バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

おぶん

2020年04月01日 | Weblog
これだけ目まぐるしく状況が、それも良くない方向に変わっていくのが続くと、ホントに目が回って息切れのする思いになる。
まわりに罹患者もなく、何一つ滞りなく暮らしていて何を言っているのかとお叱りを受けそうだが、バースくんの肝っ玉は虫より小さい。
ウィルスそのものももちろん恐れてはいるけれど、ボクが心底びくついているのは、人の性根があちこちで簡単に見えてしまうことだ。
どうしたらそういう考えになるのかとか、どの口でそれを言うのかということがワンサとあって、その嫌悪感に打ちのめされそうになる。
でも手前持ちのストレスは、手前でなんとかしなければならない。落語、音楽、映画、本……その手段をいろいろと自分なりに講じる。
中でも本、取りあえず新しい本を読むのはやめた。いかに面白くても気分的についていけそうにないので、手になじんだ愛読書に走る。
しかし、これもよくよく厳選したものでなければならない。
普通に現代ものを読むと、その中の当たり前の生活がキラキラに見えて我が身の状況と引き比べてしまうのでこれは選んではいけない。
ということで今読んでいるのは時代小説だ。宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話」シリーズを数巻持っているので、これを読む。
お江戸も刃傷沙汰やら火事やらと、そもそも捕物の話だから事件だらけだけれど、最後は必ず見事解決となる。
水戸黄門やら遠山の金さんやらの視聴率が良かったのがわかるお年頃になっていることもあるかもしれない。
とにかく呑気に読んでいる間は楽しくて、訳の分からない不安からは解放されている。
話の中、主人公伊三次の恋人が深川芸者のお文だ。このおぶんがいい!!
気っぷも威勢もいいけれど、どこか寂しくなげやりで、でも伊三次にぞっこんでかわいいところを隠している。
もしボクがおぶんに甘えたら
「何をお言いだい!あっちにそんなこと言われても困るんだよ。自分のことは自分でなんとかおしよ」って言ってくれるかな
現実逃避も甚だしい。さて、今日も元気に出発進行!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取