夕鶴にはなれないけれど

昨日の強行採決の様子をテレビで見ていたらもう法案の内容以前の問題で、どっちもどっちのあまりな痴態にこの国はどうなってしまうんだろうと心底不安な気持ちになった。どこにも光が見えない状況に息苦しささえ覚える。
そんな折、仕事で無理をお願いしていた方が事務所にお見えになった。満面の笑顔で「バースくん!なんとかしたよ」とこちらがお願いした無理以上のご回答をくださった。あまりのことに一瞬声を呑む。「こんな無理がよく通りましたね」とお礼より先にひたすらびっくりする失礼なボク。「無理無理をごり押しだよ」と言われ、やっと「ありがとうございました」の言葉が出た。詳しい内容は企業秘密で書けないけれど、本当に横紙破りでそのお返事を持ってきていただいたかと思うと、有難くてまだまだ世の中捨てたものじゃないという気にもなった。
あとでしみじみとその書類を見返しながら、この受けたご恩は先輩諸氏のおかげだなと痛感した。現実その方はボクや社長に心遣いをしてくださったという形だけれど、それはグーンと時代を遡ってその社とわが社の前身との間で築かれた確固たる土台があったからこそなのだ。今はもうその方たちはご勇退されているけれど、結ばれたものはきちんと残っているというすごさ!!ああ本当に世の中投げ出したくなることがほとんどだけれど、こうして一瞬光がさすこともあるんだ。幸せ～
受けたご恩を夕鶴がごとく先輩にお返しすることはできないけれど、この先どこがで、違う形でいいから、後ろに続く人が一瞬「あーいいこともあるなぁー」と思ってくれるような、そんな石を小さくても積んでおきたいと、たまには殊勝なことを思う師走6日の金曜の朝鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取