈る言葉はなかったけれど、彼の明るい未来を信じて疑わない。
さらに昨日は七夕彼女とでも言おうか、年に一、二度しか会わない、でもとても大切な女友達に会う。
近況を互いに報告し合って、彼女の大いなるがんばりを聞く。そこまで頑張っているのかと思いながらかける言葉が
「がんばって」しかないことに落ち込んだ。もう十分すぎるほどがんばっている人に……
そして命の期限を切られている人が「酸素ボンベを引いて明日退院する」というつぶやきに、ボクはかける言葉を持たなかった。
ただね、ここで一つだけ言っておきたいことがある。ボクはここで、何の力にも助けにもならないけれど
いつだってここで、変わらず声なき大きな応援の旗を振り続けていることだけは忘れないで!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ