晴れたみ空に ・・・

今朝の天気予報では「本日の最高気温は27度の夏日、半袖でも大丈夫ですよ」とのことだ。早朝ゴミ出しに飛び出したら日の出の時間で、太陽が随分東から北に方向にまわっていて春を実感した。そして出勤と玄関を明けたら暖かい風、庭の花みずきのつぼみがほころび始めて、何だか木がへらへら笑っているように見えた。満開になるとあんなにきれいなのに、この状態ではなんともおまぬけな感じだ。まして我が家の花みずきは相当に大きな木なので、馬鹿丸出し感全開だ。まあそれも春らしいかと、晴れた空を見上げた。
晴れたみ空に、出がけに見たテレビのせいもあったのか、ふっと太地喜和子の色っぽいような子供のような笑顔を思い浮かべた。イメージの中の彼女はやっぱり目のメイクが濃くて、その声までが聞こえてきそうだ。着ているものは舞台「唐人お吉」のラストシーンのぼろぼろの衣装だ。太地さんごめんなさい。バースくんにとって、貴女は白黒テレビのドラマ「白い巨塔」のバーのホステスであり、崩れていくお吉なのだ。
思わぬ駆け足で貴女の御許に勘三郎丈が逝ってまだ間もないのに、今度は三國連太郎さんがそっちへ逝かれた。彼岸を渡ってきた勘三郎を「早すぎるわよ」と諌めていた矢先ではなかろうか。そして貴女の大好きだった三國さんが逝かれた。再会に泣き笑いしている貴女の顔が想像できてしまう。晴れたみ空に、浮かんだ笑顔…。
心より三國さんのご冥福をお祈りいたします。合掌鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取