もう40数年も前のことになるけれど、京都の美術館に「ツタンカーメンの黄金マスク」を見に出かけた。(バースくんってお幾つかしら?)もちろん子供だったよ、ちっちゃい子供。現にそのときの記憶は「黄金のマスク」そのものではなく、美術館の建物を十重二十重に巻いた入館を待つ人の行列のすごさばかりだ。とにかく大人の足の間からたくさんの足ばかりを眺めていたことを覚えている。そして昨日、ツタンカーメン王のミイラそのものが公開された。映像で見たとき、ボクは言葉がなかった。まず映像でいろんなミイラを見たけれど、これは一番現世の形を多く残しているミイラだった。何となく生前の顔が想像できるというのがすごい!!そして思う時の流れ・・・。テレビで「この映像についてしゃべるということは、コメンテーターとしての力量を問われる」と言っていたが、確かに何かをコメントするというより、ただただ三千年以上の時間を思うしかないわけだ。そんな悠久の時のニュースのあとに「心の整理が云々」なんていう二重人格氏のニュースが流れてがっくり。小沢さん!中身の実態が透けて見えるほど恥ずかしいことはないとボクは思うんだけれど、それでも平気に顔を上げ、前へ進むのが政治家というものなのでしょうか。