将棋の羽生さんが「永世名人」の称号を勝ち取り、保持する永世の冠も6つとなった。数年前のタイトルが一つにまで落ち込んでいたことを思うと、すごい快挙だ。こんなふうに「すごい」なんていう簡単な言葉で括ってしまうことはできない壮絶な戦いがあったに違いない。会見を見てボクはうーんとうなるしかなかった。(うん?!バースくん、何かひっかかることでもあったの)いやだなぁー、すごく感銘を受けて言葉もでなかった「ウーン」だよ。羽生さんは「ここにくるまでの道のりは本当に長かった。そしてこれからも長く続く棋士人生、マラソンのように走り続ける姿勢が大事だと思います」と言った。だよね、結局生きてくということはそういうことなんだと、うなるしかなかったわけよ。昨日は見渡せばいくつもの記録が生まれている。園田競馬では、エリザベスクィーンが118連敗をしているけれど、近々のレース結果をみれば必ず掲示板にのぼる安定した走り、まもなく勝ちがつくだろう。そして妖怪楽天のノムさんは最多敗戦記録を阪神に負けて更新された。これもすごいことだ。勝ちがあって負けがあるわけで、監督は最多勝利の記録も持っているのだ。やっぱり妖怪になるまでの長いマラソンがそこにもあったんだね。人生はマラソンなんて月並みな言葉と思いがちだけれど、こんな記録を目の当たりにすると「そうだよなぁー、がんばるしかないか」と素直に思える今朝のボク。羽生さんは是非「竜王」を、エリザヘスクイーンは勝ちを、そしてノムさんは是非とも今夜も最多敗戦記録を更新してください。