引き分けを挟んだものの、2日連続で阪神の今岡がヒーローインタビューを受けた。しみじみその顔を見て思う。人の顔というのは本当に変わるということだ。この春先、2軍に行く頃の今岡の顔といったらなかった。目はどこか宙を泳いでいるし、頬の筋肉も重力に負けているし、明らかにそこには勝負師の面構えなんていうのはなかった。ところが誕生日サプライズで1軍に戻り、打った!!そこから急に顔が変わるのだ。「生気」という絵の具をポトッと落としたら、あっという間に一面に広がったという感じ。逆に昨日の小泉さんの顔の老いには愕然とさせられた。生気というか、やる気を全部放棄した顔。数日前の小池指示のときにも、あれ?ぐらいの感じはあったけれど、昨日の車のウインドー越しにうなずく小泉さんは、一人の去り行く老兵そのものだった。良い悪いではない。人生のそういう時期に入ったということ、ボクにもいづれそういう時が訪れるということだ。でも願わくば王監督のように、穏やかに笑い、皆に惜しまれ次の新しい顔つきに変わりたいものだと思う。(バースくん、でもまだまだそれは先の話ね。けんかを買うの買わないのとやってる顔も感心しないけれど、まあ一応のやる気は認めましょう)